フィリピン脱出計画

フィリピン航空のバナー先週からフィリピンのボホール島にダイビングに行っていた知人が今日帰国する予定だったのですが、どうやら昨日からフィリピン航空は多くの便が飛んでいませんね。

昨日はいくぶん台風17号の影響もあったかも知れませんが、今日は完全にストライキの影響だそうで。Facebookのウォールにもフィリピン航空からの運行情報がいくつか書き込まれていました。

その原因ですが、どうも経営合理化の一環で来月からマニラ空港第2ターミナル(国内線)のスタッフの一部を入れ替える話があったらしいので、当該の人たちがストライキを敢行した感じでしょうか。もしそうなら今月中の正常化は難しいかも。「どうせ首を切られるんなら残りの数日で思い知らせてやれ」と腹を括っているのではないかと。かといって空港業務が臨時雇いの人員で機能するかは怪しいですしね。

その知人が今回どのような日程を計画していたかは私は知らないのですが、最もオーソドックスなパターンは今日の朝フィリピン航空の国内線でボホールのタクビララン空港からマニラに飛び、同じくフィリピン航空の成田便に乗り換えて帰国するというもの。

あるいはマイレージの都合などでJALやANAを使うのであれば昨日の内にマニラ入りする予定だったはずですが、昨日も今日もタクビララン→マニラ(1日2便)がまったく飛んでいません。

さて、こうなるとどう行動すべきかは悩ましいですよね。今のところストが解決したとは聞いていませんし。

さすがに主要国際線には影響が出ないように配慮されているっぽいので、何とかマニラまで辿り着けさえすればフィリピン航空の他にもJALやANA、デルタなどが使えますが、ボホールとマニラは海で隔たれている上に600kmも離れているので空路以外での移動は非現実的です。

ならばセブ国際空港に望みをかけるという手があります。タクビララン港→セブ港は高速艇で90〜120分程度です。ただし、都合よく直行便に乗れるかは解りません。ちなみに今日のセブ→成田便はさきほど5時間遅れで飛び立ったようですが、本来は7:50発の便。仮に空席があったとしても、やはりマニラ経由で帰国予定だった人が直行便に振り替えたでしょうから、早々に満席になったのではないかと。

また、明日のセブ→成田便が取れないなら早めにセブからマニラに飛んでおきたいところですが、今日のフィリピン航空のセブ→マニラ便も全8便の内、早い方から3便が飛んだきり。午後便は3便がキャンセル、2便が未出発というあり様です。空港スタッフのストライキなので他の国内線も同様でしょう。残りの2便が飛ぶか、それに乗れるかが運命の分かれ目ですね。

まあでも休暇が延びても構わないようなら諦めてボホールに留まってもう1〜2日ダイビングするってのも悪くないですね。台風による濁りも落ち着いてきたころでしょうし。

ただし、フィリピンの東海上には新たな台風19号が発生して西に進んでいます。今のところ中心がルソン島の北端をかすめて行くと予想されていますが、ボホールにも波の影響は出てくるでしょうし、10/02(日)は台風で飛べない可能性もあります。しかもストライキ下でも日本からの入国客は受け入れているので、その人たちの帰国と重なれば、またチケットが取れないなんてことにもなり兼ねません。

もろもろ考えると、ボホールからの脱出は必須。できれば今日中にマニラ入りするかもしくはセブ国際空港からの明日の成田直行便、それが適わずとも台北・香港・仁川のどこかを経由して帰国の途につくのが懸命かもしれません。もちろん第3国でのトランジットにそれなりの時間を要しますが、ともかくストライキが長引いてさらに何日も足止めを食う心配はなくなります。遅くとも明後日には東京に帰り着けるでしょう。

今日の台風チェック

台風19号が発生し、予想進路図が公開されました。

台風19号進路予想図_20110928

このコースなら週末にかけて沖縄方面で波がいくぶん高くなるぐらいかな。

でも例年通りなら22〜25号ぐらいまではいくはずなので、まだまだ油断はできません。

台風19号の卵?

日課の台風チェック。ウェザーニュースの台風Ch.の熱帯低気圧情報を確認したところ、まだ音沙汰なし。

気象画像_2011.09.27.1000
でもね、気象庁の衛星画像によると小笠原の南方海上で明らかに雲がとぐろを巻き始めたような。 気象画像_2011.09.27.1000 iPadアプリのアップデートで白黒画像が追加されました。 緯度経度の線があって、確かにこの方が見やすいや

でもね、気象庁の衛星画像によると小笠原の南方海上で明らかに雲がとぐろを巻き始めたような。

そう思って予想進路図の方を確認すると、やはりTD(トロピカル・ディプレッション)になってゆっくり西に進む見込みです。

予想天気図_2011.09.26.1800

長期の進路予想はまだ出ていないものの、17号より北で発生しているので、こいつは日本に接近するコースの台風になるかも。要警戒です。

フィリピン災難

強度の晴れ男を自負してきた私は、以前は台風はあまり気にしたことがなかったのですが、先日遂に実害を食らってしまったので今ではすっかり台風チェックが日課になってしまいました。

こちらは今日の気象衛星からの赤外線画像。あの南北に長いフィリピンのほぼ全域が台風17号の雲に覆われています。

気象衛星画像

私も3月に南レイテに行った際、海沿いの道路が冠水していてえらい目に合いましたが、あの時は単なる大雨の影響。波はさほどでもありませんでした。

でも今回は強い台風(現在965hPa)。ルソン島を突っ切るコースのようですが、さすがにダイビングは全域でクローズ、というかホテルからほとんど身動きも取れないでしょうね。きっと食って飲んで寝て、食って飲んで寝ての繰り返しだ。行ってなくて良かった…。

穏やかなフィリピンの海
普段はこんなに穏やかな南国の海なのですが…

Typhoooooooooon

今年は台風の当たり年。今度は名古屋の被害が甚大ですか。しかも15号はこれから東北をも襲うとのこと。たまらんです。

ちなみに台風は沖縄近海から去ったものの、返し風でもってボートが出せるのは明後日ぐらいからの見込みだそうな。海人(うみんちゅ)とダイビングショップは商売上がったりだな…。

さて、気になるのはこれから。個人的には10月後半に座間味で潜る予定があるものの、今回浮いた予算でその前にもう1回沖縄に潜りに行ってもいいかなと。さすがに今週末は無理でも10月7日〜10日のツアーはまだ申し込めそうな感じです。

でもなあ、また台風に見舞われた日には目も当てられません。今日のお昼の衛星写真でもこの通り、日本の南方海上には大きな雲の固まりがたっぷりと。

衛星写真9月21日の昼

今のところ台風になりそうな強烈なやつはまだいないようですが、向こうしばらくはミクロネシアはもちろん、フィリピン南部もどんよりなお天気が多くなるかもしれません。

さすがに10月の3連休の予測はできないものの、向かってくる台風が多いのなら今年は控えめにしといた方が無難かも。それでもこんな感じの台風保険さえあれば躊躇うことなく予定を入れられるのですがね。ちなみにANAに提案したところ「検討しますが、実施の確約はできません」とのことでした。