MoneyT Globalは使えるかも

MoneyT-Global-Card以前、マクタン島ではMoneyT Globalが使いづらいと書きましたが、レンベ旅行では有益そうな感触を得ました。

まずはマナドでの空港使用料100,000ルピア。空港レートで1,000円が84,000ルピアぐらいだったかと。硬貨は使えないので最低でも2,000円換金して168,000。68,000ルピアが余るけど物価の相場が解らないので何とも使いあぐねます。カサワリレンベリゾートでチップにするか(往路で換金していれば)、せいぜい空港の飲食店で強引に使うか。

WTPの羽田発着ダイビングツアーの場合、市内観光の時間はありません。リゾートの周辺にも大きなマーケットもないし。

でも、マナド空港の2FにはATMがあることを確認したので、前もって口座に日本円で入金しておけば、かっきり100,000ルピアを引き出せるはずです。こちらを見ると引かれる手数料がけっこう違ってきますね。

マナドの空港、てっきり与論空港とか旧石垣空港とか昔のパラオ空港(15年前はベルトコンベアーすらなかったよなぁ)みたいなこぢんまりとしているかと思っていたら、そこそこしっかりした造りの空港でした。一応、国際空港ですからね。

マナド空港(サムラトゥランギ空港)
マナド空港(サムラトゥランギ空港) マナド空港(サムラトゥランギ空港)。 トイレに寄るべく外階段を2Fに登ったところにATMコーナーがありました

次にシンガポールでの食事。今回のツアーでは、往路のチャンギ空港到着は機内食が2回出た後(変な時間帯に食べさせられた)の朝だったのであまり気にすることもなかったけど、復路は夕方着でかつ羽田行きの搭乗までが長く、空港で夕食をとりたい感じでした。

ざっと見て回ったところ飲食店での支払いには各国通貨が使える風ですが(全部のお店がそうかは解らないけど)、当然基本通貨はシンガポールドル。他国のお札で払うとシンガポールドルのお釣りがきます。もし財布に万札しかなかったら、お釣りもちょっとした大金です。次回に繰り越すか、無理やりお土産を買い込むか…。

まあ、1,000円札を多く持っていくのが海外旅行の基本ですが、先にリゾートでのオプショナルフィーの支払いなどに使って大きな額の札だけが残っている可能性もありましょう。

そういうときにもMoneyT Globalが活躍してくれます。チャンギ空港では一定距離ごと、いたるところにATMコーナーがあるので夕食代に必要な額だけを引き出せば、シンガポールドルの残りを最小限にできます。

これって1,000円単位で現地通貨に換金するよりも効率的です。持ち帰っても使えない現地通貨が手元に残るより、端数でもMoneyT Globalの日本円の口座残高が残る方がまだ都合がいいので。

ああ、シパダン方面に行く際もクアラルンプール空港で同じ方法が取れますね。最小限のリンギットを引き出すと。

MoneyT Globalのカード、マクタンでは使いづらくて解約も考えたけど、もうしばらく保有してみることにします。その内、マリバゴ地区にもATMができるかもしれないし。

ランドールズ・プラウンゴビー

お馴染みのニチリンダテハゼ。もちろんレンベにもいます。

ニチリンダテハゼ

連れの一人は「パラダイスゴビー」と呼んでたけど、ざっと調べたら「Randall’s Prawn Goby」または「Orange Stripe Prawn Goby」って英名表記が出てきました。

まあ、セブのマクロ写真派ダイビングサービス『パラダイスゴビーズ』がニチリンダテハゼのマークを使ってるからなぁ。

それと、これまで共生ハゼは「Shrimp Goby(シュリンプゴビー)」だと思ってたけど「Prawn Goby」の方が正しいのかな。Shrimpは小エビ、Prownは中型エビだから、確かに10cmぐらいにもなる共生のテッポウエビはPrownでしょうし。

ちなみに大型エビはもちろん「Lobster」です。

ウミウシカクレエビのペア

レンベのウミウシカクレエビのペア。ナマコに付いていました。

ウミウシカクレエビのペア
先日の写真の個体とは背中の白い模様の形が違いますね

見てのとおり、ちょっと浮遊物の多い写真。これではゴミ取りもしても大して効果なし。

そう、レンベはひたすら黒い砂地なので、何かの拍子に巻き上がったりするとこういう写真になってしまいます。

リゾートホテル評(カサワリ・レンベリゾート編)

