JTBの糞みたいな対応

3月17日の成田空港行きリムジンバスを予約していたものの震災の影響で運休になってしまいした。まあ、そこはしょうがないです。

でも運賃の払い戻し(カード引き落としの差し止め)手続きをしようとしたところ、これがまたどうにも要領を得ない感じで…。

今回、ローソンのLoppiで予約していたので予約チケットの裏を見ると、関連システムの主幹はJTBとありました。そこでJTBに電話したところ「チケットの現物を郵送してくれ」とのこと。何だよそれ。

今回は災害による運休。そしてクレジットカード払いならチケットの予約番号とカード情報だけで処理できてよさそうなものです。

これが自己都合のキャンセルならそれでも良いでしょう。また、チケットを現金で買っていた場合も何らかの手続きが発生するのは解ります。でも、運休が決まった時点でチケットは無効なわけで、「手間ひまと切手代を払って郵送してこなければ代金を受け取ったままにしてしまおう」的なずるさを感じてしまいます。

私の中のJTB不信、アンチJTB感情が芽生えてしまいました。

パソコンって何だったんだ?

昨日、iPad 2が発表されました。前回も書いた通り、私が特に注目しているのはiMovieです。残念なことに現行iPadは動作対象外だそうですが…。

ともかくiPadがHDビデオ編集という「重たい」「パソコン向き」とされてきた分野に足を踏み出したのは、コンピュータの歴史における数十年ぶりの革新とさえ言えるかもしれません。

前回の重複になりますが、フルHD動画やRAW写真を撮るカメラマンは、カメラの3インチかそこらの画面で我慢できなければ出先にパソコンを持参するしかありませんでした。でも、iPadでフルHD動画やRAW現像の取り込みと編集ができるようになればパソコンは要らなくなります。これは画期的です。

おそらくこの手の話、つまり「パソコンでやるのが当たり前だったことがiPadで事足りてしまう」といった例が今後たくさん出てくると思います。

そう遠くない未来、「パソコンって何だったんだ?」あるいは「何でパソコンみたいに小難しいもので、あんなことをやっていたのだろう?」と思う日がきっと来ると私は確信します。


iPad 2、こうなれば買うんだけど

ジョブズがそれなりに元気そうに見えて何よりでしたが、iPad 2は思いのほか順当なアップブレードに留まった印象です。

予想外だったのは背面にHDカメラが付いたこと。iPhoneとは違ってiPadをデジカメ代わりにするのは無理があるのでFaceTime用の前面カメラのみになるだろうと見ていたのですが。もっとも背面カメラの実用性、有り難みは誰かのアイディアを待たないと何とも言えません。

また意外だったのが白モデルの登場。ならばiPhone 4も出せなくはない状態なのでしょうが、iPhoneのモデルチェンジ(おそらく6月発表)も近いことですし、白いiPhone 4はこのまま幻になるのでしょう。

そして残念な点は一部で噂されたRetinaディスプレイ搭載ではなかったこと。まあ、あのサイズのRetinaはまだ高価なのかもしれません。人気のiPadと言えどiPhoneほどは数が出ませんし。

そんなわけでiPad 2で最も魅力的に思えるのはアクセサリのiPad Smart Coverだったりします。お風呂のフタのような構造の。背面は保護してくれないものの、iPadぴったりサイズの薄型スタンドと考えると、なかなかのアイディア商品だと思います。iPadスタンドは飛行機で映画を見るときの必需品ですし。

でも、iPad 2、食指が伸びるかと聞かれると、どうにも…。

いや、iMovieを使えば出先でHDビデオが取り込めるのはナイス。私の場合、海にはMacを持参する気にならないため、これまでCybershot HX5Vで水中のHD動画を撮っても、ショップに戻ってテレビを借りるか、帰宅するまで大画面では見られなかったのですが、iPad 2ではその場で取り込んで、写真同様に撮れたてを仲間でわいわい言いながら見れたりしますね。だったらもう一息。RAWファイルの読み込みと現像がiPadでできるようになると嬉しいところです。

ということで、私はiPad版のiPhotoもしくはApertureが出ればiPad 2を買いたくなると思います。


NTT、フレッツ光で隠れ値上げ!

松沢神奈川県知事が東京都知事選に立候補。じゃあ石原都知事は神奈川県知事選に回る?

NTTが6月から戸建て住宅向けフレッツ光で新料金プランを導入するそうな。実は私も対象だったりします。引っ越してきた当時、他のサービスは圏外だったもので…。

さて、新料金プランは基本料金が2,800円、上限5,800円の従量制。確かに通信量が少ない人は割安かもしれません。新興住宅地なんかはそもそもメタル回線が引かれておらず、割安なADSLが契約できなかったりしますしね。

でも、これまでは5,200円で使い放題プランのみだったので、新プランに変更して際限なく使うとかんたんに通信量の上限を超えて確実に600円値上げになってしまいます。何と言うか、今回のこの新料金プランは一見安くなるように見せかけて料金プランを変更させ、うっかり使いすぎてしまった人から差額をせしめようという魂胆に思えてなりません。やっぱ上限は従来通りの5,200円でないと。

それに、そもそもが大容量・高速通信をうたっているフレッツ光でライトユーザにのみに恩恵がある新サービスは疑問です。この新プランに合致するのは留守がちの人ぐらいじゃないかと。

と言うか、多くの人にとってオーバースペックだったからこそ、契約数が伸び悩んでいるのでしょうから、条件付きで安くなるプランを導入したところで、どれほども契約者は増えない気がします。もっと大胆な値下げじゃなきゃ。

結局、お役所体質企業がやっていることなのでしょう。

懐かしのMac互換機に思いを馳せる

私の家の押し入れの角に大きな箱が二つあります。一つはパソコン、もう一つが17インチCRTモニタです。押し入れにはまだ余裕があるものの、今後使うあてもなく無駄に空間を占めているので、この際捨てようかと。

通常、PC類の廃棄には費用がかかりますが、最近では無料回収業者もあるようです。なるほど、古い機械ほど希少金属をふんだんに使っている傾向があるため成り立つのだそうで。都市鉱山ってやつですね。

ちなみにパソコンの方は知る人ぞ知るAkia製Mac互換機。13年くらい前、Macにはサードパーティ製互換機があったのですよね。ジョブズがAppleに返り咲いてすぐに止めさせちゃいましたが、当時、本家よりちょっと高性能なものが割安に買えたので飛びついたのを覚えています。HDDが80MB、RAMも4MBぐらいで約50万円だったかな。

思い起こせばあの頃のAppleは最悪の状況でした。Windowsに押されてシェアは激減し、起死回生策だった互換機路線も自分たちの首を絞める始末。しかも次世代OSの開発もことごとく頓挫し、ほとんど命運は尽きたかという有り様でした。振り返るに、もしあのタイミングでジョブズがNeXT STEPを引っさげて復帰していなければ、Appleの歴史は前世紀中に終わっていましたね。差し当たりMac互換機はAppleにとっては「封印したい過去」みたいなものでしょうか。名残惜しいけど、もう起動もしないので捨てちゃいます。