Nauticam GH2用水中ハウジングが素晴らしい点

Nauticam GH2用ハウジング 既報の通り、Nauticam(ノーティカム)からPanasonic LUMIX DMC-GH2用の水中ハウジングが登場しました。

値が張ることを除けばなかなか良さそうに思えたのですが気になる点も。それはレンズポート。Nauticamのサイトにはマクロ写真が掲載されていながら左のドームポートの写真しか載っていないのですよね。まさかこれでマクロ写真が撮れれるの?

と思いきや、読み進めると以下のような説明がありました。

The port system for GH2 expands upon the existing port system for the NEX-5 housing, adding additional ports for the superb Panasonic Lumix m4/3 lenses. Olympus m4/3 lenses and Leica m4/3 lenses can be used with this camera as well, further expanding the lens choices. Lenses initially supported include the Lumix 14-42mm, the Lumix 14mm/2.5, the Lumix 8mm Fisheye, the superb Lumix 7-14mm, the Leica 45mm macro, Olympus 14-42mm, and Olympus 9-18mm. Zoom gears are available for the zoom lenses listed here.

3メーカー競合でスペックが重複しているものも含まれますが、対応レンズポートも順次投入されていくのでしょう。

ワイド系が充実していてマクロレンズ(ちょっと短いけど…)も既に存在している点は同カテゴリ機のSONY NEX-5よりも断然上。一機種でワイド派からマクロ派までをカバー可能とは頼もしい(レンズ交換式カメラなら、本来そうあるべきですが…)。荷物の物量的にも、これなら何種類もレンズシステムを持ち込んでダイビングポイントによって使い分けることもできそうです。

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Nauticam LUMIX GH2用水中ハウジングが登場

Nauticam GH2用ハウジング

香港の水中ハウジングメーカーNauticam(ノーティカム)からPanasonic LUMIX DMC-GH2用の水中ハウジングが登場しました。昨年末、月間ダイバー誌上でアナウンスされてから実に半年を置いての登場。私はてっきりキャンセルされたのだと思っていたのですが。Panasonicのことなので、この秋にもGH3が発表されないとも限りませんし。

米国では6月10日出荷開始だそうなので、Fisheyeのサイトでも近日中にアナウンスされるでしょう。

対応レンズのラインナップがお粗末で骨董品的なニコノスレンズを引っ張り出してこなければならなかったSONYのNEX-5とは違って、マイクロフォーサーズの方はそこそこレンズも揃っています。水中で使えるものは限られますが。

Nauticam GH2用ハウジング(背面)で、GH2用の水中ハウジングは結構かっこいいですね。カメラ本体の小ささに合わせてキュッと締まっている感じです。ただしNauticamの売りの一つであるスーパービューファインダは付きません。

でもコンパクトなのでハウジングの重量は1.3kg。カメラとレンズ、レンズポートを合わせても3kg未満に収まりそう。ハンドルとINON S-2000ストロボを2個を付けても4kgちょっとかな。いわゆるデジイチのハウジングはデカすぎると思っている女性なんかには良い選択かもしれません。男性でもこの重量なら片手撮りできそうです。

Panasonicにはよりコンパクトで安価なLUMIX DMC-GF2というモデルもありますが、あちらは極限までサイズを切り詰めているので性能的には劣りそう。ちなみにGF2用にはPromo’s roomの対応水中ハウジングが発売されています。

GH2の用ハウジングの価格は$2,100ですか。国内販売価格はFisheyeの取り分が乗っかって19.8万円ぐらいかな。LUMIX GH2の本体と45mmマクロレンズ(35mm換算で90mm相当)の構成で約15万円。足して35万円。カメラのストロボ光は遮断されるので(光ケーブルポートは着脱可能かもしれませんが)別途外部ストロボが必用です。出費の額としては小さくないものの、まあ本格的な写真を趣味にするダイバーにとっては割と手ごろな部類と言えるでしょう。コンデジでは到達不可能な領域に踏み出せますし。もちろん高価な機材とてスキルとセンスを補ってくれるものではありませんが。


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無線LAN機能搭載水中カメラ

eye-fi mobile x2Eye- Fi Mobile X2という製品が発売されました。これまでのEye-Fiは撮影した写真の転送に無線LANの環境が必用でしたが、新発売のEye- Fi Mobile X2は単体でも写真を送信できるようです。素晴らしい。 ならば私はぜひとも海で使ってみたい気がします。SDカードの代わりに水中カメラに入れておき、海から上がってきたらすぐさまiPadに転送して大画面で確認するという具合に。

この方法の良い点は何といってもハウジングを開けなくてすむこと。屋外ででハウジングを開けるのはリスキーなので。Oリングに何かを挟んでしまえば水没の危険性が高まるだけでなく、湿気のある空気を取り入れると水中で曇ってしまいます。

ただし懸案事項もあります。まず、私の水中カメラハウジングはNauticam製のNikon D7000用。ほぼ全体がアルミなのでどれぐらい電波を飛ばせるものか。

加えて、当然ながらiPadは海の中に持ち込めないので、海中で写真の送り先を探し続けてやたらと電力を食わないかということも気になります。

とは言えEye- Fi Mobile X2はとても有用そうでとても気になるので、ちょっと伝手を使って情報を収集してみようと思います。


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Nikon D7000用水中ハウジングセットの構成

改めて私の水中ハウジングセットを紹介。

  • カメラ     :Nikon D7000
  • レンズ     :Nikon AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
  • ハウジング   :Nauticam D7000 スーパービューファインダーセット 4FG
  • レンズポート  :Nauticam NA-マクロポートN105VR
  • ギア      :Nauticam NA-N105VR-F
  • ランヤード   :Nauticam NA ランヤードセット23cm
  • ストロボ    :INON S-2000(2個)
  • 光ケーブル   :INON L型光DケーブルL(2個)
  • ダイレクトベース:INON マルチダイレクトベースII(2個)
  • アーム     :INON フロートアームM(2個)
  • クランプ    :INON クランプなど(4個)
  • ターゲットライト:INON LE-250
  • ライトホルダ  :INON シングルライトホルダー・LE
  • シューベース  :INON シューベース

すべてが新規購入ではないものの我ながら奮発したものです。私はプロでも裕福でもないので最低でも10年ぐらいは使うつもり。いや、できればその先もずっと。

その時々の流行にも大きく影響されるコンデジと違って一眼レフカメラはそれほど陳腐化しなさそうですし、将来ハウジングよりも先にカメラの方が故障しそうなことを考慮して代替機の入手や修理パーツで困らないようベストセラー機のD7000を選びましたので。

INON(イノン) S-2000 ストロボ