Sarcastic fringehead

昨日のエイリアンっぽい魚に続いてエイリアンと呼ばれる魚を。サーカスティック・フジンジヘッド(Sarcastic fringehead)、通称エイリアンフィッシュです。やはりへんないきもの展2で展示されています。アメリカ西海岸に棲んでいるそうです。

サーカスティック・フジンジヘッド(Sarcastic fringehead)、通称エイリアンフィッシュ
Sarcastic fringehead

なぜエイリアンフィッシュかというと、口をとんでもなく大きく開けて威嚇するから。こんな感じで。

残念ながら向こう側に向いていたけど、撮れただけラッキー。飼育係に訊ねたら「食事どき以外で口を広げるのは珍しい」とのことだから。餌やりの時はどうしても他の個体に接近するので威嚇合戦になることも多いようです。

なお横顔はこんな感じ。

サーカスティック・フジンジヘッド(Sarcastic fringehead)、通称エイリアンフィッシュ
Sarcastic fringehead

頭部がギンポに似ているので飼育が係に近縁種かと訊いたら「そう言われていますね」だそうな。あまり詳しいことは解っていないのかも。

でも砂地に潜っていることが多いギンポと違って、この魚は自然界でも巻き貝の殻に棲んでいることが多いようです。

エイリアンな魚

このエイリアンみたいな魚はワラズボという名のハゼです。へんないきもの展2の会場に展示されていました。

ワラスボ
ワラスボ

この通り生体ではなく干物なので金網に乗せられていました。また食べたことはないけど美味しいらしいですね。

ちなみにワラスボの生息地は有明海。干潟の中に棲んでいます。

そうそう、映画『The Lord of the Rings: The Two Towers』にこれに似たドラゴンが登場してました。

The Lord of the Rings: The Two Towersのドラゴン
The Lord of the Rings: The Two Towersのドラゴン

タスマニアジャイアントクラブ

へんないきもの展2のタスマニアジャイアントクラブ。タスマニアキングクラブ、あるいはタスマニアオオガニとも呼ばれます。まあ、言ってみれば巨大なカニです。

タスマニアジャイアントクラブ
タスマニアジャイアントクラブ

体長では日本原産のタカアシガニに負けるけど体重ではこちらの勝ち。最大15kgにもなるそうで。さぞ食いでがありそうだな。

展示個体は約8kgだから中ぐらいの成長度合いですね。それでも大きめの猫ほどのサイズ感があります。ただし水槽の隅に鎮座してちっとも動きませんでした。

そうそう、来年実写映画が公開予定の漫画『テラフォーマーズ』に登場するアシモフにはこのカニの遺伝子が移植されていますね。彼はカニ特有の強固な甲殻、もげた腕の再生、泡を吹いての防御、脱皮などカニの生態を存分に発揮して戦います。あらゆる地球の生物を同じ大きさに揃えた場合、多芸なカニは相当強そうです。

ジーベンロックナガクビガメ

池袋のサンシャイン水族館で開催されているへんないきもの展2に行ってきました。

こちらは入り口そばにいたジーベンロックナガクビガメ。オーストラリアやニューギニアにいるようです。

ジーベンロックナガクビガメ
ジーベンロックナガクビガメ

クビナガガメなのだから長い首を強調する撮り方をすべきなんだろうけど、どうしても私は顔から接写したくなります。まあアクリル越しのフラッシュなし(シャッタースピードを上げられない)なので大した写真にはならないし。

こちらは呼吸のために首を伸ばしたところ。

ジーベンロックナガクビガメ
ジーベンロックナガクビガメ

普通の亀みたいに首を甲羅に引っ込めることはできないけど、代わりに甲羅の右側面を巻くようにして長い首を収納します。

ジーベンロックナガクビガメ
ジーベンロックナガクビガメ

ドカベンの無茶なキャラクター

アニマックスのドカベンの放送が終了しました。

ドカベンのイメージ画像

ご存知のように突っ込みどころ満載の作品な訳ですが、中でも前々から腑に落ちないと思っていたことを書きます。

木下の両手投げ

赤城山高校の木下は左右どちらの手でも投げられる器用な投手。しかも投げる直前まで右投げか左投げかが解らず山田は惑わされます。

でも無理やりですよね。投球に入るには左右どちらかの脚を踏み出す必要があるので、現実には投げる1秒前ぐらいにはどちらで投げてくるか解ります。アニメでも投球フォームはごまかされていたけど、漫画向けの演出でした。

ちなみにMLBやNPBにも左右両方で投球できる投手は何人かいたけど、実戦で使う機会はないようです。そりゃそうですよね。練習が一流投手の倍必要になるのだから。

影丸の背負い投げ投法

かつて柔道で名を馳せたクリーンハイスクールの影丸の必殺技が背負い投げ投法。前方宙返りを伴う投球で山田でさえ打てない速球を投じてきます。

でも、やはり無理な設定です。助走なしの前方宙返りで球威が上がるとは思えないので。もちろん球が手を離れてから回転しても意味はないし。というか、そもそも脚が地面についた状態でないと、球に十分な球威を与えられないと思うし。

賀間のパワープレイ

甲府学園の賀間は無類のパワープレイヤー。「バッティングは腕力だ!」と言ってバントでホームランを打ってしまいます。そんな無茶な。どんなにパワフルな人でもスイングなしに打球を遠くに飛ばすのは無理です。

しかも賀間はプレー直前まで両手にダンベル(片方50kgぐらいに見える)を持っています。でも最大限のパフォーマンスを発揮するには、試合までに筋肉を十分に休ませて回復を図る必要があります。