NEO Moneyはお得でも便利でもなかった

NEO MONEYカード先月、インドネシアへの出発前、あらかじめNEO Moneyに5,000円入金して行きました。

NEO Moneyは国内のセブン銀行やセゾンのATMで口座に入金しておくと海外のATMで現地通貨を下ろせるというもの。何でもレート的に有利なのだとか。特にインドネシアルピアへは3割ほども差が出ることもあるそうで、ぜひ試してみようと。

ちなみにこの旅で確実に必要と思われた現金はおよそ400,000ルピア(3,400円ぐらい)でした。内訳はこんな感じ。

  • トランジットホテルへのタクシー代(往復):100,000〜140,000ルピア
  • ホテルでの食事代:50,000〜100,000ルピア
  • ジャカルタ空港の使用料(往路の国内線):40,000ルピア
  • ジャカルタ空港の使用料(復路の国際線):150,000ルピア

なお、復路のアンボン空港の使用料30,000ルピアはガルーダ・インドネシア航空の場合は不要だそうな。後で知りました。ダイブリゾートの支払いにはクレジットカードが使えるのでルピアは要りません。

ジャカルタ空港(スカルノハッタ国際空港)では入国審査の手前の到着ビザを購入するところの近くにATMがあったので、さっそく試してみました。

インドネシアのATMの操作部

ATMにNEO Moneyカードを挿入してPINコードを入力すると「Saving」「Current」「Credit Card」の3種類のボタンが表示されます。

インドネシアのATMの画面

どれか解らないけど何となくクレジットカード扱いかなと思ってボタンを押すと、金額のメニューが表示されました。

インドネシアのATMの画面

選べるのは100,000、200,000、300,000、500,000、1,000,000、1,500,000の6種類。目当ての400,000がないので、300,000ルピアと100,000ルピアの二回に分けて下ろすことに。1回あたり200円の手数料がかかるけど、まあしかたないかとかと。でも後から写真を見返すと画面左下に「Other Nominal」ってボタンがありますね。これを押せば400,000ルピアを一回で下ろせたのか。200円損しちゃいました。

なお、100,000ルピアのときは「Current」のボタンを押してみたところ、やはり同じ画面に進みました。後でネットで利用履歴を確認したものの両者に差はないようです。どちらでも同様に為替レート分+200円が引き落とされていました。

振り返ってみるに「Current」は通常の引き出しで「Credit Card」はキャッシングみたいな感じかなと推測。ほんでもって残高の範囲内でしか使えない制約のNEO Moneyではどちらも同じ扱いになると。では「Saving」って何なのかな。ひょっとして残高照会?もしそうなら押さなくて良かった。それだけでも200円の手数料が引き落とされるし。あるいは預け入れ?

そうそう、300,000ルピアと100,000ルピア、どちらも50,000ルピア札(440円ぐらい)のみで出てきました。一番使い勝手のいい額なのかな。インドネシアにはチップの習慣もないらしいし。ATMの上にも「Rp 50,000」と書いてありますね。

で、最も気になる換金レートはというと100,000ルピアが929円でした。手数料200円が掛かるので1,129円で100,000ルピアとなります。

さて、帰りのジャカルタ空港でのこと。早々と出国手続きも終え、搭乗まで時間があったためレストランでラクサを食べようと思ったもののルピアの残金がなく、換金所で1,000円だけ両替すると約112,000ルピアに。何のことはない、こちらの方がレートが上でした。

ジャカルタ空港のラクサ
ラクサ。でも味はミャンマー料理のモヒンガーみたい。ナマズ出汁スープの。 しかも麺はぶつ切りのうどんっぽかったし、想像してたものとは大きく違いましたね
ジャカルタ空港のカレーヌードル
連れが頼んだカレーヌードル。こちらの方がラクサっぽかったです

NEO Money、初めて使ってみた感想は「貧乏旅行者がわざわざ使う意味はないかな」です。

NEO Moneyの難点は、カードを挿入した際、どれだけの額を引き出せるのかが解らないこと。一連の操作の過程で「○○ルピアまで下ろせます」的な表示はなく、別途ATMで残高照会をすれば200円の手数料が引かれてしまいます。残高はWebサイトで確認せよと。でもWebサイトには換金レートは表示されないんだよな。

ほんでもって肝心の換金レートが空港の換金所よりも不利とくれば、もはやいいとこなし。使えばNEO Money口座に半端な額が残っていくし。

まあ私が使ったのは4月26日の1回だけで、他のタイミングや他の国での事情も解らないけど。現地在住者なんかには便利なのかもしれないし。

いっただっきまーす

アンボンのオオモンカエルアンコウの捕食シーンです。 まずは獲物に狙いを定め…

アンボンのオオモンカエルアンコウ

魚類最速の瞬発力でバクリ。

アンボンのオオモンカエルアンコウ

あとは咀嚼しながら飲み込みます。

アンボンのオオモンカエルアンコウ

もうちょっとだ。

アンボンのオオモンカエルアンコウ

一匹丸まる飲み込んだら、お腹がぽっくり。

アンボンのオオモンカエルアンコウ

待ち伏せて狩りをするタイプのカエルアンコウは、腹いっぱいでも目の前に獲物が通りかかったら、やっぱり本能で食いついてしまい食べ過ぎで動けなくなることもあるそうで。まあ、あんまり動く必要はないのだけど。

