Duneがリブート

Dune 砂の惑星の映画がまた作られるそうですね。デビッド・バウティスタ(バティスタ)が出演するそうな。バウティスタはギリシャとフィリピンのルーツを持ったプロレスラーであり俳優。はまり役は何と言ってもGUARDIANS OF THE GALAXYのドラックスです。あの忠義に厚い脳筋おバカキャラは実に素晴らしい。その路線だとDuneではハルコンネン卿、またはその馬鹿甥のラバン(昔の映画ではスティングが演じなかった方)役かな?格闘家としてなら、ガーニー・ハレックかも。新スタートレックでピカード艦長になる前のパトリック・スチュワートが演じていた主人公側の武術顧問の。

実はDune、私が好きな映画のトップ10に入ります。カルトムービーと称されることがあるように、デビッド・リンチ監督作品らしい独特の雰囲気があるのですよね。102世紀という途方もない未来ながら、中世のような建物の様式美とレトロフューチャー的なメカ類が多数登場するところにも妙に惹きつけられます。

ストーリーは単純。宇宙で唯一、この砂の惑星でのみ採れる超高価な効能たっぷりのスパイス「メランジ」の利権争いだったりします。まあSFの名作なんて大抵そうかも。テクノロジーが進んだ遠い未来においても人間ドラマこそがカギになるという。

Duneで圧倒的な存在感を放っているのが果てしない砂漠に生息する全長数百メートルにも及ぶサンドワーム。風の谷のナウシカの王蟲のモチーフにもなったとされる「圧倒的な自然の摂理の体現者」的ギミックですね。振動に敏感でメランジの採掘時に襲ってきます。

Duneのサンドワーム
後のテレビ版ではもっとトゲトゲしい形状でした

そしてナビゲーター。元は人間だったものの、メランジの過剰服用で宇宙船のワープ航行を可能にする超能力を得た代わりに体は変貌してしまってます。

Duneのナビゲーター
これでも元は人間です。テレビ版では金属質な皮膚を持つのっぺりした人間の亜種のような姿で登場しました

それからキーになる勢力は修道女組織ベネ・ゲセリット。催眠・強制力を持った声を使います。主人公ポールの母がその一人です。

他にも人間コンピュータのメンタットってのも出てきますね。長い人類史の途中、コンピュータに支配されかけた時代を経てAIテクノロジーが排除された代わりに、高度な演算能力を発揮できるよう訓練された人間達です。

ちなみに砂漠の民が着るスティルスーツ(雨が降らない星で生きるために、汗や排泄物のリサイクルシステムを備えているサバイバルスーツ)は、かつてはゴム製で俳優達からの評判がすこぶる悪かったらしいけど、今ならデザインも質感もどうとでもなりましょう。

まあこれらは原作者のフランク・ハーバートが産み出した世界。リンチ監督の旧映画作品は原作の長編小説を無理やり2時間ちょっとの尺に詰め込んだのでストーリー運びが雑だったから、リブート版の映画ではぜひ3部作構成で丁寧に作っていただきたいところです。もしくはテレビシリーズで。

それと、メランジのせいで砂漠の民の白目部分が青いという設定は引き継いで欲しいな。テレビ版では瞳だけが青く光る感じでつまらなかったから。

むらいさち風

昨日放送のクレイジージャーニーの録画を見ました。峯水亮さんの回です。プランクトンを28年間撮影し続けている男ってことで。

なるほど久米島では日没後、浅い海の海底に32灯のライト(けっこうなお値段するやつ)をぐるっと設置して、その集光領域内で寄ってきたプランクトンを撮っているわけか。我々アマチュアのレジャーダイバーには真似のできない芸当です。

でも峯水さんは時々、参加型のブラックウォーター撮影ダイブイベントを開催していたかと。興味があればそれに参加するといいでしょう。私はパスだけど。底に住むエビの方が好きだし、105mmマイクロ(それしか持っていない)で中層の小さい浮遊生物をまともに撮るのはほぼ無理だから。

ちょっと残念だったのは鉄板の中華料理ネタが聴けなかったこと。長年潜ってクラゲにさされまくってきたので、料理のクラゲを食べただけでもアレルギーが出るという。


こちらは峯水さんではなく、また別の有名な水中写真家のむらいさちさん風に私が撮ったバサラカクレエビ。

Ambon Ctenoid Shrimp、バサラカクレエビ

色違いブルー

先月、オレンジ色のジグザグマに出くわしたけど操作ミスで逃してしまい、電車の中だったのでそれっきりになって悔しい思いをしたのですよね…。

そこで春節の色違いバネブーが欲しかったけど手に入らず。でも、バレンタインウイークになってブルーがGetできました。色違いは薄紫なのか。

色違いブルー

そうそう、干支にちなんだポケモン12種の内、イノシシならバネブーではなくウリムーだろうと思ってたのだけど、中国では今年は亥年ではなく豚年なのか。

ソーのハンマーは運搬できますか?

キャプテン・マーベルの映画封切りまであと1ヶ月。待ち遠しいです。無敵のキャラクターは描写が難しく、得てして退屈な作品になりがちだけど、アベンジャーズ創設の話なので見逃せません。翌月にはアベンジャーズの新作映画も控えていることだし。

さて、マーベルコミックの人気キャラクターでアベンジャーズのメンバーでもある雷神ソーは常にハンマー「ミョルニル」を持っています。ソーに飛行能力を授けるこのハンマーは、ソー本人やヴィジョンなどのごく限られた人物にしか扱えない代物で、トラックで引いてもビクともしないし、ハルクですら持ち上げることができません。

Thor and his hummer

でも、ふと疑問が湧きました。「ハンマーがキャスター付きの椅子や台車に置かれていたなら運べるのか?」という。ハルクが持てないのなら単純に超重量ではなさそうなので。

まあ、普通に考えれば不可でしょうね。確か劇中でもハンマーで押さえて誰かをその場に釘付けにしたシーンがあったと思うし。でも、それだとソーがクイーンジェットに乗っている際、トイレに行こうと座席にハンマーを置いたら機体が空中に静止してしまうのでしょうか?あるいはたちまち推進力を失って真っ逆さまに墜落するとか…。車やバイクなどの地上の乗り物では?

ONE PIECE風の解釈でいくと「使い手本人の意識がある内はどうにでもなる」ってところですかね。