PDFじゃだめなの?

オリジナル電子書籍写真集『FROGFISH.JP』を引き続きiBookストアGoogleプレイストアamazonで無料配布中です。

FROGFISH.JPの表紙イメージ

この電子書籍のファイルフォーマットはEPUB3.0(固定レイアウト)。一言で言えば「PDFみたいなEPUB」です。「リフロー型」と呼ばれる一般的なEPUBとは違い、常に制作者が意図した通りのレイアウト、フォントで表示されます。

そのためフォントには埋め込みが許可されたものを使う必要があります。日本語フォントは開発が大変なためか電子書籍に埋め込み不許可のものも多いけど、OS X付属の日本語フォントはすべて可能。この点でもクリエイティブ用途にはWindowsではなく断然Macですね。

だったらPDFで良さそうなものですが、有力電子書籍ストアが出品を受け付けていません。普段使いのファイルフォーマットとして普及しすぎたからかな。ともかく電子書籍として販売・配布したければEPUB(リフロー型/固定レイアウト)にせざるを得ないとのこと。でも固定レイアウトのEPUBを作れるメジャーアプリは私が知る限りAdobe InDesignのみです。PDFならさまざまなアプリで作れるというのに。

そこで「PDFを固定レイアウトEPUBに変換できれば」と思い、検索したらこちらの製品がヒットしました。

『PDFから簡単変換!』にはMac版とWindows版があり、EPUBだけでなくExcelやWordのファイルに変換できる優れもの。それでいて割引ありで4,480 円(税込。定価5,980円)は、Adobe Creative Cloudの1ヶ月分よりも安価です。

さっそく試用版を使ってFROGFISH.JPのPDFを変換してみたら、ほんの数秒で変換が終わり、案の定結果はボロボロでした。いかにも中華系アプリっぽい出来栄えですね。確かに変換はしてくれるけど、決して実用的なものを出力するわけではないという。

他にもモリサワの『MC Comic Maker』という製品も見つかりました。モリサワは言わずとしれた日本を代表するフォントメーカー。フォントだけでなくドキュメンテーション製品やサービスも展開しています。信頼性なら断然こちらの方が上ですね。

ただしMC Comic Makerの使用料は1年間120,000円。Adobe Creative Cloudだと2年分の額です。品質は高いのかもしれないけど、EPUBに変換するために12万円は一般人にはちょっと手が出ませんよね。

てなわけでオリジナルの写真集やフォトエッセイの電子書籍を作成したい人がいれば、私が制作と電子書籍ストアへの出版までをお手伝いします。詳しくは以下のリンク先をご覧ください。

mascot of FROGFISH.JP

自動運転車に望むこと

時折、自動運転車の展望がメディアの話題に上ることがあります。私が聞いた限りだと当面の有望な案は以下の通り。

  • 依然として運転席があり、通常は人間が運転する
  • 高速道路上や渋滞中は自動走行が可能

というもの。なるほど現実的な線です。

でも、これじゃダメだと思うのですよね。理由は二つ。

  • イノベーションとして弱い
  • Googleは完全自動運転を目指している

自動車メーカーなどは「運転する楽しみを残したい」と思うだろうけど、そこにこだわれば命取りになり兼ねません。

例えば、かつて日本のケータイは世界最先端の技術を誇っていたものの、iPhoneを筆頭としたスマホ勢にしてやられ、今ではガラケーはニッチ市場商品の座に追いやられました。当初、業界の人が「こんな電話っぽくないものを誰が使うんだ?」などとせせら笑っていたというのに。つまり中途半端な進歩は、より大胆な進歩の前では霞んでしまうわけです。過渡期は運転補佐的機能でも、そこに留まらず完全自動運転の実現を目指すべきでしょう。少なくともGoogleは一番影響力のあるポジションを狙ってきます。

Googleの自動運転実験車
Googleの自動運転実験車

だとすると必要なのは車だけではなく交通インフラのスマート化。道路、信号、駐車場などですね。そららがリアルタイムに通信しあって秩序と安全性を確保すると。よってどこかの田舎街を自動運転車特区に認定して、その中に限定して実証実験をガンガンやるべきだと思います。差し当たり佐賀県なんかいいかも。行政のITへの関心が妙に高く人口規模でも手ごろだから。利用者の少ないあの空港も自動運転の実験区域に組入れられそうだし。それに自動運転車は高齢化社会や地方都市の公共交通インフラの救世主になりうると思うのですよね。

そうやって完全自動運転車が実現すれば、まず恩恵が大きそうなのは運送業界。amazonやらネット通販が台頭して今や物流は大変なことになっているから。集配は人間がやるとしても営業所間は自動運転車が運ぶようになれば長距離トラックのドライバーは仕事がなくなるかも。同様にタクシードライバーのお仕事も微妙ですね。

そして躍進するのはカーシェアやレンタカーのビジネスかな。車自体にこだわりを持たない人は必要なときだけ使えればいいわけだから、いよいよ車に対する所有欲が無くなるでしょう。しかも自動運転車なら、車に自宅に迎えに来てもらって乗って外出し、用が済んで家まで送ってもらったら車が勝手に帰っていくなんてことが可能になります。

