地球の海フォトコンテストで入賞しました

Marin Photo春号が発売されたので情報解禁です。私のこの写真が今年の地球の海フォトコンテストのネイチャー部門に入賞しました。

カエルアンコウ

昨年の3月にセブ、マクタン島の海で撮影したものです。このblogのイメージキャラクターに使っている写真ですね。

写りは良くないものの左手(?)で草をつかんでいる様がなんとも良い味を出しています。写真のクオリティが低くても選ばれるのはネイチャー部門ならではかな。残念ながらこのポーズで撮れたのはこれ一枚でした。

ちなみにカメラはCanon PowerShot G9。改造した純正ハウジングにINONのクローズアップレンズUCL-165M67を装着して撮影。

なのになぜ被写体がこんなに小さく写っているのかというと被写体自身が小さかったから。サイズはこちらの写真で確認していただければ。

カエルアンコウのサイズ証拠写真
動画からの切り出し画像

そして別角度の一枚。

5mmくん(俯瞰)

機材軽量化計画(4)〜手荷物編〜

現状、私が最も良く利用する航空会社はフィリピン航空。機内持ち込み手荷物の重量制限は7kgです。

前回同様「高価なカメラが入ってる作戦」もいいのですが寛容な係員ばかりではないはずなので、すんなり通れるよう方策を立てておくに越したことはありません。

この場合、方法は二つ。

  • カメラバッグを預けてしまう
  • カメラバッグを7kg以内にする

前者はカメラバッグに十分なクッションを利かせておけば大丈夫かと思うものの、一抹の不安も残ります。一眼レフ用のハウジングは飛び出した稼働部が多いため妙な荷重がかかれば水没のリスクが高まりますので。

ならば後者。あらかじめハンドルやスーパービューファインダといった突起パーツは外して機材のスーツケースに入れてしまいます。ハウジングホディ&カメラ&レンズだと約4.2kg。そそれを緩衝材で覆って軽量バックパックに入れて手荷物にします。これなら何とか7kgに収まりますね。それが現時点では最も現実的かな。

せっかく3万円も払って買ったカメラバッグがお蔵入りとなりますが、まあ伊豆方面や手荷物の重量制限が厳しくないところに出向くときに活躍してもらいましょうか。

D7000の絞りを親指に割り当ててみる

Nikon D7000はデフォルト状態だとメインコマンドダイヤル(右手親指側の位置)でシャッタースピード、サブコマンドダイヤル(シャッターボタン付近。人さし指の位置)で絞りを変更できるようになっています。

もちろんカメラのみの陸上使用ならば特に不都合もないのですが、私は手が小さい方なので、水中ハウジングに入れてハンドルグリップを握りながらの関節操作となるとサブコマンドダイヤル(↓白丸の場所)が使いづらく感じます。右手のどの指でも上手く回せなくて。

Nauticam D7000ハウジングのサブコマンドダイヤル

それに、私の場合シャッタースピードよりも絞りを変更する機会の方が多いので、絞りを親指で操作したいところ。そこでメインとサブのコマンドダイヤルの割り当てを入れ替えることにしました。

Nauticam D7000ハウジングのメインコマンドダイヤル

D7000のMENUボタンを押し、カスタムメニューから「メインとサブの入れ替え」を「する」に変更。

Nauticam(ノーティカム)のNA-7000ハウジングのメインコマンドダイヤルは親指で操作しやすいところにあるため、結構快適に使えるようになりました。親指による絞りのダイヤル操作は人気のSONY NEX-5のような感覚です。

機材軽量化計画(3)〜電池編〜

私の新しいカメラセット(↓)は合計で7.4kgもの重量があります。

D7000のハウジングセット(フル装備)

それだけでフィリピン航空の手荷物の7kg制限を超えるのも悩ましいのですが、海中でもけっこう重いのですよね。私は割と腕力がある方ですが、それでも片手で写真を撮るのは困難だったりします。

そこで軽量化作戦。まず外せそうなのはLEDライト1本。これで約280gのマイナス。

次に目をつけたのは電池。S-2000ストロボ2灯に計8本、ライトに3本、全部で11本の単三電池を要します。1回の旅行(6~9ダイブ)で単三電池を使いきったことはないので、単4→単3のスペーサー(↓)を使って単4電池に置き換えても良かろうと。

単4が単3にになる電池アダプター

結果、1本あたり8g、先のライトと合わせて370g、約5%の軽量化が実現します。プラスチック製スペーサーの比重は乾電池よりも軽いでしょうから海中ではもう少し効果を発揮してくれそうです。まあ、微々たるものかもしれませんが。

さて、どうせなら充電式をということでeneloopを考えています。初期投資は割高ですが旅行前に10本以上の乾電池を買いに行く手間も省けますし。説明書には「水中ライトの類いには使うな」とあるものの、INONのLEDライトおよびS-2000の仕様にeneloop対応と書かれているので、まあ良いのではないかと。

果たして単4電池が実用的なのかは追い追い試してみないと。アルカリ電池ではLEDライトの光量が次第に減りますがeneloopはそれがないそうなので、軽量化はともかくその面での効果は得られるかもしれません。

Nauticamアウトサイダー情報

香港の水中カメラハウジングメーカーNauticam(ノーティカム)は、かねてから仕事が遅いことで有名です。先日、その理由を聞きました。何でも旧正月が明けたら工場の従業員が戻ってこなかったのだと。中国人の間では、正月を期に職を変えることは珍しくないのだとか。本当かどうかは知りませんが…。

ともかく、そんなこんなでD7000も先々週の段階では日本に3個しか入って来なかったそうですし(内、一個を私が買いました)、人気のスーパービューファインダも在庫なし、店頭展示品すら回収しているありさまなのだそうです。