タツウミヤッコ

サウスレイテのタツウミヤッコ。

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実はタツウミヤッコ、初めて見ました。というか存在すら知りませんでした。よもやこんな魚がいようとは。この無駄に見える横にはみ出た飾りは漂う海藻の擬態かな。

他にもヨウジウオはオイランヨウジを含めたくさん見かけるし、もちろんピグミーシーホースやニシキフウライウオも。とにかくサウスレイテにはヨウジウオ科の魚が多いです。

スレンダーパイプフィッシュ

サウスレイテのスレンダーパイプフィッシュ。

スレンダーパイプフィッシュ

よく似たマッシュルームコーラルパイプフィッシュとの見分け方は、目の横に赤い模様があるかどうかと訊きました。

でも、ざっと調べると「スレンダーパイプフィッシュ」は通称名で、正式名が「マッシュルームコーラルパイプフィッシュ」という説も。確かにスレンダーパイプフィッシュは大ざっぱな呼び名だし、そのんな気もします。

まあ、ともかくマッシュルームコーラルに住む白蛇みたいなパイプフィッシュです。

桜満開

東京では昨日あたりが桜の満開だったようですね。

でも私はソメイヨシノにはちっとも心を動かされません。どうにも人工的な代用物の氾濫に感じて。あれってほぼ全てがクローンですよね。写真に撮ってもほとんど白い花びらがぎっしりってだけだし。まあ酒盛りの理由としてはマシな方か…。

こちらは派手な桜に似た色合いのシーファン(ウミウチワ)。ピグミーシーホースが住み着いてるやつです。

ウミウチワ
ピグミーシーホースを探せ。写ってないけど

撮影を続けていると花びら状のポリプが次々と閉じてつぼみになるので、開いたポリプといっしょにピグミーシーホースを撮りたいときは時間との勝負です。

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カエルアンコウx3

カエルアンコウ。サウスレイテにも、いろんなところにいろんな種類が見つかります。

カエルアンコウ
DSC_8469 この個体は何カエルアンコウなんだか。クマドリにしてはクマが半端だし
カエルアンコウ
真っ白な個体。大きい個体は顔だけ
カエルアンコウ
真っ黒な個体は私はいまだいい感じに撮れたためしがありません

ミラーレス水中カメラの本命

CanonのミラーレスカメラEOS M用の水中ハウジングがNauticamから発売されたようです。

 

NA-EOS-M
NA-EOS-M EOS M用ハウジングはEpoq社も今年のダイブビズショーでアナウンスしていたけど、あの会社は信頼がおけないのですよね。かつて水没するハウジングを売っておきながら、修理に出すと「検査してやるから検査代をよこせ」と迫ることもあったらしいので。メーカー保証の概念すら理解していないのでは?

さて、Canon EOS Mですが、実は私は水中ミラーレスカメラの本命だと考えています。なぜなら最も総合点が高いから。さすが大手最後発ですね。

また、Nauticamの水中ハウジングも絶妙な仕様。マウントアダプタを使うことで一眼レフ用のCanon EF-S 60mm f2.8 Macro USMとCanon EF 8-15mm f/4L Fisheye USMという二つのレンズが利用可能です。

私見では、水中撮影に向いた交換レンズはマクロレンズとフィッシュアイレンズのみ。あとはせいぜいワイドレンズ(35mm判換算でも20mm未満)が加わる程度です。だとするとEOS MのキットレンズであるEF-M18-55㎜ F3.5-5.6 IS STM(35mm判換算28.8mm〜)とEF-M22㎜ F2 STM(同35.2mm)はどちらも不適当。もちろん写真が撮れなくはないけど、大して寄れず、かといって画角が狭くダイナミックさも乏しい面白みに欠けた写真にしかなり得ません。

でも、マクロレンズとフィッシュアイレンズが揃っているミラーレスカメラは少ないのですよね。先行したマイクロフォーサーズ(Panasonic & Olympus)にはどちらもありますが、マイクロフォーサーズはセンサーサイズが小さいので、APS-C(SONY or Canon)よりも画質やボケ味の面で不利になります。

SONY のα NEXシリーズもやはりマウントアダプタを介して一眼レフ用のαレンズが使えます。しかもNEXはCanon Mよりも微妙に大きなセンサーを搭載しているので良さそうに思えますが、悲しいことにαレンズは非インナーフォーカス仕様。レンズのフォーカスリングを回すとレンズの長さが変わってしまうため水中撮影には向きません。NEX用のマクロレンズ(30mm、35mm判換算45mm相当)はあるもののフィッシュアイレンズはなし。超広角レンズSEL1018は水中でもそこそこ使い出がありそうですが。

ということで実用的かつ画質面でも有利なマクロレンズとフィッシュアイレンズが使えるEOS Mが最も有力な水中写真用ミラーレスカメラということになります。

欲を言うと、高精細EVF搭載モデルを待ちたいところですが。気合いを入れて写真を撮る際は、やっぱファインダーを覗きたいですよね。