フィリピン航空機のUSB端子は使えるのか?

フィリピン航空の大型機には、エコノミークラスでもタッチパネル式の液晶モニタが装備されていて、映画や音楽、ゲームなどを楽しめます。

シートの液晶モニタ

なお、液晶パネルの左下、リモコンの左隣にはUSB端子がついていて、これが使えるものか以前から気になっていたので、今回はiPhone用のUSBケーブルを鞄から出しておきました。

で、おもむろにiPhoneと接続。おう、ちゃんと充電できますね。と言うか、このUSB端子は他の使い道もないはずなので、そもそも携帯デバイスの充電用ということなのでしょうかね。

ちなみにUSB端子の傍らにはLAN端子もあるのですが、パソコンは持参していなかったので、こちらは試しませんでした。もっとも機内(それもエコノミークラスの全席)からネットが通じるなんてことも考えにくい話です。

それと下の写真は液晶モニタに映るフライトマップのワンシーン。日本の南方はフィリピン海なのだそうです。確かに地質学的にはフィリピン海プレートと言われていますが…。ま、いいけど。

フライトマップ

人生初バタバタ

今回の旅で初めてバタバタに乗りました。バタバタというのは原付きバイク(自転車版もあるよ)に小部屋状のサイドカーを着けた簡易的な常客運搬種段です(下写真)。たぶん気の抜けたようなエンジン音から命名されたのだと思います。

バタバタ

成田からの直行便で行くとセブ空港への到着は夜なので夕食はいつもホテルのレストランで済ませるのですが、今回は直行便が取れなかったため往復ともマニラ経由。このパターンだと夕日が沈む前にホテルに到着します。ならばと外のレストランに繰り出すことに。フィリピン人のツアーガイドにニューハーフのディナーショーなども勧められ連れの女性陣も乗り気だったのですが、残念ながら予約が取れず。そこでホテルからそう遠くないマリバゴグリルというフィリピン料理のレストランに食べに行くことにしました。

ただし、マクタン島のアップタウンはおよそ日本人観光者が歩けるようなところではありません。どんな病原体を持っているかも解らない野犬とかもいそうですし。そこでホテルのスタッフに行き方を尋ねるとバタバタを1台呼んでくれました。サイドカーの小部屋は80cm×80cm×80cm程度の極狭空間に対して我々は4人。ドライバーのおじさんの指示に従い、まずは女性二人が小部屋奥のシートに着席。次にその向かいで膝を突き合わせるように私、そしてもう一人は原付きバイクの後ろという布陣を組んで出発。小柄なフィリピンドライバーを含めた5人の合計は300kgを超えるので、走るのが遅いのなんの。でもまあ良い経験をしました。

ちなみに料金は往復で200ペソ(約400円)。現地在住の日本人に聞くとずいぶん吹っ掛けられた額だとのことですが、まあ旅行者の我々には気になりません。帰りも時間を決めて迎えに来てくれましたしね。

フィリピン航空の機内食

9/22~25の日程でいつものフィリピン、マクタン島に潜りに行ってきました。

今回、ツアーの予約が遅かったため直行便が取れず往復マニラ経由。それにしても毎回笑ってしまうのがフィリピン航空の機内食。

フィリピン航空の機内食

見ての通り、ライス&パン&パスタの炭水化物セット。しかも日本からの便ではパスタが蕎麦だったり素麺だったり。そして人形焼やもみじまんじゅうが付いてきます。

ちなみに日本への便では、パスタはサラダ風のものに、お菓子はドライマンゴーに変わります。また、マニラ→成田便にはデザートが一品追加されますね。

ウベアイス

それでも私の評価ではフィリピン航空の機内食はデルタ航空(成田-サイパン間のエコノミークラス)のものよりもずっと上出来です。

動画に見るAppleとSONYの差

先日、ダイビング仲間の一人が月末からラパスに行くということで、長旅対策としてPSPに動画類を入れてくれるよう頼まれました。PSPのバッテリがどれだけ持つのかは別として、動画のリッピングは私も普段iPhone向けによくやっているので「連休中に終わらせるから」と気軽に承諾。PSP本体と地デジなどの録画DVDを預かりました。

