いざマブールへ

今夜から4泊6日のマブールツアー。

ダイビング機材と着替えはJAL ABCで羽田空港に発送済みなので、あとはカメラ類とパスポート、旅のバウチャー類を持って羽田に向かうのみ。もちろん出勤時に持ってきました。うかつなことにJAL ABCの送付状の控えを自宅に忘れてきたもののパスポートを見せれば荷物を引き取れるはずです。

ちょっと迷ったのは今夜のお風呂。規定の集合時刻は23:20なので19時頃に会社を出れば自宅最寄りのジムの大浴場に入ってから21時の羽田行き空港バスに乗っても間に合うなと。

でもまあ私にとって初めての羽田国際線ターミナル。あちこち見て回りたいものです。正確には1年前にコタキナバルから帰ってきたときに使ったけど何も見学できなかったので。

調べてみると国際線ターミナル内に30分800円のシャワー室があるらしいので今回はそちらを使ってみましょうかね。外の施設を利用すると空港に行くまでにまた汗かいてしまいそうだし。

さて、往路機内泊のダイビングツアーとはどんなものか。難関は妙な時間帯に出される機内食と睡眠時間の確保でしょうか。私は寝不足で潜るとたいてい足がつるんだよな…。

フィリピン航空の荷物規則が変更になってた件

フィリピン航空の規定が一昨日から変更されていました。けっこう大きなニュースなのにFacebookには流れてきてなかったような…。

今回変更になったのは東京・名古屋発着便の受託手荷物について。従来は従量制(エコノミークラスは20kgまで。有料のスポーツプラス会員は+20kgまで)でしたが、一昨日から23Kg × 2個までに変わったようです。確かデルタ航空でサイパンに行くときなんかと一緒ですね。

3辺の和が158cmを超えると超過料金が発生するようですが、私の機材用スーツケースは範囲内。でもお馴染みのプロテックスは厳密に計られたら微妙な感じです。キャスターを外せばクリアかな。まさかあれをアウトにしたらダイバーの足が遠のきますしね。

一応、超過料金は以下の通り。

個数超過(1個あたり) 10,000円
重量超過(1個あたり) 23kg超~32kg以下:6,000円
32kg超~45kg以下:45,000円
サイズ超過 (1個あたり、3辺(縦x横x高さ)の和) 158cm超:10,000円

高いですね。でも「うっかり巨大になっちゃった」とか「 3個になってしまった」ってことはまずないので、気にすべきは1個の重さぐらい。フル機材を持参するダイバーの場合、荷物を二つに分けられるようにしておいた方が良いですね。

それと要注意なのが、本件は現時点では東京および名古屋⇔フィリピンの往復に限った話であること。関西や九州などがどうかは書かれていません。

また、マニラ経由のセブ行きなら預けっぱなしなので大丈夫なはずですが、マニラから国内線を使う時にはおそらく適用されません。国内線の場合、確かスポーツプラスなしの重量制限は15kgまでだったような。

さて、私は9月でスポーツプラスの有効期限が切れたので次に行く直前に再入会しようと思っていたのですが、これなら必要ないかも。

来年の3月にまたサウスレイテに行くかもしれないので、その際には確かめたいと思います。さすがに15kgには収まらないので、もし超過料金が高額であればスポーツプラスに入り直そうと。その場合でも、年会費12,500円の「スポーツプラスアジア(SA)」ではなく6,300円の「スポーツプラスフィリピン(SP)」で事足りるかも。

まあ、いずれにせよフィリピン航空のことなので、事前に確かめておいた方がいいですね。

この原油高は何とかならんもんか

数日前、セブのダイビングショップの女性スタッフから「そろそろまた来ない?」というキャバ営業みたいなメールが届きました。今年は震災の影響などでマリンダイビングフェアに出展しなかったためか、どうやら閑散としているようです。

そのショップがあるマクタン島の近海は大物には期待できない反面、マクロ派はたっぷり堪能できる豊饒なポイントが多数。当然マクロ指向のガイディングなので、私が知る他所のどこのショップよりも写真の歩留まりが高くなるのですよね。

私の代表作のカエルアンコウ
この写真はそのショップで潜ったときのもの
カエルアンコウのサイズ比較用写真
私の指(男性用グローブならSサイズ)と比べてもこの通り
胡麻粒大のカエルアンコウ
驚くなかれ。 オーナーはさらにその後、もっと小さい2mm大の胡麻粒みたいなカエルアンコウも見つける快挙

確かに私も7月に行ったきりだし、沖縄もどんよりシーズンに入ったので行きたいのはやまやまなのだけど、やっぱり燃油が割高なのが引っかかって。

今年の燃油代は6~7月が往復16,000円、8~9月が19,000円、10~11月が16,000円。来週末あたり12~1月の燃油代が発表されるはず、と思いきや昨日発表されてて16,000円据え置きのようで。行き場を失った投機マネーが最近また原油先物市場に流れていると聞いたので、上がらなくて御の字かな。そろそろ下がって欲しかったのだけど。

いや、今年の春の時点で10,000円だったので、プラス6,000円なら旅費としてはそんなに騒ぐ金額でもないのですが、何なのでしょうね。マレーシアのようにもっと遠くて燃油代も多くかかるところだと気にならないものの、近くて行き慣れたセブだと惜しく感じます。去年まではもっと安かったわけですし…。

でも、石油が枯渇して採れなくなったのならともかく、投機マネーが入ったから価格が高騰するというのは何とかしてもらいたいものです。燃油代が割高になれば人々や物資の往来が控えめになって経済が停滞するのだし。

中東情勢の緊迫化など難しい問題があるにしても、何とかして食料や燃料の過度な先物取引を世界的に禁止するような方向には持っていかれないものですかね。石油相場で儲けようとしている機関投資家にしても、もう少し世界経済が安定的かつ成長してくれた方が動きやすいのでは?

