昨日、Fisheyeのサイトを見てみたら新しいプレスリリースが。
読むと、やっぱりDarkbuster LED-12は飛行機に乗せられない規定に引っかかるようですね。既報の通り最新カタログには「航空機内持込可能」とあり、個別に認証を得たのだとばかり思っていたのですが。
てなわけでDarkbuster LED-12は買うと後悔しそうな水中ライトってことになりましょう。
小さい海の生き物が好き。ときおりITや時事にも言及します
何気なく月間ダイバーの今月号を読み返していたら、P.129に気になる記事が。以下はその要約。
飛行機に乗る際、電池が取り外せない水中ライトは機内持ち込みも預け荷物としても輸送できず、トラブルが多発している
いやぁ知りませんでした。電池内蔵タイプがダメという規制にどれほどの妥当性があるのかは解りませんが、それがルールなら従わざるを得ません。
差し当たり思い当たる製品はこれら。
まずFisheyeが販売しているダークバスター LED-12。
そしてSea & SeaのSOLAシリーズ。
どちらもバッテリを内蔵し、充電器のプラグを差し込んで充電するタイプです。電池交換時の不具合で水没する心配がなくなって便利だと思ったのに…。
もちろんチェックイン時に見逃してくれればいいのですが、さすがにX線検査では見つかりますよね。それにもし海外に潜りに行った際、行きは黙認でも帰りに発見されて没収なんてことになったら悲しすぎです。下手するとスーツケースのカギも壊されかねませんし。
旅先が国内なら陸路や船便で機材セットごと送ることもできますが、実質的に上記のライトは近場に潜るとき専用ということになりそうです。そう割り切れないならこれらのライトは買っちゃダメですね。
現状、私が最も良く利用する航空会社はフィリピン航空。機内持ち込み手荷物の重量制限は7kgです。
前回同様「高価なカメラが入ってる作戦」もいいのですが寛容な係員ばかりではないはずなので、すんなり通れるよう方策を立てておくに越したことはありません。
この場合、方法は二つ。
前者はカメラバッグに十分なクッションを利かせておけば大丈夫かと思うものの、一抹の不安も残ります。一眼レフ用のハウジングは飛び出した稼働部が多いため妙な荷重がかかれば水没のリスクが高まりますので。
ならば後者。あらかじめハンドルやスーパービューファインダといった突起パーツは外して機材のスーツケースに入れてしまいます。ハウジングホディ&カメラ&レンズだと約4.2kg。そそれを緩衝材で覆って軽量バックパックに入れて手荷物にします。これなら何とか7kgに収まりますね。それが現時点では最も現実的かな。
せっかく3万円も払って買ったカメラバッグがお蔵入りとなりますが、まあ伊豆方面や手荷物の重量制限が厳しくないところに出向くときに活躍してもらいましょうか。
私の新しいカメラセット(↓)は合計で7.4kgもの重量があります。
それだけでフィリピン航空の手荷物の7kg制限を超えるのも悩ましいのですが、海中でもけっこう重いのですよね。私は割と腕力がある方ですが、それでも片手で写真を撮るのは困難だったりします。
そこで軽量化作戦。まず外せそうなのはLEDライト1本。これで約280gのマイナス。
次に目をつけたのは電池。S-2000ストロボ2灯に計8本、ライトに3本、全部で11本の単三電池を要します。1回の旅行(6~9ダイブ)で単三電池を使いきったことはないので、単4→単3のスペーサー(↓)を使って単4電池に置き換えても良かろうと。
結果、1本あたり8g、先のライトと合わせて370g、約5%の軽量化が実現します。プラスチック製スペーサーの比重は乾電池よりも軽いでしょうから海中ではもう少し効果を発揮してくれそうです。まあ、微々たるものかもしれませんが。
さて、どうせなら充電式をということでeneloopを考えています。初期投資は割高ですが旅行前に10本以上の乾電池を買いに行く手間も省けますし。説明書には「水中ライトの類いには使うな」とあるものの、INONのLEDライトおよびS-2000の仕様にeneloop対応と書かれているので、まあ良いのではないかと。
果たして単4電池が実用的なのかは追い追い試してみないと。アルカリ電池ではLEDライトの光量が次第に減りますがeneloopはそれがないそうなので、軽量化はともかくその面での効果は得られるかもしれません。