逆に割を食うのは自家用車関連のマーケットか。住居にも必ずしも駐車場は要らなくなるかもしれません。

他方で「自動運転車が交通事故を起こした場合、誰が責任を負うのか?」という議論もありますよね。オーナーなのかOSメーカーなのかインフラなのか。でも今でも事故が起これば原因が究明され、当事者には相応の責任が追及されます。その車の潜在的な欠陥ならメーカーだし、運転技術に起因するなら運転者です。中には不可抗力のアクシデントってこともありましょう。だったら自動運転車でもその通りです。それが実現した後は「事故の際、何で君は自分で運転してたんだ?」などと言われる日が案外早く来るような気がします。自動運転車なら飲酒運転もあり得ないし。

というわけで「運転が面倒」って理由でペーパードライバーとなって久しく、今さら運転を再開する気にはなれない私の要望を書いてみました。何年かかるだろうか…。

ライザップの代替サービス

最近このblogのサイドバーにこちらの広告が表示されるようになりました。広告主は24/7 Workoutというらしいです。何て読むんだろう?「ナナブンノニジュウヨン?」「トゥエニーフォーセブンス?」「ニジュウヨン・スラッシュ・ナナ?」。

24/7 Workoutの広告
24/7 Workoutの広告

「60日で痩せさせる」「痩せなければ返金」って話は聞き覚えがありますよね。そうライザップのあれです。Webサイトを見ても、やはり同じようなことが書かれています。少々のトレーニングと徹底的な食事制限で痩せさせるメソッドです。まあそれしかないもんな。

ライザップの二匹目のドジョウを狙ったのか、あるいはライザップが問題噴出で雲行きが怪しくなったもんだから後釜や受け皿のポジションを狙っての展開なのか。ともかくビルのワンフロアがあれば出店できるので、そんな業者が増えても不思議ではないですね。

ライザップ同様、痩せなかった際に返金するしないの訴訟問題を抱えたりはするかもしれないけど、ライザップみたいにテレビCMなんかを大々的にやってない分、スタッフの人件費をちゃんと工面できるかもしれません。詳しいことは解り兼ねるけど。

まあ一つ言えることは、コナミスポーツなどの大型店はよほど上手くやらないと次第に厳しくなるだろうということ。昔なら「痩せたいからスポーツクラブに入会する」が定番コースだったけど、この先フィットネス系サービスは目的ごとにどんどんニーズが細分化されていくので。

去年のデング熱はタイ人の仕業?

昨日、日本テレビの『世界一受けたい授業』で昨年の代々木公園でのデング熱フィーバーの原因を取り上げていました。ああ、あれのせいで私が楽しみにしていた『日本インドネシア市民友好フェスティバル2014』が中止になったんだよな。

流行の始まりが8月の初旬だったので、潜伏期間を考慮すると7月24日あたりに2次感染が起きたとのこと。昨年の代々木公園のイベントスケジュールを確認すると、7/26(土)・27(日)に『第2回タイフェアin東京2014』というのが開催されていますね。このイベントを目当てにタイから来日した人かタイ帰りの日本人がウイルスを持ち帰った線が強そうです。

タイフェア 10 東京

ちなみに代々木公園では『渋谷ハワイアンフェスティバル2014』も同時開催されていたけど、まあ疑わしいのは東南アジアだからタイの方ですね。

ならば今年はどうかというと、やはり7月25(土)・26(日)に『第3回タイフェアin東京2015』が予定されています。もっともタイだけを警戒すれば良いわけではないし、代々木公園ではアフリカや中南米系のイベントも組まれているので自衛するしかないかな。

夏場に代々木公園に行く際は蚊除けをしましょう。無防備なせいでまたイベント会場が閉鎖されても悲しいし。

牡蠣が1Kg165円

リロアン(セブ島の南端ではなくセブシティの東)に潜りに行くと、ちょっといいことがあります。というのもリロアンには牡蠣(タガログ語とビサヤ語で「TALABA」)の養殖場があるから。しかも1kg60ペソ(2月のレートで約165円)です。

よってアクアバディズで潜った帰り、Co Jordan Talaba and Bangus Farmという養殖場併設のレストランに寄って3kg購入。その場で焼いてもらって持ち帰り、夜、CIAO(馴染みの飲み屋)で温め直して酒の肴にしました。Talaba Partyです。フィリピンの牡蠣もなかなか美味。

リロアンのTALABA(牡蠣)
夜は牡蠣で一杯。Talabaには酢やカラマンシーも付いてきます
ジョーダンズの入り口
Co Jordanの入り口。焼き/蒸し上がるのを待つときは蚊除け必要です。

殻の重さがあるとはいえ3kgはさすがに食いでがありますね。その日は酒しか頼まないのでCIAOには温め直しの調理代金を受け取ってもらいました。

なお、向こうの牡蠣も高級レストランで出されるのを除けば生食厳禁とのこと。まあそうでしょう。釣り堀を兼ねた養殖場の水は緑色に濁っていて、お世辞にも奇麗とは言えないので。

リロアンの牡蠣養殖場
Co Jordanの入り口横の風景。奥は養殖場です。水は濁りまくっています

でも、たくさん買うと中には火が通っていない生っぽいのも混ざってます。それでも誰一人として当たりませんでした。