がんばれロボコン

先週末、セブのマクタン島で6ダイブ、計6時間半ぐらい潜ってきました。ちなみに水温はこの時期でも28〜29℃あります。

当初は今週の木曜日から行こうと思っていたものの、気が変わって一週間前倒しに。これが正解でした。なにしろ今週半ばには930hPaという強烈な台風がセブを横断しそうなので。今週末の海は濁りとうねりがたっぷり残っていることでしょう。

というわけで、しばらく今回の旅の成果を紹介していきます。

まずはアナモリコシオリエビアナモリチュウコシオリエビ、通称「ロボコンエビ」です。

アナモリチュウコシオリエビ
腕毛がカラフルで見事。ちなみに両のハサミの間隔が1cmぐらい

「穴守り」の名の通り穴居性で、普段は両手を穴の外に出しているものの、フラッシュ光を当てるとこの通り穴に引っ込んでしまいます。 アナモリコシオリエビ

モンゴル航空でセブに行かれるの?

以前、モンゴリアンエアラインズが年末年始に羽田/セブ間のチャーターを計10本実施すると読んだのですが、残り1月を切ったものの続報が聞こえてきません。

モンゴリアンエアラインズのロゴ

「なぜ、モンゴリアンエアラインズが?」って気はするけど、お値段やら時間帯が使いやすければ試してみてもいいと思っていたのですが。

もしモンゴル風の機内食や酒類が出るなら、がぜん興味が湧くし。


ホームに帰ろう

今日からセブのマクタン島に行くことにしました。我がホームグラウンドですね。月初めの沖縄の海が散々な感じだったので、あれが今年の潜り納めでは寂しいなあと。

フィリピンの海の中は未だに珊瑚が生き生きとしていて、少なくとも沖縄本島よりは圧倒的に賑やかだし、マクタン島の近海は内海なので極端に荒れることも稀です。まあ、台風の後などはうねってたりしますが。8月に行ったときはトゲツノメエビを2ダイブで合計50分間ぐらい撮ってたのだっけ。

ああ、パラオの南東海上に台風ができてて西に進みそうだけど、まあ週内は大丈夫でしょう。

トゲツノメエビの雄
8月に撮影したトゲツノメエビ

今回は急に決めたので、8人ぐらいに声をかけたものの全滅でまた一人旅。私は幸いにして上司の理解があり、割と自由に休暇が取れるのですが、月末や月初めはどうにも休めない人や、ひと月以上前に申請しないとダメな人も多いようで。そういうのが合成の誤謬でもって日本経済の活力を削いでいると思うのですがね。

唯一、今回一緒に行くはずだった浪人中(先頃、大手電気メーカーを早期退職で辞めた)の連れは副鼻腔の障害でもってドクターストップ。下手するとダイビング引退なのだとか。厳しい。

さて、そうなるとツアーはかえって割高になります。フィリピン方面だとほぼ例外なく一人部屋追加料金が発生するので。 私が使うダイビングショップのあるマリバゴエリア泊りだと、アネモネリゾートのファンルーム(扇風機の部屋。クーラーなし、便座なし、お湯シャワーなし)でも最安ツアーが68,000円くらい。よって航空券と宿をバラで押さえることにしました。

大韓航空や中華航空だと無駄に時間がかかる上、潜れる本数が減るので、フィリピン航空に。でもフィリピン航空は他よりも高いのですよね。

今回の料金はこんな感じ。

航空券代金 39,000円
成田空港税 2,540円
燃油サーチャージ 13,600円
合計 55,140円

宿泊 LaPlace Guestouse(3泊朝食付き) 7,456円

合わせて62,596円。まずますかな。

宿は条件を落とせばもっと安く泊まれるので、航空券をもっと安価に手配する技、業者を知っている人がいれば、ぜひ教えてもらいたいです。

パグ

パグ犬…ではなくコクテンフグ。先々月のリロアンで撮影。

コクテンフグ

岩陰に潜んでいたところを潜り込んで撮ったからか、ちょっとびっくりして膨らみ気味です。

リロアン・マリンビレッジの難点

リロアン・マリンビレッジは気が利くスタッフ揃いで美味しい食事(ブッフェ)が出てくる、とても感じのいいダイビングリゾートなのですが、一点だけ改善を望みたいことがあります。それは遠征用ボートでのエントリ。

リロアンの周辺で潜るときは簡素な小船でポイントまで移動するのですが、バリカサグやアポなど遠くに遠征する際にはバンカーボートを利用します。正面から見るとヤジロベエの形をしたフィリピン特有のあれですね。

マリンビレッジのバンカーボートでのエントリ方法は以下の通り。

  1. 中央の深くなっているところでフィンを履き、BCを背負う
  2. 30cmぐらいのステップを1段登り、ラダーの近くまで歩いて移動
  3. ジャイアントエントリ
マリンビレッジのボートエントリ
マリンビレッジのバンカーボートでのエントリ方法の図解 (奥が前方)

一連の動作の中で、フィンを履いた状態で1段ステップを登り、数歩といえど歩くというのが難関。ボートが揺れようものなら転べと言わんばかりです。案の定、私も機材を背負って1回コケました。

ちなみに私がよく利用するマクタンのショップでも同じタイプのボートを使っているものの、エントリ方法はもっと洗練されています。

具体的な手順はこんな感じ。

  1. 先端の船べりに座ってフィンを履く
  2. ボートスタッフがBCを持ってくるので、座ったまま着る
  3. お尻を少し浮かせて足からエントリ(電車で座っていて隣に席をずれるような感じ)
パラダイスゴビーズのボートエントリ
パラダイスゴビーズのバンカーボートでのエントリ方法の図解 (奥が前方)

これなら揺れるボートの上でフィンとBCを身に付けて段を上がったり歩くこともなく、ただただBCを着せてもらって潜るだけです。体力を使わない楽ちんさもさることながら、安全面でも格段に優れています。これ以上に理に適ったボートエントリを私は知りません。

というわけで今度マリンビレッジのスタッフと話す機会があったら同じようにできないかと掛け合ってみましょうかね。前方の船べりの柵を取り払えば可能だと思うので。