ダイバーズ保険はやっぱり役に立たん

先日、マクタン島にて紛失したダイコンをダイバーズ保険では補償してもらえませんでした

ダイバーズ保険のバナー
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ならばそれは諦めるとして、私には他にも補償をお願いしたい水中機器があります。SONY Cybershot HX5Vというコンパクトデジカメです。先日からズームレンズが引っ込まず、撮影態勢に入れなくなったもので。

HX5Vは4年前の製品とは言えフルHD動画が撮れる高性能なコンデジ。そして私は対応の水中ハウジングも持っています。よってカメラが直れば日常用&サブ水中カメラとしてまだまだ使えます。

SONYのWebサイトによると、補償期間終了後にレンズが引っ込まなくなったときの修理費は一律15,000円とのこと。よってこの修理費の一部を補償してもらえるとありがたいと思ったのですが、ダイバーズ保険の会社に問い合わせたところ

急激姓な原因がなければお支払いできる可能性は低いです。

との回答。何だよその拒否理由は。急激性な原因ってよく解らんし、この会社のことだから、どんな申請でもきっと何かしら理由をつけて補償を渋るんじゃないかと思えてきます。おそらくこの保険は、先方が例示している条件にピッタリ合致する場合ぐらいしか補償されないのでしょう。

ダイバーズ保険、ストロボ製品などを買うと案内が付属するし、国内では最も有名な保険だろうけど、実際には頼りにならないのだから、もうこれ以上契約を更新せず、他の保険を探して乗り換えた方が懸命な気がします。

凄い時代になったものだ

私も愛用しているNauticamから凄いハウジングが発表されました。Panasonic LX-100用です。Fisheyeのページにも掲載されていますね。

NAUTICAM NA-LX100

LX-100は4/3インチという大型センサーを搭載し、4K動画も撮れる最強クラスのコンデジ。そしてそのハウジングも最強の仕様で登場しました。筐体左側のマニュアルフォーカス用ダイヤルは使いやすそうですね。

そして何よりも画期的なのはレンズポート交換式であること。コンデジ向けハウジングとしては初でしょう。正確にはレンズポートの筒部分はハウジング筐体に一体成型されていて、前面パーツをスタンダード(フラット)・ショート・ドームのどれかに交換できる仕組みです。

NA-LX100 レンズポート

従来のハウジングで魚眼の絵を撮る際には、ハウジング本来のレンズポートとドームポートの二重構成になるため明るさは微妙に損なわれ、画質もいくらかは劣化します。でもこのハウジングなら1枚なので有利です。

差し当たりスタンダードポートとドームポートは中層の動画撮影に、ショートポートはマクロ撮影に向いていそうです。でもそれは一般論で、ワイドマクロなど創意工夫の余地も大。一台のコンデジで様々な撮影シーンに対応できます。

撮影動画はこちら。フラットポート利用かな。

また、こちらのオプションを使えばスタンダードポート利用時にいつでもマクロコンバージョンレンズを装着できます。

25107 M67 Flip Diopter Holder for NA-LX100 Standard Port

これならフラットポートの画角を損なわず、マクロレンズを一瞬で着脱可能です。素晴らしい。

ハウジング(ワイドポート仕様)の価格は¥158,000。カメラの実売価格が9万円前後だから、一眼レフ用のハウジング代以内でカメラとハウジングが揃いますね。良いんじゃないでしょうか。私も本格的なビデオ撮影をしたくなれば買いたいところです。

HX5Vのバッテリーが保たなくなった件

私のコンデジは数年前に買ったSONY Cybershot HX5V。Seatool製の水中ハウジングも持っています。最近では日常的な写真はiPhoneで撮るため出番はめっきり減ったものの、たまに必要になるのですよね。iPhoneのズームはデジタルだし、撮影モードを細かく設定できないので。

そのHX5Vですが、近年妙にバッテリーの保ちが悪くなりました。十分な時間充電したはずなのにカメラに入れたら数分しか起動しなくて。

でも原因が判明。充電器の方がへたっていたようです。カメラ付属の純正充電器はバッテリーパックの端子に当たる箇所がバネ状になっていて、装着したバッテリーを押して固定する仕組みなのですが、どうやらこのバネが弱ってバッテリーを長時間固定できず、充電開始後すぐに非充電状態になっていたようなのです。