鼻高々

アンボンのクマドリカエルアンコウです。鼻(じゃないけど)が天狗みたい。

アンボンのクマドリカエルアンコウ

横向き。

アンボンのクマドリカエルアンコウ

こんなに簡単な被写体と構図なのにピント合わせに失敗してしまいました。まだまだ修業が足らんです。 拡大すると目のピンボケがばれてしまうので、このサイズで掲載。

SoftBankのiPhoneを解約しよう

WWDCが迫ってきたためかiPhone 6の噂が増えてきました。例年は秋発売だから来月はまだ発表されないと思いつつも、もしNFCが載るなら開発者の注目が最も集まるこのタイミングでのアナウンスは最適です。でも今年の基調講演の目玉はCar Playじゃないかと思うのだけど、どうだろうか。


実は近い将来SoftBankのiPhoneをやめようと思っています。現状、通話しなくとも月の支払いが7,500円〜。2年間で18万円以上をSoftBankに払っているわけで、実にもったいない気がするのですよね。

SoftBankは先日「売り上げと最終益でドコモ越えを果たした」と勝ち誇ってたけど、それって「スマホ使用料の高止まりの恩恵」とも言えます。もちろんSoftBankだけが突出しているわけではないものの、我々は「スマホ利用料は高額が当たり前」に慣らされた感もありますよね。 iPhone 5S

では、SoftBankをやめてどうするかというとauでもdocomoでもなく、Apple直販のSIMフリーiPhoneにするつもり。良さげなSIMを入れれば利用料を抑えられるし、フィリピンとかに潜りに行った際にも現地のSIMを入れて使えます。

SIMフリーiPhoneは半年前から国内投入されていたものの、iPhone 5ユーザーにとってiPhone 5Sと5Cは魅力的ではないため見送ってきたのですが、iPhone 6が出れば絶好の移行タイミングになります。本当にNFC搭載で出てくると尚良いなぁ。

ちなみにAndroidはまったく選択肢に入りません。仕事で何機種か扱ってきたけど、あれはこだわりのない人向けですね。もしくは逆に精通していて困難をも楽しめる人とか。iPhoneと同等以上のことはできるものの、iPhoneほどのエレガントさがない上、セキュリティに難があるのにOSのアップグレードすら実施されない機種も多いみたいだし。

で、現行のSIMフリー版iPhone 5Sは16GBモデルが67,800円(税別)。為替が大きく動かなければiPhone 6も同程度でしょう。SIMフリー版は実質0円の割賦&月々割を受けられず最初に本体の購入代が要るものの、2年間の利用料を11万円以下、月々なら4,600円以下に抑えれば金銭的なメリットが得られます。通話面を勘案すると条件も違ってくるけど。

ざっと調べた範囲では、通話もできるそこそこのSIMが月額2,000〜4,000円程度。今のところMNP転入ができるSIMは限られるみたいなので、その点は要確認ですね。

それにキャリア大手3社の料金が高止まり傾向にある一方で、競争が激しいMVNOのSIMは更なる値下げやサービス向上も期待できそうだし、オリンピックやら観光客獲得の観点から、この先も街中の無料公衆Wi-Fiが拡充されていくのでそれらが出先での通信需要を補完してくれます。

ただし私のiPhone 5の2年縛りが解けるのは来年の8月で、15ヶ月も先。その前にやめれば9,800円の中途解約料が発生します。でも、この際9,800円を払ってでもさっさと乗り換えた方がいいと思うのですよね。利用料が安くなった分で遠からず相殺できるのだから。

目先の利益の観点で言えばMNPで他社に転出してキャッシュバックを受けるって手もあるけど、それだと月々の支払いは安くならないし、auなりdocomoなりで新たな2年縛りに囚われてしまうので魅力はないです。

他方、かつてのキャリア横断のデメリットだったメールアドレスが変わる件については、もはやどうでもよくなりましたよね。今となってはFacebookやLINEもあるし、もちろんeメールも使えるので。

よってキャリア契約じゃなきゃっていう利用シーンはせいぜい家族割ぐらいか。でも私はそれも使ってないから、やはりSoftBankに留まる理由にはなりません。新規購入者には手厚いものの、古くからの継続ユーザーへの恩恵はほとんどないので、遠慮なく出ていけます。

てなわけで、SIMフリー版iPhone 6が手に入り次第、私はSoftBankの契約は解約します。iPhone 6、早く出ないかな。

と、長々と書いたところでこんな記事に出くわしました。他方でこんな記事もあるし、あてにはしてないけど推移は注意深く見守りたいと思います。