アンボンのカイカムリ。
てっきりトゲトサカ(よくイソコンペイトウガニが棲みついている)を背負っているのかと思って赤いところに指でそっと触れてみたら鋭い痛みが走りました。その後しばし痒くなったので軽い毒もあったかも。この赤いのは触っちゃいけない類いの何かみたいです。
写真で見ると、確かにトゲトサカよりもトゲトゲしいや。
小さい海の生き物が好き。ときおりITや時事にも言及します
「スマ放題」にはごまかされんの続きです。
先日、SoftBankが新サービス「スマ放題」の一環で「データ定額パック2(2GBまで3,500円)」を発表し、てっきりライトユーザーなら現状5,200円/月のデータ通信料を3,500円に抑えられるのかと思っていたら、どうも違うみたい。「データ定額パック2」に申し込むには「通話し放題!(月2,700円)」への契約も必要とのこと。
つまり「スマ放題」はライトユーザーへの配慮や台頭しつつある低価格SIMサービスを意識したサービスなどではなく、「日ごろの通話が多いユーザに通話定額を提供しつつ、データ通信量は選べるようにする」ってことのようです。
要はdocomoの丸パクリなわけですが、無料通話アプリや楽天でんわなんかに需要を取られるくらいなら、無制限通話の定額制を入れて使い続けてもらうって作戦でしょうか。
ならば、普段ほとんど通話をしない人が「スマ放題」に切り替えようものなら、データ通信量の制限がかかる上に月々の利用料はもっと高額になってしまいますね。
結局のところ、客単価の高止まりは維持しますって話なのか。レストランに例えるなら、どのメニューを選んでも普通の人では食べきれないほどの大盛りの料理が出てきて、小食の人からも高い代金を受け取るようなやり方を続けるようです。そりゃ儲かるだろうな。客の利用状況に見合わない料金を徴収できるのだから。
これでますますSoftBankからの転出の決意が強くなりました。SIMロックフリー版にすれば、分量的にもお値段的にもちょうどいい定食が食べられますからね。
SoftBankとは、あと4ヶ月限りの付き合いになるかな。
一週間経ったし、6月4日に発売されたONE PIECE 74巻の感想でも。
以下はネタバレが含まれているので、気にならない人だけお読みください。
まずは全体の印象から。正直なところ「地味」「並」「期待してたほど盛り上がりはなかった」かな。ドフラミンゴの側近の能力がたくさん披露されたけど、どうにも総花的で見どころに欠けたような。
でも、最後の3ページは最高でしたね。あれで75巻が楽しみになりました。
トンタッタの一行がシュガーをどうやって気絶させるか興味深かったのだけど、タタババスコ入り偽グレープを食べさせられたウソップのあまりに無防備かつ凄まじいリアクションに度肝を抜かれての失神ですか。ああ、かつてスリラーバークでペローナのネガティブホロウが効かなかったとき以来の「弱さの勝利」だ。尾田っち、やるなぁ。
うん、このシーンがなかったら私はもう単行本買うのやめてたかもしれません。ONE PIECE、1年分ぐらい未読が貯まってから誰かに借りるなりして読めばいいだろうと。
近年、ダウンタウンがテレビで視聴率を取れなくなったのと同様、ONE PIECEにも「いまだに面白さは健在だだけど、ご馳走は飽きる」って感じがしてたのでよね。
でもこれで国中のおもちゃがいっせいに人間に戻ってドレスローザ革命に雪崩れ込むのでしょうね。ちょうどアラバスタ内戦と反対の構図。あのときは乗っ取りをたくらむ七武海から国を守る戦いだったけど、今回は七武海から国を取り戻す戦い。かねてから支配者層への反旗がONE PIECEの裏テーマだったけど、ついに王政が転覆する革命が描かれるのか。
ならば、75巻も発売日に買って読まないと。9月?10月?
あとは、まあ気になるところが少々。遠からず明かされるはずですが。
まず、サンジ・ナミ・ブルック・もものすけ・シーザーの様子が本巻では描かれませんでした。あちらもビッグマム船団と対峙して窮地に陥ってたはずです。もっとも私はビッグマムとは戦わないと踏んでるのだけど。ビッグマムは「求婚のローラ」の母じゃないかってことで。
そして藤トラが目論む七武海制度の撤廃の行方。トラファルガー・ローの称号は藤トラによって既に剥奪済み。ドフラミンゴも倒されれば、やはり称号剥奪は必至。世界政府公認である以上、無印の海賊より強くなきゃいかんですからね。国王の座を逐われればモリアのときみたいに隠し通せないし。
その七武海、いまだ明かされない新メンバーが加入したかも解らないうちに制度廃止の流れになっていくのかな。そうなってバギーがうろたえる姿は見たいような気もするけど。
ついでにディアマンテのモデルはスティーブン・タイラーですかね。エアロスミスの。74巻ではスタンドマイクを持ってるシーンもあったし。こちらもいずれSBS内で決着がつくでしょう。