Cybershot HX5Vの充電器とバッテリーパック
ソケット奥の3本の細い針金が充電用の接点

バッテリーパックを装着した充電器をコンセントに刺し、充電ランプが点灯したのを確認して放置。数時間後ランプが消えていれば充電が完了したと思ってしまうけど、実際は最初の数分しか充電されていなかったわけですね。

てなわけで解決策。バッテリーパックと充電器の間にコインを1枚差し込みます。これで常時充電状態を保てるようになりました。

Cybershot HX5Vの充電器とバッテリーパック

ニコンのローパスフィルター清掃講座

新宿のニコンプラザで定期的に開催されているローパスフィルター清掃講座(無料)を受講してきました。

一眼レフカメラを使っていると、いつしか画面内に黒い小さなシミが写り込むようになります。イメージセンサーにゴミが付着したのが原因ですが、仮にレンズを外さずに使っていても内部メカの動作でチリが発生して付着してしまうそうなので、一眼レフカメラの宿命と思うしかないようです。

私も折りを見てニコンプラザでクリーニングを頼んでいたのですが、度重なると費用が嵩んでいくので自力で清掃できるようになろうかと。

清掃に利用する道具はこの通り。

ローパスフィルター清掃講座

ローパスフィルター清掃と言いつつ、清掃するのはレンズフィルターとイメージセンサーでした。最近のカメラはローパスフィルター自体がないですしね。

清掃の手順は以下の通り。

  1. ブロワーで大きなチリを飛ばす
  2. シルボン紙(写真左端)を清掃棒(写真手前)の先端に巻き付ける
  3. 清掃棒の先のシルボン紙にアルコール(写真右上)を含ませる
  4. シルボン紙でフィルターやイメージセンサーの中心から円を描くように拭き上げる

やってみて難しかったのはシルボン紙にアルコールを含ませるときの加減。量が少なければきれいにならないし、多ければ拭いた跡が残ってしまいます。でも、何度も作業を繰り返すうちにコツが掴めてきました。

講座で使った道具類は市販されています。

ただし、このセットにアルコールは含まれておらず、市販の無水エタノールを買い、セットに含まれるハンドラップと呼ばれる容器に入れて使うことになります。

なお、ブロワーでゴミを飛ばすだけで症状が改善される場合も多いとのこと。レンズを外したらカメラを下に向けて、ブロワーで下から風を当てる方法で。ならば、先ずはこれをやってからイメージセンサーをクリーニングするかどうか決めるべきですね。

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Canon PowerShot G7Xが登場

CanonがPowerShot G7Xを発表しました。

powershot-g7x

でも古いキャノンウォッチャーは「あれ?」っと思う新製品ですね。これまで毎年9月にドイツで開催されるphotokinaに合わせて発表するのはG○○シリーズでした。一昨年がG15、昨年がG16です。

対して今年出してきたのはG7X。ということは旧来のG○○シリーズの仕切り直しでしょうかね。別途フラッグシップのG1X mark IIという機種もあるし。型番の数字は一桁にして、モデル名を「mark ○○」で更新していくとか。

実際、G7XはG16までよりもスッキリした形状をしています。G16よりもPowerShot S120の方に似ているくらいです。

それでいてイメージセンサーは1インチ。G16やS120の1/1.7よりも大型化されています。よってG1Xには及ばないにしても画質の向上が見込めますね。

それからG16には無かったレンズ付け根のコントロールリングによるマニュアルフォーカスが可能になっています。加えてマニュアルフォーカスでピントが合っている箇所を着色して液晶モニタに表示する機能も備わっていますね。

ウォータープルーフケース-WP-DC54もちろん純正のウォータープルーフケースも用意されています。相変わらずレンズポート前面にネジ径が切られていない中途半端な設計ですが、INONがアダプタ製品を出してくれるでしょう。あるいはサンコーレアモノショップがネジ径付きの同等製品を発売するかもしれません。

あとはまあ無難な仕様。焦点距離は24-100mm相当(35mm判換算)だしマクロも5cm〜。水中では外部光を当てる必要があるので1cmまで寄れる必要はないし。F値の1.8-2.8はテレ側が明る目か。当然ながらWi-Fi/NFC機能も載っています。

てなわけでスペック表を見る限り水中撮影用途には良さそう。私はG16よりS120をお勧めしてきたけど、G7XはS120の上位版という感じ。279gだし大仰なG1X mark II(516g)とS120(193g)のちょうど中間に位置するモデルですね。

自身で実際に使ってはいないのだけど、こと水中カメラとして使う限り、G1X mark II、G7X、S120の中でどれを買ってもいいと思います。

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