濡れることがないウエットスーツ

NeverWetなるコーティング剤があることを知りました。効果のほどはこちらで確認できます。

市販の雨の日用の撥水スプレーどころのレベルではないですね。ビデオを見る限り、およそ何ものも寄せ付けない感じです。

そしてダイバーの私としてはついつい機材の何かに応用できないかと考えてしまいます。例えばデジカメに塗布したら素の状態で海に持って入れるようにならないか?

まあ、さすがにダメでしょうね。稼働部や接合部までは上手くコーティングできないか、ボタン類を動かすうちに剥がれそうです。もちろん撥水効果はあっても耐圧性はないのでしょうし。最初から防水・耐圧設計になっている機種でなければ、あっとういう間にリチウムイオン電池が水没して煙幕で水中がえらいことになりそうです。

ただし、ウエットスーツの表面をコーティングすると「濡れないウエットスーツ」ができそう。なぜそんなものを考えるかというと、ダイビングが終わって機材を洗って干した際に最後まで乾かないのがウェットスーツだから。胴体部分は比較的乾きやすいものの、袖と裾は湿ったままということが少なくありません。よって帰路でスーツケースからポタポタと水が垂れるなんてことも。そんな状態だと宅急便屋さんが配送を受け付けてくれない場合もあります。

でも、ウエットスーツが超撥水構造なら、そもそも水を含むことがないのではないかと。内側にもコーティングしておけば汗も吸いません。

NeverWetは濡れず凍らず腐食や菌にも強いそうですが、先々もし保温効果も備わったなら、ウェットスーツの世界に革命が起こりそう(より薄手のスーツで潜れるようになる)ですが、そこまでは期待できないのかな。

また、マスクのガラス面をコーティングすれば「くもらないマスク」「くもり止めいらずのマスク」ができるのではないかと。私の理解では、マスクがくもる原因は鼻から吐いた息が海水に冷やされてガラスの内側で微細な水滴になるからだと思うので。ガラスが超撥水状態なら水滴はガラス面に張り付きませんよね。うん、こちらの方がウエットスーツよりも現実的かも。

あと、ダイビング関連ではないけど耐久性次第では「汚れないトイレ」なんてもの作れそうです。

水中コンパスは意外に重要かも

私は旅の機材を軽量化すべく残圧計のみのゲージにして以来(おかげで必要なウェイトは増えたけど)、潜る際にコンパスを持たなくなりました。18年前にノービスワン(BSACでの名称。PADIで言うところのオープンウォーターに相当)講習で使ったきりだったので無くてもかまわんだろうと。でも、昨年ついにコンパスが必要となる機会があったのを思い出しました。

ちょうど一年前、カパライのハウスリーフに仲間とセルフダイブで潜ったときのこと。あらかじめマップ上でコース取りの目印を覚えてエントリ。決めておいた折り返し点までは順調に行けたものの、いざスタート地点の桟橋に戻ろうとコースを逆に辿ろうにも、先ほど見たような見てないような風景の連続。カパライのハウスリーフにはやぐら状の構造物が点在しているのですが、行きと帰りでは見る向きが反対になるので、もうどれがどれだか。

まあ、水面に浮上してしまえばリゾートの建物が見えるはずですが、そのために浮上するのもなんなので、できれば水中で解決したいと思うもの。結局、水深を上げつつそれらしいところをうろうろしている内に見覚えのあるイソギンチャクが見つかり、あとは写真を撮りながらのんびり引き返すことができました。

そこで思ったのは「コンパスを持っていれば、帰路を探さずともおおむね最短距離で戻ることもできたんだな」です。いや、一緒に潜った人のゲージにはコンパスが付いていたのですが、二人とも目印を頼りに戻ってくるつもりだったので方角を覚えていなかったのですよね。

さて、今週末のマブールでも一年ぶりにセルフダイブで潜ることになりそうなので安価なコンパスを買買おうかと。目をつけたのはこちらの製品。

BBC コンパスQ

回転ベゼルがないので方角を覚えておく必要がありますが、まあ良いでしょう。地形も知らない見知らぬ土地でのセルフダイブの時ぐらいしか使わなそうなのでこれで十分です。

ちなみに時計のリストバンドに付けるタイプを選ばなかったのは、今のが電池切れしたら以後リストタイプのダイコン使わなくなるかもしれないから。このタイプのコンパスならカラビナを使ってBCDに掛けたりもできるので。