惨敗

新調したウエットスーツ(6.5mm)を使って昨日宇佐美で潜ってきました。

残念なことにゴールデンウィークを境に水温が上がったそうで、この日も19.3℃と20℃。何のことはない、私は3mmウエットでも潜れる温度です。

もちろんわずかに期待していた名残りのダンゴウオも見られず終い。もう深海の低水温域に移動しちゃったみたいです。こりゃダンゴウオは冬までおあずけかな。ウエットスーツの完成が見込みから三週間ほど遅れたのが誤算でした。

おまけにストロボの接続バーツ(Zアダプタ)を忘れてしまって、こんな有り様。

カメラの応急処置
ストロボをビニールテープでアームに固定

ほんでもって今回、以前から海の中でやってみたかったカメラの設定(オート系)を試したところ、総じて絞りが開きすぎで目一杯歩留まりの悪い2ダイブとなってしまいました。やっぱり、いつも通りマニュアルで撮った方がいいですね。サービスのスタッフは私を「デカいカメラ持っていながら写真が下手な奴」と思ったかも。まあ否定もしませんが、そのうち挽回しないと。

ハナタツのどアップの失敗作
ハナタツの顔のどアップの失敗作。 めいっぱい絞りを開放すると、ときとして抜群に印象的な写真が撮れるのですが、手元が狂いました…
ミギマキの幼魚
まともに撮れたのはこの1枚ぐらいかな 。ミギマキの幼魚

すごく不本意だけど今回はロクハンでのダイビングがどんなものかが実感できたので良しとするか。


以下、備忘録を兼ねたログ。

ロクハンでのウエイト、12kgでは重く10kgに減らしても問題はなかった。しばらくは10kgをデフォルトにしよう。(2kg + 2kg + 1kg)x 2セットならBCDのウェイトバッグに入るので準備も楽になるし。

この日の写真がダメだったのはモードダイヤルの設定が「シャッタースピード優先オート」になっていたから。肉眼には明るくてもカメラにとっては陸上よりも遥かに暗い水中では、この設定だと絞りが目一杯開放されてしまうわけだ。2ダイブ目の前の休憩中にも確認しなかったもんで出来栄えの悪さに気づかなかった。ま、顔さえ見切れていなければその絞りでもハナタツのどアップは面白い作品になったのだろうけど。オートで獲るなら「絞り優先」じゃないとだめだ。

結局買うことにした

またINONのS-2000ストロボを買うことにしました。通算3機目です。昨年1機水没させてしまったので。

私のカメラセットはクローズアップレンズ(UCL-330)を付けても約10cmまでしか寄れない105mmマイクロレンズなので1灯でもいい気もしますが、やっぱり余計な陰はすべて消したいし、水中でのバランスも考えるとやはり2灯欲しいですよね。

ニシキテグリの幼魚
ストロボの水没後に1灯で撮ったニシキテグリの幼魚。このグリーンの陰が余計です。左目も暗いし

本当は先月の地球の海フォトコンテストの表彰式後の抽選会で当てたかったけど、そもそもその景品が今年はなかったので。

歳は取りたくないもので…

右ひじの痛みが取れません。おかげでまともに筋トレもできず胸囲が107cmまでしぼんでしまいました。巨乳のグラビアアイドルにサイズ負けしてますね。ああ、ここんとこ有酸素運動ばかりなので痩せられたのかな。

まあ、痛みの原因は解っていて、昨年12月にピグミーシーホースを撮りに行った際、2日間で計20分間片手撮りを続けたため。ピグミー8匹が付いたそのシーファンは水深30mの壁面から横向きに生えていて、左手で壁を掴みつつ右手はカメラという体制で粘ったことの後遺症です。私のカメラセットは陸上では7kg超。水中でもそこそこの重量感があり、もちろん手ブレも押さえなければならないので、かなりの苦行になりました。

ピグミーシーホース
これらを粘って撮ったばっかりに…

それにしても昔ならこれぐらいの負傷は治るのにそんなにかからなかったはず。車に曳かれて足がひしゃげたときも2ヶ月で完治したってのに。

今回もさすがに一時期のどうしようもない感じは治まったものの、ふとしたときの違和感、かすかな痛みがどうにも無くなりません。日によって具合が良かったり悪かったり。もう5ヶ月近くも経つというのに。

しかたない。しばらくサポーターの世話になるかな。本当は嫌なのだけど(私は暑がりなので…)、そろそろ現実を受け入れないと。

ま、スタン・ハンセンみたいでいいかな。

キ、キ、キリン

訓練のために私はなるべく毎日blogエントリを書くことにしているのですが、ときにネタが尽きることも。なにしろ4ヶ月間も海に行っていないし。最後に見た海の風景は2月の雪が舞う玄界灘か…。

てなわけで写真のストックから1枚。

キリンの餌付け風景
写真の練習とウォーキングを兼ねて多摩動物園で

なお、キリンは草食動物として知られていますが、栄養状態によっては小動物や鳩なんかも食べるようです。

こんなSONY製品なら買いたくなるかも

窮地に立たされているSONYはこれまで以上にデジカメ分野に注力すると表明しました。私はαとNEXのハイブリッド、「光学式ファインダを持ったNEX」みたいなカメラが発売されたら是非使ってみたいです。

近年、EVFの性能も上がっているとは言え、カメラをパンすると画像が流れるし、電力も余計に消費します。でも、もはやSONYの現行機種すべてがEVF搭載機(もしくはファインダ非搭載)なのですよね…。

もちろんミラーレスだからこそNEXのあの筐体サイズを実現できているわけで、光学ファインダを実現するためにミラーを載せたら筐体が大ぶりになる上に、Eマウントレンズとの相性も悪くなったりするでしょう。

他にも近年のαシリーズに搭載されている透過ミラーの反射光は光学ファインダに使うには暗いのかもしれません。

でも、そういうチャレンジングな課題を乗り越えてこそSONYの復権があるのだろうと。