まずはDVDの録画データをMacに落とすためにCPRM対応のDVDプレイヤーからHDDレコーダにダビング。実時間を費やしてのデジタル→アナログ→デジタルのデータ変換はナンセンスですが、他に方法を知らないのでしかたがありません。

次にHDDレコーダからDVD+RWにダビング。さらにDVD+RWをMacに挿入してHandbrakeで.M4Vファイルに変換。ちなみにこの作業、昨年iMacをCore 2 duo搭載機→Core i5機に買い替えた際、64bit化も手伝って所要時間が約1/5~1/10と劇的に短縮されました。快適、快適。

さて、ここからが苦労したところ。PSPの仕様を調べてみると解像度が480×272でMP4の視聴が可能だそうで。なんでも、メモリースティック下の「MP_ROOT/100MNV01」というフォルダに「M4V0****.MP4」といった命名規則に則ってファイルを格納せよとのこと。しかもサムネイル用の「M4V0****.THM」なるファイルも要るような要らないような。取り合えずaltShiivaというユーティリティを探してきて変換を掛けてみます。でき上がったファイル2個をメモリースティックの所定のフォルダに格納し、PSPに挿してみるものの「破損データ」との表示が。「.mp4」という小文字の拡張子が悪かったのかと「.MP4」に直して試みるも状況変わらず。

Mac環境での作業と相性が悪いのかと思い、滅多に使わない低速のPC(Celeron、Windows XP)に久々に電源を入れ、携帯動画変換君で変換。処理の進み具合の遅さに閉口しつつ、ああWindowsを買っておけば、iMacのCore i5環境でキビキビ動いたんだよなぁ。でもDSP版でも売価がSnowLeopardの5倍だし…」などと思いながら処理が終わるのを待ちました。変換が無事完了し、メモリースティックに移してPSPで見ると、やはり「破損データ」。何が違うのか、どこを直せば良いのか皆目見当がつきません。

改めてネットを検索してみると「VIDEOフォルダに入れるだけ」なる記述を発見。なんのことはない、新しいファームウェアをPSPに適用すれば、100MNV01だのM4V0****.MP4だのといったファイル管理のルールが緩和され、再生可能な形式も増えるのだそうで。なるほど、こちらの方法は楽です。Macでお馴染みの.movファイルや480×272を超えるものは無理でしたが、.m4vなどPSPに適用する動画ファイルであればファイル名に配慮する必要もなく普通に再生できるようになりますね。

でもまあ、この最新ファームウェアが提供されるまで、動画を見たいユーザはデリケートなファイル管理を強いられていたってことですよね。なんだかなぁ。調べてみるとPSPが発売されたのは2004年。既にiPod & iTunesが隆盛を誇っていた時です。音楽でも動画でもとにかくiTunesに放り込んで同期させるだけというiPodの快適さは認識していたはずなのに…。

もちろんiPodとは違ってPSPは単体でも使えるように設計されたデバイスなわけですが、もともとメディアプレイヤーの用途も想定されていたのですし、ユーザがどうやって音楽や動画を用意するかを考えれば自ずと答えは出たはずです。実際、出来の善し悪しはともかく近年のWalkmanにはSonicGateなりx-アプリが付属していたのですし。結局SONYも事業縦割りで、かつソフトウエアの真価、重要性、緊急性、重点投入箇所を理解できていなかったのでしょうかね。

何と言うか、「この後もSONYはAppleの後塵を拝しつづけるんだろうなあ…」と思う一件でした。

FROGFISH.JP開通までの顛末

このたび、ようやくFROGFISH.JPのURLでサイトを開設できたので、その顛末を書くことにします(今まではFC2ホームページで暫定的に運用していました)。

はじめに

7月、独自のサイトを開設しようと思い立ち、せっかくなら加入済みのmobilemeのディスクサービスを利用しようと考えました。

ただし、mobilemeの素のサービスのままではURLに自身のアカウント名(兼メールアドレスの@の前)が含まれてしまうので、独自のドメインを介在させるパーソナルドメイン機能を使って運用することに。

