リゾートホテル評(SOGOD BAY SCUBA RESORT編)

今回利用したダイビングショップは宿泊施設を持つSOGOD BAY SCUBA RESORT(ソゴッドベイ・スクーバリゾート)。ロゴマークがカエルアンコウの正面イラストとは何とも大胆な。私もときおりイラストを描くので大いにに刺激されました。

SOGOD BAY SCUBA RESORT LOGO

で、まずはダイビングサービスの評価から。今回ジンベエを二回(ジンベエスイムで1回、スクーバ中1回)、ピグミーシーホース(2色個体)も2箇所のポイントで見せてくれたので非常に満足です。ちなみに帰国日にタクロバン空港で会った関西からの団体さんは2月にオープンした別のショップを利用したもののジンベエもピグミーも見られなかったそうなので、老舗の力量を発揮してくれたと思います。SOGOD BAY SCUBA RESORT、ペドロ君を筆頭にスキルの高いガイド陣を擁するダイビングサービスでした。

そして合計5室しかないお部屋の方ですが、こちらは実にシンプル。

SOGOD BAY SCUBA RESORTの客室内

冷蔵庫やテレビはないものの、エアコン・サーキュレータ・便座・お湯シャワーはあります。まあ、ダイバーにとっては十分でしょう。

ただ食事の方は日本人にとっては単調。朝食はこんな感じです。

SOGOD BAY SCUBA RESORTの朝食

お昼のメニューもハンバーガーだったりファーストフード的なものが多かったような。さすがに夕食は日替わりのメニューが2種類から選べ、スープ&メインディッシュ&デザートが楽しめましたが。

なお、SOGOD BAY SCUBA RESORTには日本人スタッフはいませんし、サービス全般で日本語はまったく通じません。ゲストブックを見ると稀に日本語の記入を見かけますが、客の大半はいわゆる西洋系の方々のようです。

東京を捨てる日

震災による福島原発の事故は最悪の事態を免れそうな感じですが、電力不足は解消されません。夏には少々の計画停電では立ち行かないしょう。

それでも一般家庭なら停電には慣れていかれそうですが、企業は活動が制限されてしまいます。

てなわけで、動ける企業は今後続々と東京および関東圏を脱出していくでしょう。1~2年辛抱すれば回復するとう保証もない以上、社員とPC&スマートフォン、高速ネットワークがあれば業務が事足りて、必ずしも首都圏に最大拠点を構えている必要のない企業なら電力を365日24時間見込める地域に移るのは必然です。

そうして首都圏から人口が2割ぐらい東日本以外に分散、移転すれば電力もそこそこ行き渡りそうな気もします。近年「東京圏だけが繁栄して、地方は…」という印象もありましたので、人口分布が変わるのも長い目で見れば良いことなのかもしれません。

JTBの糞みたいな対応

3月17日の成田空港行きリムジンバスを予約していたものの震災の影響で運休になってしまいした。まあ、そこはしょうがないです。

でも運賃の払い戻し(カード引き落としの差し止め)手続きをしようとしたところ、これがまたどうにも要領を得ない感じで…。

今回、ローソンのLoppiで予約していたので予約チケットの裏を見ると、関連システムの主幹はJTBとありました。そこでJTBに電話したところ「チケットの現物を郵送してくれ」とのこと。何だよそれ。

今回は災害による運休。そしてクレジットカード払いならチケットの予約番号とカード情報だけで処理できてよさそうなものです。

これが自己都合のキャンセルならそれでも良いでしょう。また、チケットを現金で買っていた場合も何らかの手続きが発生するのは解ります。でも、運休が決まった時点でチケットは無効なわけで、「手間ひまと切手代を払って郵送してこなければ代金を受け取ったままにしてしまおう」的なずるさを感じてしまいます。

私の中のJTB不信、アンチJTB感情が芽生えてしまいました。

手荷物の重量オーバーには「高価なカメラだ」で対処

サウスレイテからの帰国日の朝、往路のことがあったので早めの朝5時に出発すると、すっかり水も引けていて8時頃に到着。しかも遅刻者3人を待ってからのフライトになったため、マニラでのトランジットが慌ただしいことになってしましました。まあ、何とか間に合ったので良かったのですが。

飛行機での不安材料と言えば重量制限。今回、カメラセットを機内持ち込みにしたので重量制限7kgを悠々とオーバーします。私のカメラバッグはアルミのハウジングやらストロボ2個やらが入っていて約13kg(バッグだけでも3kg)ありますので。チェックが甘いタクロバン空港では何も言われなかったものの、さすがにマニラ空港では重量オーバーを告げられました。

チェックインカウンターの係員が「バッグから何か出せ」と言うものの、出せるのはせいぜいiPadぐらい。まあ、出したところでどうせ飛行機に持ち込むのですが…。

そこで私が「カメラが入ってるんだ」と言うと、「expensive?」と訊いてきたので「yea」と答えたら、見逃してくれました。なるほど「高価なカメラが入っている。預けても良いけど何かあったら保証できる?」の作戦は有効かもしれません。成田では免責の紙にサインさせられますが、マニラではそれはありませんし。

まあでも空港内で重い荷物を持ち運ぶのもなんなので、カメラバッグ内のクッションをしっかりさせた上で、ファスナーにTSAの施錠をして預けてしまう方がいいかもしれません。

計画停電

震災に遭われた方々、その関係者に対しては、ご心中察することも難しいほどの大惨事で、おかけする言葉すら見つかりません。どうか幸運に恵まれますように…。

とは言え、首都圏のこの状況はまずいですね。電車が動かないのは人体に例えれば血管がつまっているような状態。エコノミークラス症候群の発症が懸念されます。つまり経済活動ひいては命の破綻…。

現状、限られたパイ(電力量)をどう配分するかという問題で、もちろん被災者の方々のことを思えば何なりと辛抱すべきことは解るのですが、未曽有の大惨事にみまわれようとも残された人々の日々の暮らしは続けなければいけません。ここで皆がぼう然と思考停止、全身麻痺に陥っては回復、復興、被災地支援もままならないわけです。

じゅんぐりの計画停電は喜んで受け入れます。人命をあずかるような緊急な機関、場合でなければ、企業なり家庭なりでは日に数時間の停電も厭わないはずです。

でも、電車がスムーズに動かないなら必然的に道路が渋滞します。結果、物資の補給もままならなくなります。これが、あらゆるリソースを被災者、被災地に優先的に振り向けるとういことなら賛成ですが…。

どうにか鉄道網は早急に対象から外してもらえないでしょうかね。あるいは緩和とか。