不気味な熱帯低気圧

今年は台風の当たり年。すでに最強クラスが二つも沖縄を襲っただけでなく、とある気象予報士によれば季節が例年よりも1ヶ月ほど遅めに推移しているため、10月は台風ラッシュになる可能性があるとか。発生したらことごとく日本に向かってくると思っていた方がいいとのこと。

さて、現在もパラオの北方海上にTD(Totopical Depression。弱い熱帯低気圧)があり、しかも西に進んでいます。つまり、フィリピン中部にまっしぐら。もしこれが発達しようものなら明後日と明明後日のダイビングはアウトかも。前回は怪我でノーダイブだったのに今回も台風で?

と思っていたら、こんな進路予想が出ました。

熱帯低気圧の進路予想

これだったら潜れない心配はなさそう。ぜひそうなって欲しいものです。

でも、このTDが発達して台風になり、帰国予定の25日(火)の夕方〜夜に関東に接近するなら帰ってこられないか。まあ、私としては早めに決めてくれるのなら欠航でもいいなぁ。延泊してもう一日よけいに潜ってくるので。


追記。最新情報をチェックしたら夜の内に台風になってました。17号。今のところ日本ではなく台北に向かっています。ちょっと西にズレたら25日(火)のセブ→マニラ便が怪しくなるな…。

9月の海はリロアン

再来週、またリロアン(セブ島南端の方の)に行くことにしました。

今回はメンバーの都合で土曜日出発の4日間。ならば行かれる海外はグアム、サイパン、フィリピン、バリに限られ、行きやすさと水中の楽しさ重視でフィリピンに決定。

地方としてはアニラオ、レイテ、マクタン、リロアンが候補となり、私が最後の一票を投じる形でリロアンに決着。なにしろ先々月、怪我してまったく潜れなかったのが心残りだったので。先日、そのときの傷害保険も下りたし。

それにレイテには来年行く予定。マクタンにはいつでも一人でふらっと行かれるけど、リロアンだと一人部屋追加料金が高くなるので連れがいる時に行っておこうと。

かの地では、私はまだ撮ったことがないコガラシエビ(前回のメンバーが見てた)をリクエストしようと思っています。

TANDUAY RHAM(タンドゥーアイ・ラム)
リロアン・マリンビレッジにはTANDUAY RHUM DARK、 通称「体に悪いラム」(40°)が常備されています

先日、フィリピンのルソン島の東海上で大きめの地震があり、ビコール島やレイテ島ではいくぶん被害も出たようですが、まあ地震の心配はなかろうと。それよりも時期的に気になるのが台風。セブ島は内海だけど、波とうねり、濁りは入るので。

それとストライキ。昨年のその時期はマニラ空港でストライキが起きて、フィリピン航空の国内線がことごとく運休したのですよね。私の知り合いもボホールで無駄に1日延泊させられてました。あれが年次のことでなければいいのだけど。

いや、運休を早々と決めてくれるなら私個人は何日か延泊になってもいいな。というか、そうなってほしい…。

4日間の海の選び方

仲間と近々ダイビングに行く話が出ました。今回の条件は金曜の夜以降の出発で火曜日帰り。ならば海外だとグアム、サイパン、フィリピン、バリに限られます。月曜日出発でよければパラオにも3泊4日で行かれるのですが…。

でもグアムは私の好みではないのですよね。過去に一度だけ行ったものの、ひたすら青い海が広がっていただけ。ドロップオフにカスミチョウチョウウオが群れていた印象しかありません。有名なブルーホールも、いびつなハート型の穴を見上げたからって何が楽しいんだか。

そんなグアムでもちゃんとショップを選び、事前にリクエストを出せばしっかりマクロ生物も見せてくれるような話も聞くのですが、それとて一緒に潜るメンバー次第ですよね。いかにもグアムっぽい海を期待して来た見知らぬ人たちと合流したら、こちらの希望は通らないでしょうし。

サイパンの海はグアムよりは楽しめる感じですが、振り返ってみれば当たり外れが大きかったような。3月は良かったけど7月は悲しいぐらいに殺風景で。しかも良かった時でも生き物はそう多くはなかったなぁと。まあそのときの仲間とガイドにもよるのでしょう。

