ダイビングの季節がやってきた

8月も終わり、今年もダイビングの季節がやってまいりました。

いや、もちろんちょっと気合いを入れさえすれば一年中潜れるわけで、三浦や伊豆の海なら週末に気楽に行かれるのですが、私はドライスーツを手放して久しく、夏場に潜ってガッカリした経験が少なくないので、冬・春・夏はどうにも近場の海には足が向かなくて。

でも秋は水温も高く海の中も澄んできます。私にとってのベストシーズンです。秋なら伊豆の海も楽しめます。ぜひ行かなきゃ。

と思いきや今週末は台風。当初の予想よりも西側を通りそうですが、それでも2日(金)の近畿〜関東の海はほとんどクローズでしょう。大瀬崎すら無理じゃないかな。台風のスピード次第では3日(土)も厳しいか、かき回された直後で濁っているところが多いかもしれません。

台風12号の進路予想図

せっかくの稼ぎ時というダイビングショップの人たちにとって週末の台風ほど疎ましいものもないはずですが、まあこればっかりは。台風が海の生態系保全に役立っている側面もあるので、夏の終わりの骨休みと思ってもらうしかないですね。

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追記。台風の速度はさらに遅くなったようで。

台風12号進路予想図

このペースだと3日(土)もクローズ、翌日曜日の海もにごにごかな…。

7か5か、それが問題だ

先週、SONYのミラーレス一眼カメラNEX-7とNEX-5Nが発表になりました。

「7」はαのマジックナンバーなので11月発売予定のNEX-7にはこれでもかという意欲が込められています。例えば2,430万画素のセンサー。CanonやNikonではフルサイズ機にしか搭載されていないのに、それを載せてくるとは(しかもα65にも)。これはもうセンサーメーカーとしての強みですね。

もっとも写真の善し悪しは画素数だけでは語れないもの。果たしてAPS-Cに2430万画素が相応しいのかどうかはプロのレビューを待ちたいところです。

それに来週発売で比較的安価なNEX-5Nが必要十分ならNEX-7を待たずにこちらを選択しても良さそうにも思います。前モデルの1,420万画素→1,610万画素に上がっていますし、ISO感度も拡充されました。外寸もスペック表で見る限り約110.8×58.8×38.2mmと前モデルとまったく同じ。形も同じなら既に販売されているハウジングが使えます(要確認)。

ソニー デジタル一眼α NEX-5 ダブルレンズキット ブラック NEX-5D/B

NEX-5Nビューファインダしかも今回、NEX-5Nには外付けのビューファインダが用意されました。NEX-7の内蔵ビューファインダは筐体背面の左上にあるためレンズと目の位置がずれてしまいますが、NEX-5Nのビューファインダはレンズと一直線の位置に付きます。前モデル用のハウジングは使えないものの、こちらの方が水中でマスク越しに覗き込んだ際に被写体を探しやすいはず。

と思いきや落とし穴が。NEX-5Nはストロボ非内蔵。この外付けビューファインダをスマートアクセサリーターミナル(ホットシュー)に付けると外付けストロボが使えなくなってしまいます。これは水中撮影では致命的です。いや、ビデオライトを使うという手はありますが…。

結局、以下のようなトレードオフになるのかな。

  • 発売が遅く、ファインダがレンズと一直線上にないNEX-7
  • せっかくの外付けビューファインダが使えないNEX-5

オーダーメイドならビデオライト前提でビューファインダ構成のハウジングを作ってもらうのも可能ですが、順当に考えてストロボが優先されるでしょうね。レディーメイドのNEX-5N用ハウジングは現状のNEX-5用そのままか、微妙な改造に留まると思います。外付けビューファインダは無かったことにして。

欲を言うとNEX-7の内蔵ビューファインダがレンズの真後ろにあるか、ストロボ内蔵のNEX-7のスマートアクセサリーターミナルにもビューファインダが付けば文句なしだったのですが…。

ビューファインダ重視ならPanasonic LUMIX GH2という選択肢もありでしょう。既にNauticamからハウジングが発売されています。

Nauticam LUMIX GH2用ハウジング
GH2用ハウジングの背面

でも、そもそもファインダにこだわる人ならミラーレスよりCanonかNikonのデジイチの方が相応しい気も。そちらならNauticamの素晴らしいスーパービューファインダが使えますし。

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OLYMPUS PEN LITEの水中カメラセットがより完璧に!

