キャノンのドキュメントスキャナの新製品

実は私もドキュメントスキャナを買いたいと思っているものの、良い製品がないのでお預けになっていたのですが、先週キャノンから新しいドキュメントスキャナimageFORMULA DR-C125が登場しました。

キャノンのドキュメントスキャナ

私がドキュメントスキャナで重要視するのは、

  • 給紙スタッカに50枚ぐらい挿せること
  • 複数枚給紙したときやジャムった時の対処が簡単であること
  • 余計なアプリの添付で販売価格が上がってなさそうなこと

公開されているスペック表にはスタッカの給紙能力は書かれていないようなのですが()、どうなのでしょうかね。

ちなみにベストセラー機のScanSnapはスペック的には申し分ないものの、発売されて久しいのとAcrobat同梱(私は持っているので要らない)で割高感がある点がネック。Acrobat別売で少しスペックが上がった新モデルを出してくれると良いのですが。

DR-C125の予想価格は45,000円ぐらいとのこと。ちと高いので、もうしばらく様子見してみましょうかね。


Canon imageFORMULA DR-C125
A4対応 CISセンサー 給紙枚数30枚
重送軽減リタードローラー採用
Uターン排紙省スペース設計モデル

※ と書いてからAmazonの広告(↑)を貼ってみたら30枚と書いてありました。ちょっと物足りないなぁ。

iCloudの先にあるもの

WWDC ‘2011 Keynote、予告通りOS X Lion、iOS5、iCloudの3本でした。珍しく事前に出し物を発表したのは、毎年恒例となっていたiPhoneの新モデル発表がないことで変に株価が動くことを避けたかったからでしょうか。

さて、従来のmobilemeが漠然とした有料ディスクスペース提供だったのに対して、iCroudは「クラウド版デジタルハブ」とでも言うべきもの。用途というかサービスの性質を絞り込んできました。しかもiCroudが成功すればMacやWindows PCの母艦は必ずしも必用ではなくなります。まもなく登場するChrome PCの動向と合わせて要注目でしょう。

ただし、iCroudの容量は無料とはいえ5GBぽっち。mobilemeは20GBでしたし、いずれ「写真や動画もお願い」「別のクラウドサービスを頼むのは煩わしい」という声が出ることは予想しているでしょうから、そのうち有償の追加オプションが加わるかもしれません。

でも私が一番のポイントだと思うのは「iTunesで購入したコンテンツは5GBにカウントされない」という点。CDからリッピングした音楽も同様の扱いにするとのこと(当面、米国限定の有料サービスらしいですが)。「身元は割れているので、リクエストに応じてマスターからコピーさせればいい」という考え方ですね。これはエンターテイメントビジネスの慣習をガラリと変えかねないのではないでしょうか。つまり、いよいよメディアレスが進むと。

例えば映画をDVDやBlu-rayで流通させればコピーが無限にばら巻かれかねませんが、配信型サービスなら防げます。仮に破られても有益な対策が打てそうです。ならばコンテンツホルダ各社はいずれDVDやBlu-rayを辞めてしまう可能性だって十分あり得るのではないかと。

ユーザにしても、作品の視聴権を買うという扱いになれば物理メディアの煩わしさから開放されます。過去にDVDで買った作品をBlu-rayで買い直すといったケースでも、SD版を+数百円でHD版にアップグレードできればあり難いです。あるいは新しく出たディレクターズカット版も、ちょっとの追加料金で見られるようになるとか。メディアの保存方法や耐久性にも気をつけなくて良くなりますし。

差し当たりAKB48の選挙権が100票分欲しければ100個のApple IDが必用になりますね。まあ、そこはどうぞご自由に。

Eye-Fiは水中カメラの最高の相棒

eye-fi mobile x2「Eye-Fi mobile x2のデータ送信機能をカメラからON/OFFできたらいいのになあ」と思っていたら、できるみたいですね。Nikon D7000の取説(P.275)にそう書いてありました。なるほど、Eye-Fiカードを差したときだけ設定項目がメニューに追加されるのですか。どうりで見たことがないわけだ。

