「セツザンカイギュウ」ではなく「ユキヤマウミウシ」です。真栄田岬にて。
なるほど雪山に見立てたのはナイス。そしてたたずまいは伝統的な和菓子みたい。まあ、ウミウシを食べる人はいないと思うけど。
いや、かつて昭和天皇が研究のために食されたそうですね。一節にはお付きの人に「あんなに不味いものは他になかった…」と漏らされたとか。真偽は解りませんが。種類によっては毒もあるはずだし。
小さい海の生き物が好き。ときおりITや時事にも言及します
先週、ふがいない写真が多かったので、昨日また宇佐美に行ってきました。
お目当ては前の週にいたハナタツだったのですが、同じ根っこを入念に探したものの見つからず。まあ、自身の運はこんなものでしょう。カメラが不調なときほど希少な生き物が現れると。
さて、この日の水温は19.1℃と18.6℃と前の週よりも低かったものの、海の中は早くも夏の様相になりかけている印象です。ウミウシ類の数もぐっと減りました。たまたまかもしれませんが。透視度も5mかそこらに落ちていたし。
以下はこの日の成果。
ひとまずロクハンで計4本潜り、水温が19℃を下回ってもインナーウエアなしで特に問題なしと解ったので、これにて私の春ダイブシリーズはお終い。夏場の伊豆はパス(人ばっかり多いので…)。続きは秋以降になるでしょう。
いわゆるガチャガチャの奇抜なラインナップで名をはせている奇譚クラブがWebサイトで新作フィギュアのリクエストを受け付けています。 もちろん選択肢には「水中生物ーウミウシ 第2段」も含まれ、しかも具体的な種類を書き込める入力フィールドがあります。
ウミウシじゃないのも混ざっているけど。それ以外は全部ドーリスですね。
私は3mmのウエットスーツしか持っていないリゾートダイバーです。一方でマクロ派ダイバーでもあります。
もちろんその両者は本質的に対立する尺度ではないものの、悩ましいのは一般的に水温が高いと生物の発育が速くなる点。
例えば割と冷たい海を好むダンゴウオも水温が高めの方が卵が孵化するまでの日数が少なくなります。もちろん適性温度を超えては生きられませんが、孵化した後も水温が高いと発育に有利でしょう。なにしろ食物連鎖の底辺のプランクトン類が多くなるので。
何が言いたいのかというと、リゾートダイバーの私は冬春の伊豆で潜っている人よりも稚魚や幼体を見る機会が圧倒的に少ないのではないかと思うのですよね。
もしフィリピンのカエルアンコウが伊豆のカエルアンコウよりもすくすく育つのだとしたら、よほどタイミングに恵まれないと孵化してから日が浅い稚魚を見られないことになります。逆に伊豆のような海なら、その個体が小さい時期が長いだろうと。
ひょっとしたら熱帯の海の方が繁殖のサイクルが短かったり頻度が多かったりするかもしれませんが、暖かい海では捕食者の数も多いですからね。
やっぱ数ミリサイズの生き物が見たければ冷たい伊豆の海にも潜れってことか。おっくうだ…。