D7000の絞りを親指に割り当ててみる

Nikon D7000はデフォルト状態だとメインコマンドダイヤル(右手親指側の位置)でシャッタースピード、サブコマンドダイヤル(シャッターボタン付近。人さし指の位置)で絞りを変更できるようになっています。

もちろんカメラのみの陸上使用ならば特に不都合もないのですが、私は手が小さい方なので、水中ハウジングに入れてハンドルグリップを握りながらの関節操作となるとサブコマンドダイヤル(↓白丸の場所)が使いづらく感じます。右手のどの指でも上手く回せなくて。

Nauticam D7000ハウジングのサブコマンドダイヤル

それに、私の場合シャッタースピードよりも絞りを変更する機会の方が多いので、絞りを親指で操作したいところ。そこでメインとサブのコマンドダイヤルの割り当てを入れ替えることにしました。

Nauticam D7000ハウジングのメインコマンドダイヤル

D7000のMENUボタンを押し、カスタムメニューから「メインとサブの入れ替え」を「する」に変更。

Nauticam(ノーティカム)のNA-7000ハウジングのメインコマンドダイヤルは親指で操作しやすいところにあるため、結構快適に使えるようになりました。親指による絞りのダイヤル操作は人気のSONY NEX-5のような感覚です。

機材軽量化計画(3)〜電池編〜

私の新しいカメラセット(↓)は合計で7.4kgもの重量があります。

D7000のハウジングセット(フル装備)

それだけでフィリピン航空の手荷物の7kg制限を超えるのも悩ましいのですが、海中でもけっこう重いのですよね。私は割と腕力がある方ですが、それでも片手で写真を撮るのは困難だったりします。

そこで軽量化作戦。まず外せそうなのはLEDライト1本。これで約280gのマイナス。

次に目をつけたのは電池。S-2000ストロボ2灯に計8本、ライトに3本、全部で11本の単三電池を要します。1回の旅行(6~9ダイブ)で単三電池を使いきったことはないので、単4→単3のスペーサー(↓)を使って単4電池に置き換えても良かろうと。

単4が単3にになる電池アダプター

結果、1本あたり8g、先のライトと合わせて370g、約5%の軽量化が実現します。プラスチック製スペーサーの比重は乾電池よりも軽いでしょうから海中ではもう少し効果を発揮してくれそうです。まあ、微々たるものかもしれませんが。

さて、どうせなら充電式をということでeneloopを考えています。初期投資は割高ですが旅行前に10本以上の乾電池を買いに行く手間も省けますし。説明書には「水中ライトの類いには使うな」とあるものの、INONのLEDライトおよびS-2000の仕様にeneloop対応と書かれているので、まあ良いのではないかと。

果たして単4電池が実用的なのかは追い追い試してみないと。アルカリ電池ではLEDライトの光量が次第に減りますがeneloopはそれがないそうなので、軽量化はともかくその面での効果は得られるかもしれません。

Nauticamアウトサイダー情報

香港の水中カメラハウジングメーカーNauticam(ノーティカム)は、かねてから仕事が遅いことで有名です。先日、その理由を聞きました。何でも旧正月が明けたら工場の従業員が戻ってこなかったのだと。中国人の間では、正月を期に職を変えることは珍しくないのだとか。本当かどうかは知りませんが…。

ともかく、そんなこんなでD7000も先々週の段階では日本に3個しか入って来なかったそうですし(内、一個を私が買いました)、人気のスーパービューファインダも在庫なし、店頭展示品すら回収しているありさまなのだそうです。

Nikon D7000カメラセットの重量

自宅にてNauticam(ノーティカム) NA-D7000ハウジングのセットを組み立ててみました。

D7000のハウジングセット(フル装備)

このセット(D7000カメラ&105mmマイクロレンズ含む)で総重量7.4kg。

ターゲットライトおよびビデオライト用途のLEDライト2本を外しても6.9kg。

水中では二本のフロートアームが多少の浮力を発揮してくれますが、陸上の運搬時は単に重たいパーツに過ぎません。そりゃ荷物も重くなるわ。

でも、一眼カメラのフォーカスのキビキビ感と写真のクオリティを実感すると、もうマクロ撮影でコンデジには戻れません。

旅の荷物のパッキングと重量分散をよくよく考えないと。

機材軽量化計画(2)

機材軽量化計画の第二段。フィン編です。

フィリピン航空、全線で機材の重量制限は20kgだと思いきや、マニラ←→タクロバン間の国内線は15kgなのだそうで。もっとも近距離なので5kg程度の重量オーバーなら超過料金は1,200円~2,000円のようですけど。

私はスポーツプラスに入っているので預ける荷物は+20kgが許容されますが、フィリピンにしか行かないわけではないので機材は軽くするに越したたことはありません。ちなみにマレーシア航空は30kg、コンチネンタル航空は23kg、デルタ航空は20kgx2だったかと。微妙なのはパラオから帰るときのコンチですね。

そこで前回のゲージに続き目をつけたのはフィン。現在はJetFin Revo、これはこれで気に入っているものの重さが両足で約2.7kg。これにブーツを足すと約3.3kg。

そして私の行動範囲では、たまに行くサイパン以外、ビーチダイブの機会はないので、フルフットタイプに替えても問題なかろうと。

ならば候補は以下の通り。

  • GULL ミュー
  • GULL スーパーミュー
  • GULL ワープ

本当はフルフットタイプのJetFinがあるといいと思うのですが、無理があるのでしょうね。

で、今回は軽さ優先でミューかな。安めだし。

私の足だとMSかMサイズなので両足で1.5kg。JetFin Revo比で2kg弱の軽量化が実現します。良さそうです。

パワーは落ちるにしても、すぐに慣れるでしょう。 かつて頑ななJetFin信者だったイントラ連中が、加齢もあって次々にフルフットに転んでるという話も聞きますし。