あぁ海に行きたい

昨日、仲間の一人がパラオから帰国し、入れ替わりに別の仲間がセブ・マクタン島に旅立ちました。ああ、もっと前に声をかけといてくれれば私も行ったのに…。

私は12月の初旬にピグミーシーホースを撮りにそのマクタン島に行って以来、3ヶ月以上潜っていません。当然、水中写真の新作もありません。寂しい。

セブのピグミーシーホース
12月のピグミーシーホース

とは言えドライスーツを買う気も借りて潜る気もないので(そもそも胸囲110cm対応のレンタルドライスーツはあんまりないかも。腕も太いし…)、行くとしたらダイビング抜き(釣り?クルーズ?)か、もしくは沖縄以南に飛ぶか。

3月下旬となると離島はもちろん沖縄本島もそろそろ水温が20℃を超えてくる頃。20℃あれば私は3mmウエットスーツでも快適に潜れます。那覇なら海外みたいに一人で行ってもホテル代が上がることはないし、木曜の夜出発で金曜日だけ休んで二日潜って日曜日に帰ってこられます。

うん、その線で検討してみるかな。仲間の誰かが行くんならそのプランに便乗させてもらうんだけど、私が言い出しっぺになんなきゃだめだろうな。

続・落選作品

地球の海フォトコンテストは全4部門で合計1,000点(ビギナー部門が400点、他の3部門が200点ずつ)が入賞に選ばれるので、上位獲得でなければさほど勝ち残った感はないものの、それでも入賞すると審査員に認められた小さな実績と自身に課したノルマを果たせた達成感が得られます。一応世界最大とうたった業界をあげてのお祭りなので。

さて、こちらも今年の地球の海フォトコンテストに応募して落選した作品。

ミグピー
『ミグピー』 (自由部門) 撮影地:セブ
いわゆるピグミー(シーホース)が逆さになっているので「ミグピー」

昨日の「カレー小僧」は本命だったものの、こちらの一枚は私の中では「賑やかし」という位置づけでした。昨年、表彰式の後の抽選会で高価なLEDライトを貰ったので、お礼を兼ねて供託金として応募費用の1,000円を上乗せしてあげようと。

で、思った通り落選。足場のない水深30mの壁面で苦労して撮った一枚ですが、やっぱり絵としての完成度が…。尻尾の先が見切れている上、こちら向きでもなく、頭にはシーファンのケバケバがちょこっと掛かっているので。せめてもう少し左斜めから撮っていればよかったのですが。

自分でも15mmかそこらの個体がでっかく映っているってだけの割と凡庸な作品だと思うし、今年は辰年にちなんでピグミーシーホースの写真が大量に応募されてたでしょうから、この被写体の写真を選んだ時点で相当分が悪かったはずです。

まあ自由部門にももう1枚出してあって、そちらは入賞しているので狙い通りではあります。

ちなみに上の作品のトリミング前の写真はこちら。

ミグピー(未トリミング)
ミグピー(未トリミング) 解る人は解るはず。この小さな被写体を片手撮りでここまで大きく映す大変さが…

落選作品

もうすぐマリンダイビングフェア。そしてこれは今年の地球の海フォトコンテストに応募して落選した作品です。

カレー小僧
『カレー小僧』 (地球環境部門) 撮影地:セブ
ジャガイモっぽい色のカエルアンコウが潜んでいた岩場の黄色をカレーのルーに、 赤を福神漬けに、イカの卵をライスに見立ててみました

もうすぐマリンダイビングフェア。そしてこれは今年の地球の海フォトコンテストに応募して落選した作品です。

まあ、地球環境部門にはもう1枚出していて、そちらが入賞したので選から外されちゃったのでしょうが、本当はこの一枚が私の本命だったのに…。いやあ、他人の評価はえてして自分の思い入れとは違うものです。やっぱこれ一点張りで応募するべきでしたかね。カエルアンコウのびっくりしたようなポーズといい作品タイトルといい、下位入賞のレベルには十分達していると思うのですが。

そうそう、地球の海フォトコンテストにはぜひとも「ユニーク写真部門」を設けてほしいものです。今回から新設された地球環境部門なんて定義が良くわかんないし。ユニーク写真部門はもちろん笑わせたもん勝ちってことで。

いや、部門ではなく「ユニーク写真大賞」や「ラブリー写真大賞」あるいは「みんなで考えま賞」みたいな審査員特別賞をいくつか作るのがいいかな。別枠で表彰するような。なにしろ地球の海フォトコンテストの盛り上がらなさの原因は、上位入賞作以外はその他大勢扱いされる点にもあると思うので。

Terra Nova~未来創世記が終了

今週、アメリカのSF超大作TVドラマ『Terra Nova~未来創世記』が日本のFOXチャンネルでも最終回を迎えました。これ、本当の最終回です。つまりシーズン1の12話で打ち切りが決定したそうで。残念です。恐竜は期待してたほど登場しないものの、単純に楽しめて私は好きだったのですが。最終話ではシーズン2に続く謎を残した終わり方にしてあったのだけれど…。

一応FOX以外の放送局が引き継ぐ可能性がなくもないらしいけど、製作に予算が掛かりすぎる作品なので見込み薄かも。

Terra Nova~未来創世記のイメージ
有名どころではスティーブン・ラング(アバターのクオリッチ大佐役)が出てました

以下、ネタバレのあらすじなどを。

Terra Nova~未来創世記は星野之信さんのSF漫画『ブルーホール』の設定を彷彿させるドラマ。環境破壊の深刻化で疲弊した22世紀から、とある科学実験によって偶然開通した恐竜時代への一方通行のタイムトンネル(未来への通信は可能)を通じて人間を少しずつ移住させながら人類の再出発にしようというストーリー。「Terra Nova」と名付けられた移住者コロニーの主人公たちと、彼らに敵対するゲリラ勢力がそれぞれの思惑でもってバトルを繰り広げます。そこに恐竜を始めとする太古の生き物がちょっと絡んでくる感じです。そう、毎回ちょっとだけ。

うん、恐竜時代の舞台と未来的な科学技術の組み合わせは一見豪華で見せ場も多そうなのだけど、振り返ってみると何か盛り上がりに欠けた感じも否めません。シーズンが進めばもっとこなれていったのでしょうが、要は資金に見合うだけの成果が得られるかどうか。ドラマ史上最大のセットをこしらえ、莫大な撮影コストをかけてそんな感じだったので打ち切りも仕方ないか…。