Big wave

川奈のダンゴウオ。

川奈のダンゴウオ

もちろん大波をサーフィンしているわけではなく、乗っかっているのはカジメです。

今年のダンゴウオ

先日、ダンゴウオを撮りに川奈に行ってきました。水温14℃の海で85分 × 2ダイブしたけどロクハンを着ていれば寒くはありません。

そうして撮れた一番の成果はこちら。

川奈のダンゴウオ

Nauticamスーパーマクロコンバージョンレンズ SMC-1にも慣れてきたので、2mm級のゴマ粒みたいな個体もこのサイズに写せるようになりました。

でも極小の被写体を大きく写す代わりに失ったものも。105mmマイクロレンズにSMC-1を付けた時のワーキングディスタンス(レンズ前面から被写体までの距離)は6cm前後なのでライティングが難しいのですよね。

被写体との間に6cmしかないとなると、斜め後ろからのストロボ光はほとんどSMC-1自体にケラレます。よってアームを調整して何とか横から光を当てようとするのですが、そうすると周りの岩などに遮られるのですよね。そのためピントは合っているのに露出が足りない失敗写真が大量に撮れてしまいました。

INONの165 + 330を使っていた時はレンズの奥行きが比較的短くて、ストロボ光をあてやすかったのだけど。

まあ今年の伊豆の天使ダンゴウオシーズンはもう終わりなので続きは来年。それまでに6cmの空間にうまく光を当てる方法を考えないとな。

さてどうしよう。ターゲットライトの角度に工夫をこらすか、もしくは鏡なんかを使うか…。

かわいいエビ

へんないきもの展2には変わった姿のエビ三種が展示されていました。ウチワエビ、ゾウリエビ、そしてセミエビです。

セミエビ
セミエビ

三種の中ではセミエビが一番かわいいですね。伊豆の海にもいます。

でも、どれだけ愛情を注いで接しても何ら返してくれないのがエビです。

写真集アプリをリリースしました

電子書籍として出版済みの写真集『FROGFISH.JP』をアプリにしてみました。iOS版とAndroid版があります。無料なのでぜひダウンロードしてお楽しみください。

appicon_shrimpheads-128

FROGFISH.JP

よがたみちあき

¥0

アプリ化の背景:

かねてより電子書籍の写真集制作を研究していて、iBooksストア、Goolgeプレイストア、amazonでの出版まではこぎ着けました。

ただし、Adobe InDesign CCで作成したEPUB3.0(固定レイアウト)のコンテンツはMacやiOSの各種ビューワアプリででは正しく表示されるものの、Android版のGoogle PlayブックスアプリやKindleアプリではテキストが崩れます。

それがアプリの都合なのかOSの制約なのかは解りません。バグは逐一報告しているけど、まだ直してもらえてません。

もしアプリ側ではなくAndroidの制約だとすれば修正までに時間がかかるか、もしくは放置されるかも。OS Xから派生したiOSはマルチフォント表示が前提に作られているけど、Androidはどうなのだか。

国際標準規格なんてあてにならないですね。規格自体が立派でも実装が追いつかなければ標準の意味をなさないのだし。

というわけで電子書籍には一旦見切りを付けてアプリにしました。

オリジナル写真集を無料配布中

自身で撮影した水中写真を元に制作したオリジナルの写真集『FROGFISH.JP』をしばらくの間無料で配布することにしました。この写真集の存在は知っていても「無名のアマチュアの写真を買ってまでは…」という人もおられたでしょうから、この機会にダウンロードして見ていただければ幸いです。

写真集『FROGFISH.JP』

一応、iBookストアGoogle Playストア、そしてAmazon Kindleストアで配布中ですが、iBookストアかGoogle Playストアでのダウンロードをお勧めします。というのも私のKindle環境(iPadのKindleアプリ)では正常に表示できないので。その旨はAmazonに問い合わせているものの、定期的に「いまだ解決していない」というメールが届くばかり。Kindleは他にもたくさん問題を抱えているのでしょうね。

なお、この写真集の狙いは、自身で撮った写真を見てもらうだけでなく、「自分でも作ってみたい」と思ってもらうことです。次の展開に繋がることを期待して。

デジカメが普及して以来、誰でも枚数無制限に水中写真が撮れるようになったけど、撮った水中写真を発表する場はとても限られていますよね。

これが名のあるプロカメラマンなら雑誌社などの依頼を受けて報酬を約束されて撮り、メディアで発表できます。あるいは書店で売られる写真集出版の企画が持ち上がったり、個展を開くことも出来ましょう。加えて「○○カメラマンと行くニューカレドニア撮影ツアー(フォト講習付き)」なんてことも。プロらしく写真そのもの、あるいはそれを媒介にしたビジネスが成り立つわけです。

でもアマチュア(有名ではないプロも、かな)となるとblogやSNSで発表するぐらいが関の山。フォトコンに応募して入選してもその1枚が表彰されて終わり。他にも写真販売サービスに登録することぐらいはできるけど、水中写真が売れまくっているという話は聞かれません。

そこで私としては水中写真の別の楽しみを提唱しようと。写真集にまとめればWebに載せるより作品感を演出できるし、電子書籍なら印刷費や流通コストは不要です。ページ数の制限もないので文章も存分に足せ、メールアドレスやURLのリンクも埋め込めます。

もっと個人的なことを言えば、それを副業にしたいと思っています。「オリジナルの写真集を出したいけど電子書籍を作るのは苦手」という人もおられるだろうから、いくばくかの対価をもらって制作を代行させてもらえたらいいかなと。

堀江貴文さんらが言うように、これからの時代、収入源は複数持っておくべきでしょう。たとえ盤石な会社に勤めている人でも自身が病気になったり家族の介護で辞めざるを得ないなんてことは往々にして起こり得るし。そんな場合でも家にいながら稼げるのが理想ですよね。

私は本職のグラフィックデザイナーや編集者を抱えた制作会社ほどゴージャスなものは作れないけど、シンプルな電子書籍制作を比較的安価に請け負えます。電子書籍ではデータ容量や互換性の都合であまり凝ったレイアウトをしない方がいいのも好都合です。 仕上がった写真集はEPUBやPDFで納品するので、iBooksストアやGoogle Playストアで売るのもよし。あるいは、どこかのダイビングショップが「我々がガイドする海ではこんな生き物が見られますよ」的な電子書籍写真集をパンフレット代わりに制作してWebサイトで配布する目的もあり。もちろん対象は水中写真に限らず、鉄道でも風景でも街おこしの観光情報でも何でもいいわけです。本件に関心がある方は下記アドレスにメールでご連絡ください。

support@frogfish.jp

他にもこの写真集の延長としての構想はあるけど、それはまた追い追い。