あとはバリってのも可能ですね。今春から羽田⇔デンパサール便が飛んでいるので。金曜の夜に羽田に集合して機内泊。朝の7:30にデンパサール空港に着くため、空港のすぐ東のヌサペニダあたりならその日の午後にも潜れましょう。不幸にもかの海では最近日本人ダイバーが一人亡くなられたばかりですが…。

ただし問題は帰り。デンパサール→羽田便の到着時刻は23:30。預け荷物を待っていたら日をまたぎかねません。おそらく今回のメンバーの大半が終電を逃すので、車を用意しておくか、どこかに泊まる必要が出てきます。

これがデンパサール→成田便なら出発は00:30。8:50には成田に着きますが、帰国の前日は潜れないので観光。これも具合が宜しくないです。私はバリ観光は前に一回行ったのでもういいかなと。なにしろ車でどこまで走ってもひたすら田園風景と寺院ばかり…。

で、結局のところ消去法でフィリピンに落ち着くのですよね。さすが魚類発祥の地と言われているだけあって生き物の種類と数はすごく多いです。出発は成田9:30のマニラ行きか14:30のセブ行き。帰りもセブ便で成田13:30着、マニラ便でも20:00着と無難です。きっかり4日間で中2日潜ってこられます。

セブの海

というわけで最近の私はちょっと小金が貯まり、週末+2日間ぐらいの休みがとれるときは「沖縄もしくはフィリピン」というのが定番です。

鹿児島、宮崎、高知(柏島)あたりでも潜ってみたいとは思っているのですが、ついつい南国に足が向いてしまって。

フィリピン航空を有効に使うには

来年の3月にサウスレイテのツアー計画が進行中です。実施されれば私にとっては二年ぶり。企画者と私の嗜好からしてジンベエザメ(餌付けされてない!)を見る以外は完全なマクロ狙いになるでしょう。個人的にはまた黄色いピグミーシーホースを撮りたいと思っています。

サウスレイテの黄色いピグミーシーホース
昨年のサウスレイテの黄色いピグミーシーホース。かろうじて顔が写ってます。 Nauticamからのハウジングの納品が遅れ、ぶっつけ本番で挑んだものの、 案の定うまく撮れませんでした

参加メンバーはおいおい募るとして、個人的に気になるのは予算の工面。おそらくツアーに含まれるのはマニラから先の料金だけなので、成田⇄マニラ間をいかに安く上げるかは各々の裁量次第になります。

フィリピン航空の航空券、普通に買えば燃油代などを含む往復で7万円弱。マイレージが2万マイル貯まっていれば特典チケットに交換できるものの、私のマイル残高は1万ちょっと。これからセブに2回行っても届きません(2往復で約8,000マイル)。

でも大丈夫。裏技があって、フィリピン航空ではマイルを買えるのですよね。1,000マイルが2,500円なので上限の10,000万マイルを購入すれば航空券と引き換えてもらえます。燃油と手数料と空港使用料で二万円弱かかるにしても、私はMAX45,000円ぐらいで収まりそう。

セブには年内にもう一回ぐらい行くかもしれないから、そうしたら4,000マイル溜まるので、さらに1万円安くなります。

いや待てよ。レイテだとマニラ⇄タクロバンの国内線にも乗るわけです。機内預け荷物23kg x 2個のルールは成田 or 名古屋⇔マニラ or セブ限定なので適用されません。しかも荷物は国際空港のセブとは違って預けっぱなしとはいかず、往復ともマニラで一旦受け取る必要があります。

そして、確かフィリピン航空国内線の重量制限は15kg(最低ランクのチケットの場合)。だとするとどうやっても無理。私の機材一式(カメラと水中ハウジングを除く)は約26kgだから11kgオーバーです。規定の超過料金は150ペソ/kg+Tax 12%。税込み1,848ペソだから約3,500円ぐらい。往復だと約7,000円。対して、年会費6,300円のスポーツプラスフィリピンに加入しておくと+20kgまでOK。1往復で元がとれるのだから、こちらに入っておく方がお得ですね。

フィリピン航空のことなので、ちょいちょい事情が変わるかも知れませんが、今のところマイレージを買い足し、スポーツプラスフィリピンに加入した上で参加するのが一番リーズナブルなようです。