フィッシュアイのサイトにOLYMPUS PEN LITE用ハウジング向けの新製品が掲載されていました。私のファーストインプレッションは「おう、これであのハウジングも完璧になるんじゃない?」です。

その新製品とはレンズポート2種類。

ZENレンズポート2機種

この通り純正ハウジングのレンズポートと換装するものです。純正ハウジング、ポートの接合箇所に継ぎ目はあるもののボディと分離不可能かと思っていたら、どうやらそうでもなかったようで。  

PEN LITE用ハウジング
PEN LITE用とPEN LITE-2用のどちらのハウジングにも付けられるらしい

通常、一眼カメラのハウジングはボディとレンズポートが別売になっていて、使いたいレンズに合わせて最適なポートを買い求めるわけですが、OLIMPUSは無条件に単一仕様のレンズポートを付けて発売してきました。おそらくコンデジ風に簡便に使わせたいと考えたのでしょうが、どうにも中途半端な印象は否めず。でもこれでレンズ特性を活かした撮影ができるようになりますね。特にドームポートのワイド撮影では視界がぐっと広がりそうです。

ただし、お値段は張ります。ドームポートなんかハウジング本体よりも高価だったりしますし…。

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私の写真のFacebookページ:FROGFISH.JP

シャア専用水陸両用カメラ

半年ぐらい前からU.Nブランドの赤いマウントベース、クランプ、アームが発売されています。

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これに塗装サービスがあるハウジングを組み合わせます。Zilion、ACQUAPAZZA、アンサー&プロモ・ファクトリーあたりの水中ハウジングですね。中でもアルミ削り出しのACQUAPAZZA製が一番色味が映えそうな気がしますが、そこは各人の好みで。

そしてカラーリングはもちろんレッド/サーモンピンクを指定。

加えてストロボはINON Z-240は避けてD-2000かS-2000にします。

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ライトの方が良ければFIX LED1500もありますね。ホットシューベースも赤が入っているのを選びましょう。

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そうすると見事にシャア専用の水中カメラができ上がるはず。多分…。

敢えて命名するなら当然『ズゴック』でしょうね。

SONY NEX-7は水中撮影にも使えそうだ

先日、SONYがデジイチの新製品α77、α65(66じゃないの?)を発表しました。でもAマウントレンズは繰り出し式なので水中撮影用途には向きません。

ということでダイバーとしては同時に発表されたミラーレス機の新製品NEX-7の方が気になるところです。

まず、注目点は外付けのビューファインダが用意されたこと。明るい水中では液晶モニタが見づらいことも多いので大歓迎です。しかも236万画素と高解像度(ちなみにPanasonic LUMIX GH2は153万画素)。まだ写真が見当たらないものの、装着するとポップアップする内蔵フラッシュ(NEX-5は外付けだった)の隣にピッタリ並ぶ感じでしょうか。

外付けの ビューファインダが付くのは姉妹機のNEX-5Nのようです。
NEX-7は背面左上にビューファインダが内蔵されていました。

また、NEX-7はボディのみで買える点も良し。キットレンズはオマケみたいなものというのが定説なので。まあ、好き好きですが。

そして9月にはEマウント初のマクロレンズSEL30M35が発売されるようです。APS-Cなので35mm判換算で45mm相当。ハゼ類などを狙うにはちょっともの足りない感じですが、代わりにレンズ前から2cmちょっとまで寄れるので、ウミウシ、カクレエビ、カエルアンコウといった寄れる被写体を撮る分には有効でしょう。

そうそう、このマクロレンズはまさか繰り出し式じゃないですよね?来月、カメラ屋さんに確かめに行くことにします。

さて、魅力的なカメラとレンズが揃ったなら、残る要素は水中ハウジングのみ。NEX-5用に続き香港のNauticamが発売することを期待します。いやエドワードさんのことだから、きっと出して来るでしょう。

NEX-7の発売は11月。ならばハウジングの登場は年明けですね。今年のNauticamは旧正月明けにスタッフが職場復帰せず人手不足に陥って大変だったと聞きますので、それも踏まえると「2月発売」とアナウンスしつつ、実際に流通し始めるのは4月頃かなぁ。

もっともどんなに魅力的でも私は買えないのですが、他の人から機種選定を相談される立場なので情報は仕入れておかないと。