次に買いたいスーツケース

私のダイビング用のスーツケースは12年前に買ったものなので、かなりくたびれています。

そこで次に狙っている商品がこちらのスーツケース。

TSAロック付きで価格も激安、容量も申し分なし。ファスナーを開ければさらに容積がアップします。

でも一番ありがたい点はその軽量さ。通常100ℓクラスのスーツケースは約6kg、お馴染みのプロテックスともなると8.4kgもあります。でもこの商品はわずか4.8kg。私の機材セット(旅行用に軽い構成にしてある)ならANA国内線の20kg制限もクリアできそうです。

一抹の不安は積載重量が20kgである点。でもこれって控えめの数字でしょうから、数kgのオーバーなら大丈夫なのではないかと。むしろ衣類やらをパッツパツになるように詰め込んでジッパーなんかに負荷をかける方が拙いような気がします。

今のが壊れたらきっとこのスーツケースを買うことになるでしょう。

フルーティーなウミウシ

先日、録りためていた探偵!ナイトスクープを観たら「ヤマトメリベというウミウシはグレープフルーツの匂いがする」という説の検証をしていました。

串本のダイビングショップに協力してもらい、たむらけんじ探偵と依頼者が水温19℃のビーチでシュノーケリングしながら探したものの見つからず。でも、代わりに近縁種のムカデメリベの採取に成功。匂いをかいでみたら、やはりグレープフルーツ臭がしたそうです。自分でも試してみたい…。

私もメリベ類は一度だけ見かけたことがあります。こちらの動画の18秒目からと47秒目からがそれです。

この動画を撮ってビデオライトの必要性を実感しました

でも事前にこの話を知っていても何もできなかったでしょうね。水中で何かの匂いをかぐのは至難の業だから。かといって30cm級のこの子を抱えて水面まで上がるってのも…。

今度もし浅場で見つけたなら匂ってみることにしましょう。

キイロイボウミウシ
これなんかはトロピカルスイーツのような…。 キイロイボウミウシ。2012年5月、宇佐美で撮影

超・初心者向け『デジイチ水中写真 虎の巻(4) コンデジかデジイチか』

<<前回(超・初心者向け『デジイチ水中写真 虎の巻(3) 撮る』

沖縄の写真シリーズが終わったので、”誰かのためになるかも”の再開。

もしダイビングを始めてまだ日が浅く、水中カメラをコンパクトデジカメにするかデジタル一眼レフ/ミラーレスにするかで迷っている人がいれば、私は断然コンパクトデジカメを勧めます。その方が堅実かつ上達への近道だと思うので。

ミゾレウミウシ
ミゾレウミウシ ミゾレウミウシ。 コンデジでも頑張ればなかなかの作品が撮れます。 クローズアップレンズを使えば、動かない被写体にはとことん寄れて背景もそれなりにぼけるし

私の知人にも早い段階でデジイチによる水中カメラセットを手にした人が何人かいます。でも、そういう人はたいてい使いあぐねてそれっきりになているか、ただ漫然と撮っているだけだったりするのですよね。まさに宝の持ち腐れ。

前者は、自分が水中で何をどう撮りたいのかが固まる前に高価なセットを買ってしまったがために潰しが利かないパターン。ついつい「デジイチの方が高画質だから」「いずれ乗り換えるなら最初からデジイチにした方が良い」と買ってしまったはいいけど、陸上とは勝手が大きく違ったり単純にデカかったりで持て余してしまうと。

後者の場合は、単に見栄っぱりだったり「デジイチの方がいい写真が撮れる」と思い込んでいる感じですね。写真の出来栄え自体には関心がなく、デジイチで撮っていることに優越感や満足を得ているという。しかも、およそ水中向きではないズームレンズを使っていたりして。

ということなので、デジイチの購入を考えるにしても、できればコンデジを携えて100ダイブぐらい経験してからの方が良いと思います。その間、なるべくいろいろな海に出かけ、マクロからワイド、それに動画も撮ってみて、自身の指向性が見えてきたらそれに相応しいデジイチとハウジングのセットを検討するのがいいでしょう。比較的安価で何でもそれなりに撮れるのがコンデジの大きなメリットです。

ちなみに2012年6月時点で私が最もお勧めしたいコンデジはCanon PowerShot S100。センサーが大きく画質面で有利な上、水中でもマニュアルフォーカス操作が可能になっていて、それこそデジイチでマクロ撮影をする際のようなフォーカスの微調整ができます。

なお、コンデジでのマクロ撮影に使うクローズアップレンズは、将来デジイチに乗り換えることを考慮してM67シリーズ(INON製の場合)のものを買っておくと良いかも知れません。INONのレンズにはよりコンパクトな28LDや28ADといったシリーズもありますが、多くのデジイチ用ハウジングのレンズポートは67mmのレンズ対応なので、引き続き使えます。

超・初心者向けデジイチ水中写真入門(5) 使えるレンズの見分けかた >>

私の写真のFacebookページ:FROGFISH.JP

イソバナカクレエビの雌

イソバナカクレエビの雌
雄は透明らしいので、これは雌です

沖縄の写真もこれで最後かな。 イソバナカクレエビです。体長は7mmぐらいだったかと。

肉眼には蔓みたいに見えてたのはヒトデだったのですね。

台風去ってまた台風

先週末、フィリピンの東側を襲うかと思われた台風4号は、あまりフィリピンに接近することなく速度を上げて北上しました。馴染みのマクタン島のショップでも普通に潜れたようですし、飛行機の欠航も予想されたモアルボアル組の仲間も無事帰ってこられました。

さて、6/21(木)から別の仲間が沖縄の本部(読み方は「もとぶ」、美ら海水族館の近く)に潜りに行きます。台風4号は沖縄から本州をなめて行くものの、20(水)には関東を抜けそうとのことで一安心。

かと思いきや、香港の南西に次の台風5号が発生し、こいつがまた台湾→沖縄→本州へと東進してくる模様です。ペース次第では6/21(木)の那覇行きの飛行機は欠航になったり、出発が遅れてその日は那覇泊りになるなどツアー日程び変更があるやも。いや、那覇まで辿り着けば車は手配できるかな。

台風5号の予想進路図
台風5号の予想進路図

というか、この通り台風5号は沖縄の西の海上を通過するコースを取りそうなので、進路の東側の海は思いっきりかき回されて濁り、数日はうねりも残りますよね。だったら6/22(金)と23(土)はどこで潜っても楽しくはないかも。美ら海水族館で遊んだ方がいいんじゃないかな。

でもこの台風5号が抜けて行ったら沖縄は梅雨明けでしょうか。今年も台風多そうだ…。

それと関東在住の我々もまずは台風4号に備えないと。