ピグミーシーホースフィーバー

二日目の一本目もピグミーシーホースのポイントをリクエスト。昨日、顔をしっかり撮れてなかったのが心残りで。

エントリ後またしてもシーファンに直行。ろくな足場がなく、陸上で7kg超のカメラで片手取りになるためマニュアルフォーカスが使えないばかりか、次第に右手がこわばって狙ったピグミーがなかなか画角の真ん中にきません。

それでもダイブコンピュータの残り時間ギリギリまで粘って撮った大量の写真の中から力作を2枚。

ピグミーシーホース(横顔)
ピグミーシーホース(横顔) うん、私としてはまずまずの出来栄え。 欲を言えば尻尾まで映ってたらもっと良かったのですが…

それからご近所の別個体。

ピグミーシーホース(逆立ち)
逆立ち状態を活かして縦長にトリミングしてみました。 こうしてみると巨大なピグミーがいたのかと思ってしまいますが、もちろんせいぜい15mmかそこらです

いやぁ、二日連続で団地を独り占めしただけあって昨日よりも進歩した写真が撮れました。

ピグミー団地

セブ、マクタン島海域でのダイビング。5ヶ月ぶりのホームです。

この日1ダイブ目のお目当てはピグミーシーホース、Hippocampus bargibanti。おなじみのピンクのイボイボのやつ。事前にとあるポイントのとある1枚のシーファンに8匹のピグミーが住み着いていると聞いていたもので。ちなみにその場所はここには書けません。殺到されては拙いので、ごくごく限られたショップしか知らない秘密になっています。

ボートからエントリ後はもちろんその場所に直行。確かにいました。目のいいフィリピン人ガイドは8匹認識できるそうですが私は4~5匹どまり。それでもピグミーの住み着き率からすればこのシーファンは団地状態。

もちろん写真を撮りまくります。なにしろ生息水深が深くて、いられる時間が限られるので。

あいにく顔がよく見える個体は見つけられなかったのですが、こんな感じ。

ピグミーシーホース(一固体目)
一固体目。頭んとこのフサフサが邪魔だけど、肉眼じゃそんなとこまでは見えてなかった…
ピグミーシーホース(二固体目)
ピグミーシーホース(二固体目) 二固体目の背中。尻尾にピントが行っちゃった
ピグミーシーホース(三固体目)
三固体目の背中。なかなか顔をみせてくれません
ピグミーシーホース(四固体目)
四固体目もやっぱり向こう向き

1人でセブのツアーに参加するとホテル代が上がってしまうのですが、こんなときは1人で行って良かったと思いますね。ピグミー団地を独り占めなんて、そうそうあることじゃないので。

ウミウシのガチャガチャ

お昼休み、何気なく池袋の東急ハンズに出向いたらありました、ウミウシのガチャガチャ(ガシャポン)が。1回200円です。

前々から何でガチャガチャのネタにウミウシのフィギュアがないのか不思議に思っていたのですよね()。ウミウシってダイバー以外にはまだまだマイナーな存在なのかな。言ってみれば「海のナメクジ」ですしね。例えるなら「海中にカラフルなゴキブリがいる」みたいな位置づけなのかもしれません。

※ Webを検索してみたら以前からあったようです。別のシリーズだったのかもしれませんが

さて財布の中にあった400円を使ってさっそく2個購入。出てきたのがこの二つ。

ソライロイボウミウシのストラップ
ソライロイボウミウシのストラップ(左)
アカテンイロウミウシのマグネット
アカテンイロウミウシのマグネット(右)

どちらも40mmぐらい。ほぼ原寸大と言えます。クオリティもまずまず。

ということで「できるだけ近づいてみる」「触角にピントを合わせる」「クローズアップレンズを試してみる」といったデジカメのマクロ撮影の練習にピッタリですね。みんなに教えてあげよう。何なら一個300円で売ってみようかな。

アカテンイロウミウシ
こういうのを撮る練習にうってつけ

谷津の収穫

昨日の谷津の海、1本目は惨憺たるものでしたが2本目はファンダイビング。ビギナーが入ったチームなのでそれなりのコース取りとダイブタイムになってしまいますが、それでも結構。ガイドがビギナーに付きっきりでも、ちゃんとしたポイントを巡ってくれれば被写体は自分で探すので。

そうして見つけたのはこちら。

ムチカラマツエビ。

ムチカラマツエビ
見つけやすいのでレギュラー感があります

ガラスハゼ。

ガラスハゼ
黄色いのは私は初めて見た気がします

それからアオウミウシ。

アオウミウシ
7mmぐらいの固体。同サイズの同種が3匹集まっていました

収穫と言えそうなのはアオウミウシぐらいでしょうか。でも海の中がうねってたので、これだけ撮ってあとは流しました。カジメと一緒に揺られていると気持ち悪くなりそうだったし。

最後、岩場の奥にいた1m超級のネコザメを紹介してもらったものの、穴の入り口が狭くて近づけず、私のカメラで撮るには遠すぎたのでそれもスルー。

そして3本目のダイブはパス。あのうねりの中で潜ってもね。

今年の潜り収めがこれってのは寂しいかな。

シパダンの水中動画

シパダンで潜る際にデジイチマクロの水中カメラセットではなくコンデジを携行したので動画を撮ってみました。

なんてことはない風景の連続ですが、中でもアオウミガメのシーンは色は出ていないもののちょっといい感じに撮れているのではないかと。

カンムリブダイは「一団が通り過ぎたら撮影を終わろう」と思いながら撮っていたら、ちっとも移動せず。2分を超えると飽きてきたので止めました。

さて、私のデジイチはNikon D7000 + 105mmマイクロレンズなので、とても水中で動画を撮る気にはなりません。手元の僅かなブレが増幅されて映るからです。でも、ワイド系のレンズとポートに換装すれば立派なHDムービーカメラに早変わりすることは解っています。今年のDEMA ShowでもNauticamはD7000用のビデオ指向ハウジングを登場させたぐらいなので。

最も安価になりそうなSIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYEレンズ & ドームポートのセットで約10万円。別途強力なビデオライトも欲しくなりますし、面白そうだけどちょっと手が出ないかな…。

差し当たりサウスレイテのジンベエスイムは一眼レフハウジングは禁止だし、今年のようにスキューバ中に遭遇するかは解りませんしね。