関連エントリ:

レンベのごはん

レンベで利用したダイビングサービスはカサワリ・レンベリゾート。私が行ったことがある中では、フィリピンのソゴッドベイ・スキューバリゾートやリロアン・マリンビレッジと同様、宿泊施設とレストランが一体化した完結型ダイビングリゾート施設です。

ああ、カパライやマブールもそうですね。基本「食う・寝る・潜る」だけの僻地のリゾートだから。

現地まではマナドの空港から車で1時間半。ただしこの日は大雨の影響で道路がところどころ水没していて2時間ちょっと掛かりました。

レンベの悪路
2年前、東日本大震災翌週のサウスレイテみたい。 混乱の続く日本を後にして飛んだら現地も水害の被災中だったという。 あの時は道が完全に水没してて車は通れない水位だったけど、今回はギリギリいけました

しかも目的地寸前で車がガス欠。付近にガソリンスタンドは見当たりません。するとドライバーは近くの小さな雑貨店でコカコーラの瓶に入ったガソリンを購入してジョーロで給油していました。

さて、リゾートの客室には、およそすべてのものが揃っています。エアコン、シーリングファン、セキュリティボックス、冷蔵庫(ミニバー兼)、ミネラルウォーター、電気ポット、フルーツ(リンゴとバナナ)。バスルームにはドライヤーと歯ブラシまで置いてありました。バスタブはないものの、しっかりお湯も出るシャワーが2ヶ所(1つは中庭に)。Wi-Fiも通っています。夜10時ぐらいに切れてしまうけど。

なお、日本語で普通に会話できるのは空港で出迎えてくれたハニーさんのみ。他のスタッフは片言しか話しませんが、それで十分ですよね。

カサワリレンベリゾート
プールの中から撮ったリゾートの風景。右手の建物がロビー(1F)とレストラン(2F)

客層はというと、三日弱滞在して見た限りでは年齢層高目、西洋系の人と日本人が半々でした。なお、日本人のマダムの一人は毎年訪れては1ヶ月ほど滞在するようです。いい御身分だ。

確かに往復の移動ロスを考えても、あちこち行くよりもロングバケーションで一箇所に留まる方が効率的です。もちろん事情が許すなら。私がそうするには会社を休職して、かつ一年分のダイビング予算の大半を投入しないと…。

カサワリレンベリゾートから見た海
レストランから見下ろした風景

食事は全食がツアー代金に入っています。メニューは豊富で日本語も書かれているので、どんな嗜好の人でも大丈夫でしょう。私はエスニック全般(香りの強い香辛料や辛い料理も含む)もOKなので参考にならないかもしれないけど、総じて美味しかったですよ。食事の紹介はまたあらためて。

残念だったのはレストランのドリンクメニューには載っているDARK RUMがなかったこと。よってRUM系のカクテルは全滅。いや、私はRUMだけでいいのだけど、それも飲めませんでした。

この日、あったのはウォッカ、ジン、テキーラ。何となくジンにしたものの美味しくない…。南国なのだからせめてテキーラにしておくべきでした。結局、無難なビール(ビンタン)に落ち着きました。

そうそう、メニューを見た感じでは、夕食後に注文できるおつまみ類はなさそうでした。ま、いいか。あると延々と飲んじゃうし。

まあでも僻地のダイビングサービスでは何かしら省かれているものですが、カサワリ・レンベリゾートは設備的にもサービス的にもおよそ難点の見つからない、いいところでしたね。

ウミウシライダー

レンベのウミウシカクレエビです。

ウミウシカクレエビとニシキウミウシ

ウミウシカクレエビとニシキウミウシ

前々回のマクタンではジャノメナマコについていたけど、今回のレンベでは名前の通りニシキウミウシに乗っていました。やっぱこうでなきゃ。写真の見栄えが違うもの。

ニシキウミウシとウミウシカクレエビ
私のカメラでニシキウミウシの全体を撮ろうとすると、こういう暗い写真になりがちです

ちなみにウミウシカクレエビは「ウミウシに隠れるエビ」ではなく、「ウミウシに付いているカクレエビ」です。