晴れ男パワーが戻ってきた…かも

私は強度な晴れ男。過去、海に行くときは高確率で晴れ&べた凪だったため、先月の台風で沖縄行きが飛んだのはショック大でした。が、どうやらまたパワーが回復してきたかも。

今回の座間味には3日間滞在しておおむね晴れ。かの地方ではスカッと晴れる日は年間を通しても数えるほどしかないとのことですが、それに当たりました。

初日の阿真ビーチ
ダイビング初日の阿真ビーチ。まだやや曇り
二日目の海
二日目。快晴
三日目の海
三日目。この上なく快晴

最終日、10時発のクイーン座間味で那覇に戻り、連れのショッピング(残波を出している比嘉酒造の梅酒が一番のお目当て)に付き合う間もずっと晴れ。そうして夕方、空港に向かう頃になって空がどんよりとしてきました。これ、いつものパターンです。私が帰った後、天気が崩れることが過去にも多々あって。

まあ単にラッキーな巡り合わせなんでしょうが、もし「運」が個々人のリソースなら、しばらくチャージして宝くじかなんかに振り向けたいところです。半年か一年ばかり休職して目ぼしいダイビングサイトに片っ端から行き倒すなんての、憧れますよね。

比嘉酒造(まさひろ) 梅人(うめんちゅ・ウメンチュ) 720ml15度 泡盛仕込み梅酒 梅焼酎(うめじょうちゅう)
比嘉酒造(まさひろ) 梅人(うめんちゅ・ウメンチュ) 720ml15度 泡盛仕込み梅酒 梅焼酎(うめじょうちゅう)

カメ、ベラ、ヤッコ

三日目のダイビングのメインはウミガメ。種類はタイマイです。

タイマイの横顔

若い個体が根っこの上で珊瑚や岩をガリガリとやっていました。こいつらは食事中はダイバーに囲まれようがお構いなく一心不乱に何かをかじり取って食べます。前脚のヒレを両手のように使ってはさんだ岩を放り投げたりしながらの食事風景は格好のシャッターチャンス。

お食事中のタイマイ

でも、決まって邪魔が入るのですよね。カメラを構えるとヤマブキベラがレンズの前を横切ります。カメが掘り返したときに出るおこぼれが目当てのようですが、ダイバーにとっては黄色い邪魔者です。

タイマイとヤマブキベラ

それからサザナミヤッコがおこぼれ争奪戦に参入。

タイマイとサザナミヤッコ

続いてツノダシも。

タイマイとサザナミヤッコとツノダシ

まあ、写真は撮りづらいけど見てて楽しい光景ではあります。

タイマイはそこの餌場がよほど気に入ってたのでしょうね。その後一回息継ぎに上がっていったものの、またダイバーだらけの同じ場所に戻ってきたので。

結局、このダイビングの時間の半分ぐらいをここで費やしてしまいました。

ポンタ健在?

10年以上前、座間味のとある海域(阿嘉島 や安室島の近く)には「ポンタ」と命名された人懐っこいサザナミフグがいて、ダイバーに愛嬌を振りまいていたという話を聞いたことがあります。その頃のダイビング雑誌にはよく登場していたような。

もちろん初代のポンタはとうの昔に天寿をまっとうしたわけですが、いました、今回も人懐っこいサザナミフグが。

サザナミフグ

砂地の上を移動中に左側から視界に入ってきたかと思うと、どんどん接近してきます。でも私のカメラはレンズ前のワーキングディスタンスが20cmほど必要なので、あまり迫ってこられても具合が悪いのですよね。もちろんレギュレータ越しに「来るな」と言っても聞き入れてはくれません。

サザナミフグ

しかたなく自分が後ずさりするもののダイバーに興味津々なのかニッコニッコしながら遠慮なく距離を詰めてきます。

サザナミフグ

あまりに寄ってくるので尻尾を軽くつまんでやると、くるっときびすを返すものの、また直ぐに戻ってきます。もう一度尻尾をつまんでも、すり抜けはするものの、やっぱり笑顔で近寄ってくるのですよね。

てなわけで、格好の被写体なのに狙えて撮った写真がありません。

サザナミフグ
強いて選ぶならこれが最高傑作かな

かつてのポンタの血統を受け継いでいるのか、あるいはここの海のサザナミフグという種にその傾向があるのかは解りませんが、ともかく遊んでくれました。それも写真が撮りづらいぐらいに…。

私はこの個体を「ポンタ53世」と名付けたいと思います。

座間味のエビ

今月最後のダイビングは座間味。朝9:00泊港発のクイーン座間味で島に渡り、この日は2ダイブ。 とりあえず一番よく撮れた写真から。

スザクラエビ
スザクラエビ。エビ図鑑の表紙にできそうな感じかと

それからアカスジシラヒゲエビ。

アカスジシラヒゲエビ
この子はウツボをクリーニング中でした

さらにはニセアカホシカクレエビ。

ニセアカホシカクレエビ
ニセモノ呼ばわりとは気の毒なネーミングだ

それからオトヒメエビ。

オトヒメエビ
オトヒメエビ レギュラーメンバー。岩の下を覗けばヒゲが見えるので簡単に見つかりますよね

那覇空港のナポレオンフィッシュ

会社終わりで羽田空港に向かい、ANAの航空機で那覇空港に到着。さっそく水槽チェック。向かって左側の水槽にはナポレオンフィッシュがいるので。

が、さすがに23時だと眠そう。棚の上に鎮座して動きません。

眠そうなナポレオンフィッシュ
眠そうなナポレオンフィッシュ iPhone 4Sで撮影。iPhoneは水槽にピタリと押し当てやすくていいですね

でも、自然界なら海の中は18時ぐらいで夜になるのに夜遅くまで明るい空港内は気の毒だなぁ。まあ、狭い箱の中で飼われている時点でそうなのですが。

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ちなみに夕方の便で先に沖縄入りしていた仲間は自身の結婚式のために帰郷していたスリムクラブの真栄田賢さんと同じ飛行機だったそうな。このたびはご結婚おめでとうございます。