再び宇佐美

先週、ふがいない写真が多かったので、昨日また宇佐美に行ってきました。

お目当ては前の週にいたハナタツだったのですが、同じ根っこを入念に探したものの見つからず。まあ、自身の運はこんなものでしょう。カメラが不調なときほど希少な生き物が現れると。

さて、この日の水温は19.1℃と18.6℃と前の週よりも低かったものの、海の中は早くも夏の様相になりかけている印象です。ウミウシ類の数もぐっと減りました。たまたまかもしれませんが。透視度も5mかそこらに落ちていたし。

以下はこの日の成果。

ヒロウミウシ
ヒロウミウシ
ムラサキウミコチョウ
ムラサキウミコチョウ。他にもキイロウミコチョウがいました
アオウミウシ
アオウミウシ アオウミウシ。たぶん宇佐美に一番多いウミウシ

ひとまずロクハンで計4本潜り、水温が19℃を下回ってもインナーウエアなしで特に問題なしと解ったので、これにて私の春ダイブシリーズはお終い。夏場の伊豆はパス(人ばっかり多いので…)。続きは秋以降になるでしょう。

サメ、サメ、サメ

ちょっと気になっている映画が『SHARK NIGHT 3D』。

シャークナイト3Dのポスター

サメなんていないはずの湖で46種類のサメに人間が捕食されるらしいです。この手の映画ではお色気シーンを演じた女性は必ず殺されますよね。

それにしても46種類のサメってすごいなあ。魚好きとしてはちょっと見逃せません。

差し当たり現実の世界では淡水にはサメはいないはず。チョウザメはコバンザメと同様、サメじゃないし。同じ軟骨魚のエイ類には淡水エイってのがいるけど。映画の舞台は海に隣接した海水の湖なのかな。

ああ、でも人食いのタイガーシャーク(イタチザメ)が海水と淡水が混ざり合う汽水域まで進出してくることがあるって話は聞いたことがあります。

惨敗

新調したウエットスーツ(6.5mm)を使って昨日宇佐美で潜ってきました。

残念なことにゴールデンウィークを境に水温が上がったそうで、この日も19.3℃と20℃。何のことはない、私は3mmウエットでも潜れる温度です。

もちろんわずかに期待していた名残りのダンゴウオも見られず終い。もう深海の低水温域に移動しちゃったみたいです。こりゃダンゴウオは冬までおあずけかな。ウエットスーツの完成が見込みから三週間ほど遅れたのが誤算でした。

おまけにストロボの接続バーツ(Zアダプタ)を忘れてしまって、こんな有り様。

カメラの応急処置
ストロボをビニールテープでアームに固定

ほんでもって今回、以前から海の中でやってみたかったカメラの設定(オート系)を試したところ、総じて絞りが開きすぎで目一杯歩留まりの悪い2ダイブとなってしまいました。やっぱり、いつも通りマニュアルで撮った方がいいですね。サービスのスタッフは私を「デカいカメラ持っていながら写真が下手な奴」と思ったかも。まあ否定もしませんが、そのうち挽回しないと。

ハナタツのどアップの失敗作
ハナタツの顔のどアップの失敗作。 めいっぱい絞りを開放すると、ときとして抜群に印象的な写真が撮れるのですが、手元が狂いました…
ミギマキの幼魚
まともに撮れたのはこの1枚ぐらいかな 。ミギマキの幼魚

すごく不本意だけど今回はロクハンでのダイビングがどんなものかが実感できたので良しとするか。


以下、備忘録を兼ねたログ。

ロクハンでのウエイト、12kgでは重く10kgに減らしても問題はなかった。しばらくは10kgをデフォルトにしよう。(2kg + 2kg + 1kg)x 2セットならBCDのウェイトバッグに入るので準備も楽になるし。

この日の写真がダメだったのはモードダイヤルの設定が「シャッタースピード優先オート」になっていたから。肉眼には明るくてもカメラにとっては陸上よりも遥かに暗い水中では、この設定だと絞りが目一杯開放されてしまうわけだ。2ダイブ目の前の休憩中にも確認しなかったもんで出来栄えの悪さに気づかなかった。ま、顔さえ見切れていなければその絞りでもハナタツのどアップは面白い作品になったのだろうけど。オートで獲るなら「絞り優先」じゃないとだめだ。

デイジー

仕事で使うためにデイジー(ヒナギク)の写真を撮る必要があったのですが、ようやく良い群生を見つけました。何のことはない、毎日使っている新百合ヶ丘駅から歩いて数分の道路沿いに大量に植えられていて。あそこなら何度でも撮り直しに行かれます。

デイジー

デイジーの開花時期は今時分なので、植物好きの仲間から咲いてそうな場所として教わった昭和記念公園や生田緑地にもウォーキングがてら行ってみたものの、どうにも成果はなかったのですよね。公園なんかではデイジーよりももっと派手な花が多く、鉢植えされていたデイジーは花びらのコンディションが良くなかったりで。

まあ、でもこれで私も植物に意識が行くようになりました。意外にも住宅地には草花があふれていますね。


後日、気になって調べたらデイジーではなくノースポールという似た花かなって気がしてきました。だとしたらまた群生地を探し直さないと…。

イモムシ

先日、昭和記念公園をウォーキング中、右手の甲にむずっという感触が。見ると体長1cmぐらいのイモムシが付着していました。あたりを見回すと同種 らしき虫がミノムシみたいに頭上の木から糸でぶら下がっていますね。

差し当たり害がありそうでもなかったので、すかさず撮影にとりかかります。ただし、右手の甲にいるため右腰に下げたカメラバッグから一眼レフカメラを取り 出すのは無理そう。左のポケットから左手でコンデジを引っ張り出して撮ることにしました。

でも困ったことにカメラという代物は決まって右手で操作するようにできているのですよね。左手だと使いづらいのなんの。

それでもまずは1枚。失敗。モードがオートになっていました。このサイズのマクロ撮影でオートは無用の長物です。きまって被写体を的確に捉えてはくれませ ん。

ダイヤルをPに回してもう一枚。もちろんPはフォーカスポイントを中央の1点に限定してあります。マクロはこれじゃないと。

そうして撮れたのがこちら。

イモムシ
トリミングしてみました。這っているのは私の指です

何枚が撮りたかったものの、間もなく虫が指先まで歩ききったので逃がしてやることに。

後から考えてみれば、左手に乗り移させてから右手で撮れば良かったわけだ。