もんじゃ

モンジャウミウシ。

モンジャウミウシ1

モンジャウミウシ2

美味しそうな名前ですが、ウミウシが旨いという話は聞かれませんね。逆に不味いとか死ぬほど苦かったという話はちらほら聞きますが。

まあ、種類によっては毒も持ってそうなので、罰ゲームでも無茶しないほうがいいです。

そっくりさん

てっきりアカフチリュウグウウミウシだと思って撮っていたら違うようで。名前を「リビングストンリュウグウウミウシ」と言うのだそうな。リビングストンさんが見つけたのかな。

リビングストンリュウグウウミウシの顔
リビングストンリュウグウウミウシの顔
リビングストンリュウグウウミウシの横顔
リビングストンリュウグウウミウシの横顔

言われてみれば赤以外の体色が白黒(アカフチリュウグウウミウシはスイカ風の色合い)なので別種かもしれませんが、単なる色の変異体にも思えます。

アカフチリュウグウウミウシの顔
アカフチリュウグウウミウシの顔
アカフチリュウグウウミウシの後ろ姿
アカフチリュウグウウミウシの後ろ姿

いずれにせよ同じリュウグウウミウシの中でもかなり近縁なのでしょう。

犬で言えば、ボストンテリアとフレンチブルドッグぐらいの関係かな。

リロアンの海のイメージ

先日私が潜りそこなったリロアンの周辺で見られる生物はマクタン島の近海と大差ないと伺っています。そんなに離れていませんしね。

とはいえ生物相は同じでも場所によって何が見やすいかは違うわけです。通常は近寄るのが難しいハゼの類でも妙にダイバー慣れした固体がいれば、ビギナーでも十分に寄って写真を撮ることもできるでしょうし。

で、仲間が撮ってきた写真を見せてもらうと、こんな生き物が多かったですね。以下は私の過去のストックで再現した「偽・リロアンの水中写真」です。

ハルゲルダ・バタンガス
ハルゲルダ・バタンガス(交接中)
ニチリンダテハゼ
ニチリンダテハゼ
アザミカクレモエビ(ヒッポリテ・コメンサリス)
アザミカクレモエビ(ヒッポリテ・コメンサリス)
オランウータンクラブ
オランウータンクラブ

ああ、でも、かつてリロアンの名物とされていたメタリックシュリンプゴビーは最近では見られなくなったそうで。

メタリックシュリンプゴビー
メタリックシュリンプゴビー

なお、私が期待していたユタというマクロポイントも半年ぐらい前に土砂崩れがあってから回復していないとのこと。生物相豊かな海ではあるものの変化にも富んでいるようなので、もし特定の生き物が見たいならツアーを申し込む前に直近の状況を確認しておいた方が良さそうです。

フルーティーなウミウシ

先日、録りためていた探偵!ナイトスクープを観たら「ヤマトメリベというウミウシはグレープフルーツの匂いがする」という説の検証をしていました。

串本のダイビングショップに協力してもらい、たむらけんじ探偵と依頼者が水温19℃のビーチでシュノーケリングしながら探したものの見つからず。でも、代わりに近縁種のムカデメリベの採取に成功。匂いをかいでみたら、やはりグレープフルーツ臭がしたそうです。自分でも試してみたい…。

私もメリベ類は一度だけ見かけたことがあります。こちらの動画の18秒目からと47秒目からがそれです。

この動画を撮ってビデオライトの必要性を実感しました

でも事前にこの話を知っていても何もできなかったでしょうね。水中で何かの匂いをかぐのは至難の業だから。かといって30cm級のこの子を抱えて水面まで上がるってのも…。

今度もし浅場で見つけたなら匂ってみることにしましょう。

キイロイボウミウシ
これなんかはトロピカルスイーツのような…。 キイロイボウミウシ。2012年5月、宇佐美で撮影