たまにはヨウジウオにも注目してみよう

そこら中にいて、しかも摘めるぐらい逃げないので、ついつい飽きて見過ごしがちなヨウジウオの写真を撮ってみました。

何となく「地味な象牙色のひょろ長いやつ」としか思っていなかったものの、こうしてまじまじと見てみると意外にカラフルで、ユーモラスな顔をしていたりします。

ヨウジウオ1
目つきがシニカルだ…
ヨウジウオ3
横顔はフレンドリーに見えなくもない
ヨウジウオ3
「血、吸うたろか?」

ヨウジウオもなかなかバカにできない被写体に思えてきました。

FIX LED 1500DXを手放しちゃった

3週間前、マリンダイビングフェアのフォトコンテスト表彰式の抽選会で貰ったFIX LED 1500DXライトですが、使い道が思いつかず手放すことにしました。

いや、とてもいい製品(しかも私の一押しでもあります)だとは思うものの私のNikon D7000水中カメラセットは約7kgあって、すでに片手撮りには精一杯の重さ。現在ターゲットライトに使っているのがINONのLE250で208.5g。これをFIX LED1500DXに置き換えると250gぐらい重くなってしまいます。D7000 + 105mmマイクロレンズで動画を撮る気はない(おそらく手ぶれして気持ち悪い映像になる)ので、その大光量も不要です。

ということで行きつけのダイビングショップに出向き、馴染みのスタッフに「ライト買いたがっている人いないか?」と聞いていたところ、顔見知りの客の一人が来店して開口一番「ライト買いたいんですけど」と。そのまま商談成立、未使用品を5万円でお買い上げ。

意外なことにその女性は私とは逆でFIX LED1500DXの軽さに感激していました。これまでダークバスター LED12(飛行機に乗せられないやつ。830g)を使っていたらしく、それに比べれば目に見えて軽いのだそうで。

良い取引になりました。向こうは量販店よりも1万円以上安く買え、私は新しいウェットスーツの購入資金ができたので。世の中うまく回っていますね。

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ストロボを強く炊くと撮影枚数が目に見えて減る

D7000で撮れる水中写真がやや暗く感じるので少し明るく撮ってみようとINON S-2000の光量を1段階上げて撮っていたら、120枚ぐらいでストロボ光なしの写真が増えてきました。

私はS-2000に単4のエネループを入れていて200枚ぐらいは撮れることを確認済みなのですが、+1でストロボを焚くと撮影枚数が6割ぐらいに減るようです。まあ、TTLなので撮るときの状況にも左右されるわけですが。

で、あれこれ考えた揚げ句、S-2000から拡散版を外すことにしました。マクロ撮影に限っていえば、あれは光を拡散しているというよりも、単に弱くしている側面が強いようですし。

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追伸:

後日、再検証したら1,000枚ぐらい焚けることが解りました。このときはたまたま状態が悪かったのでしょう。

マニュアルフォーカス撮影を試してみる

7月のダイビングはフィリピン、セブ州マクタン島。私にとってのホームです。

初日の一本目はヒルトゥガンというポイント。いざ水中で写真を撮ろうとしたらD7000のオートフォーカスが効かないという事態に直面。確かにモードダイヤルは「M」ですが…。仕方なくマニュアルフォーカスで撮影。でも付け焼き刃だと上手くいかんもんですね。

まずピント合わせに時間がかかってしまいます。ダイヤルを必至に回してようやく像がクリアになるところまで持っていくものの、そこから微調整しつついざシャッターを押そうとしたら被写体が移動していたりします。

それとマニュアルフォーカスだと被写体との距離が解りません。私のカメラセットは105mm microなのでレンズ端から約20cmのワーキングディスタンスが必要です。オートフォーカス時は被写体との距離が近すぎるとピントが合わないのですぐに解るのですが、マニュアルフォーカスの場合、ファインダを覗きながらだとピントが合ってないのか距離が近すぎるのかの判別がつきません。どうやら私にはフルマニュアル撮影は無理なようです。

ニシキフウライウオ
ニシキフウライウオ 動く被写体は難しい。真横を撮るつもりだったのに…
サラサウミウシ
さすがに動かない被写体ならバッチリ

海から上がりよくよくセッティングを確認したら、ハウジング前面左のAF/MF切り替えスイッチがMFに切り替わっていました。てなわけで以降はオートフォーカス撮影。ギアはAF後の微調整に使うだけに留めるのが正解ですね。

地球の海フォトコンテストの賞金の行方

私は地球の海フォトコンテスト2011のネイチャー部門に入選することができました。規定の賞金は3,000円ですが、送られてきた入賞のお知らせを読むと、写真の引き延ばしプリント費用や展示の経費、プリントの送り返し費などで相殺されるとのこと。つまり上位入賞者でもなければ賞金はいくらも貰えないようです。

写真の展示風景
こんな風に展示してもらいました

ああ、そうかと思いつつも「それってどうなの?」という釈然としなささを感じていたのですが、受賞パーティの抽選会に出てみて納得しました。あの大量の商品は協賛各社からの提供だけではなく、航空券なんかの商品に充てられているのだろうと。フォトコンの応募には参加料がかかってるので、それも基金として積み立てられているのでしょう。

もちろん閑散とした上位入賞者だけの表彰式では様にならないものの、フォトコンそれ自体ではなく、授賞式後の抽選会に基金の多くが費やされているとすれば、それも何だかなぁと。地方や海外在住の応募者は不利なので、何かしらパーティに参加できなかった人向けの配慮もあった方が良さそうな気がしますし。