ちなみにドメイン名は表紙ページに使おうと思った写真の被写体から取りました。

ドメイン申請

「mobileme パーソナルドメイン」でググってヒットしたこちらを参考に、先ずはFC2で「frogfish.***」をチェックし、空きがあった候補の中から「frogfish.jp」を申請。

そして先のサイトに倣ってmobilemeを設定。ログイン後、所定のフィールドに「frogfish.jp」と入力するだけなので数十秒で完了。

驚愕の事実

次にFC2にログインし、mobilemeと紐付けすべくDNSレコードにCNAME値を設定しようとしたところ「汎用JPドメインではDNSレコードの設定はできません」という表示が。何ともピンポイントの嫌がらせのような仕様。これは予想できませんでした。

どうにかならないものかとFC2に問い合わせるも、どうにも的外れな返答が戻ってくるだけ。「汎用JPドメインでもDNSレコードの設定ができるようにしてほしい」とリクエストするも、音沙汰なし。

代替手段を模索

とは言え今さら別のドメインを追加取得する気にもなれないので対策をググったところ、世の中にはフリーのDNSサービスを提供するサイトがあることが解りました。

Appleのディスカッションボードで相談し、EveryDNSを使うようアドバイスを受けるも、どうやらEveryDNSはDynDNSに買収され新規ユーザ登録ができず。ならばとDynDNSを試そうとしたものの、どうにも要領を得ずどこに何を設定をしていいやら。他のフリーDNSサービスも同様で、門外漢には敷居が高いものでした。もう少し気合いを入れて調べれば解ったのかも知れませんが、労力や時間が惜しくなってきたので断念。

ドメインを移転

ドメイン申請から2ヶ月経てばFC2から別の業者に汎用ドメインの管理を移転できるとのことなので、それぐらいなら待っても良かろうと、一先ずFC2が提供する無料ホームページサービスでサイトの仮運用を始めました。まだ検索エンジンの巡回も届いていませんでしたし。

そうやって、誰が訪れるわけでもないBlogを小まめに更新しながら時がくるのを待っていたのですが、8月のある日、ふと思い立って移転先にと見込んでいたムームードメインのサイトを覗いてみると、ドメインの管理を移すには二種類の手段という手段があることを発見。

  • 汎用JPドメインの移転
  • 指定事業者の変更

両者の違いは忘れてしまいましたが、ともかく後者の方法なら2ヶ月間待つ必要もなく、費用も発生しないとのこと。条件にも合致していたのでさっそく申請しました。

CNAMEを設定

10日後、ムームードメインより移転完了のメールが届きました。

さっそく「ムームーDNSセットアップ」のページにアクセスし、念願だったCNAMEに「web.me.com」と設定。FC2でもこれができれば何の苦労もなかったのですが。

さて、DNS設定が反映されるまで最大2日間ほどかかるとのこと。健気に待ちつつ何度もwww.frogfish.jpと打ち込むも一向に繋がりません。困ってムームードメインに問い合わせると、CNAMEの設定だけでなく、メニューの「ネームサーバ設定変更」で「ムームードメインのネームサーバ(ムームーDNS)を使用する」にチェックを入れる必要があるのだそうで。

言われた通りにチェックを入れ一時間ほど待つと遂にwww.frogfish.jpが開通!!

長い道のりでした。

まとめ

  • 汎用JPドメインではなく、.comなどを取得した方が無難(FC2でも問題なく運用できるのでは?)
  • FC2は不親切
  • もしFC2で汎用JPドメインを取得してしまった後なら、すぐさま「指定事業者の変更」手続きでCNAMEが設定できる他社に乗り換えた方が良い
  • ムームードメインはそれが可能だった