でもこれで海中で写真の送り先を探し続ける状態を防げることが解り一安心。というのも送り先が見つからない状態は無駄に電力を食いそうなイメージがあるので。実際、iPhoneがそうだから。まあ、杞憂かもしれませんが。

ならば懸案はアルミ製のハウジング越しに電波が飛ぶかどうかですが、こちらにも有用な情報が。新宿西口に店舗を構える水中カメラ専門店アンサーの野本さんが、以前Nexusのハウジングで試し、使えることを検証済みだそうで。同じアルミ製ハウジングのNexusで可能ならNauticamハウジングでも大丈夫なはず。

考えてみれば、液晶モニタ部分の他にもレンズポートの先端とファインダーの覗き窓に透明の樹脂が使われていますので、どうにかして電波もすり抜けられるのではないかと。

と言うわけでEye-Fi mobile x2、買います。使用感などは追って書きたいと思います。


Eye-Fi Mobile X2 8GB EFJ-MB-8G

iCroudですか

6月6日、WWDCの基調講演で「iCroud」が発表されるとのこと。従来の同社のクラウドサービスであるmobilemeよりも大幅に機能強化されて生まれ変わるのでしょう。現状のmobilmeは20GBで9,800円/年(各種おまけ機能付き)ですが、比較的小容量の無料版と大容量+各種追加機能の有料版みたいな感じになりそうな気がします。

また、iLife ’11の構成アプリの内、iWebだけがアップデートされていませんので、このタイミングでiCroudの機能として仕切り直す可能性が高いのではないかと。iWebのようにローカル環境にWebサイトのファイル一式を作ってからアップデートするオールドスタイルでは不便ですよね。せめて出先でもiPhoneでエントリをUPできるようでないと。他所のサービスはとっくにそうなっているのですし。

さて、個人的なことを言うと、このFROGFISH.JPというサイトは先日無料版のWordpress.comからロリポップのレンタルサーバに引っ越して再スタートさせたばかり。ロリポップに不満はないのですが、初期費用と年会費で5,000円弱かかります。そしてもしiCroudがより安価でApple的で引っ越しも可能だったなら私は絶対に引っ越したくなります。だとすると5,000円は惜しい。

幸いまだロリポップの無料お試し期間中なので、ここはいったん解約してから申し込み直して無料お試し期間を延長し、もしiCroudが役不足だったならロリポップと本契約という作戦を取ろうかな。

無線LAN機能搭載水中カメラ

eye-fi mobile x2Eye- Fi Mobile X2という製品が発売されました。これまでのEye-Fiは撮影した写真の転送に無線LANの環境が必用でしたが、新発売のEye- Fi Mobile X2は単体でも写真を送信できるようです。素晴らしい。 ならば私はぜひとも海で使ってみたい気がします。SDカードの代わりに水中カメラに入れておき、海から上がってきたらすぐさまiPadに転送して大画面で確認するという具合に。

この方法の良い点は何といってもハウジングを開けなくてすむこと。屋外ででハウジングを開けるのはリスキーなので。Oリングに何かを挟んでしまえば水没の危険性が高まるだけでなく、湿気のある空気を取り入れると水中で曇ってしまいます。

ただし懸案事項もあります。まず、私の水中カメラハウジングはNauticam製のNikon D7000用。ほぼ全体がアルミなのでどれぐらい電波を飛ばせるものか。

加えて、当然ながらiPadは海の中に持ち込めないので、海中で写真の送り先を探し続けてやたらと電力を食わないかということも気になります。

とは言えEye- Fi Mobile X2はとても有用そうでとても気になるので、ちょっと伝手を使って情報を収集してみようと思います。


Eye-Fi Mobile X2 8GB EFJ-MB-8G