スティック型Macが欲しい

最近、日本年金機構が加入者情報を、東商も会員情報を流出させてしまいました。原因は受信メールに添付されたウイルス感染ファイルを展開してしまったからとのこと。不用意すぎるし事態は深刻だけど、まあ、ありがちな話。

それらを聞いて私が思うのは「Macにしときゃ良かったのに」です。Macとて完璧には程遠いけど、シェアが小さい分、Windowsより狙われる可能性が少ない上、Windows向けのウイルスでは発症しないから。保菌者になる可能性はあるけど。

日本の公の機関は国外メーカーのマシンを導入しづらいにせよ、プラットホームを変えるだけでウイルス耐性が一気に上がるなら選択肢に入れてもよさそうなもの。そもそもWindowsだって米国製だし、iPhoneやiPadが浸透したので、もはや抵抗感は少ないはずです。それにLinuxやAndroidで置き換えるよりは現実的でしょう。

使い方が少々違う点には慣れてもらうとして、その他のネックは価格。予算が取れず古いPCを使い続けているケースは多いだろうから。現在の最安はMac miniで¥58,800 (税別)。決して安くはないです。

他方、昨今密かに人気を集めているのがスティック型PC。ならばこれのMacがあるといいですよね。Web以外に使えないほど非力でもいいから、それを2万円くらいで販売して欲しいです。HDMI付きモニタとMac用のキーボード&マウスも新調したら、そこそこの価格になってしまうけど、それはWindows PCを置き換えるときにも発生するのだし。

iBooksも読み上げ対応になるっぽい

iBooksのIcon今朝、Appleから「iTunes Connect: iBooks に関するお知らせ」というメールが届いたので、さっそくiTunes ConnectにアクセスしiBooks Storeフォーマットガイドライン V2.pdfを確認したところ、気になる記述がありました。用語の説明の箇所で「エンハンスド」に「朗読、効果音などのオーディオファイルやビデオファイルなどが埋め込まれたEPUB」、そして「朗読機能付きブック」に「朗読音声による読み上げと同時に、読み上げられている箇所の文字や単語がハイライト表示されるフィックス型のEPUB」とあります。つまり、将来のiBooksアプリはそれに対応するのでしょう。来月開催のWWDCで発表されるのかも。フィックス型ってことは固定レイアウト。リフロー型はどうなんだろう。

ちなみにこのガイドラインのリリース日は2015-01-05となっています。4ヶ月前には発表されていたのか。知りませんでした。

表示テキスト上の読み上げ箇所をハイライトしながら朗読音声を再生するのはDAISY(デイジー)という電子書籍の特徴です。DAISYは目が見えない人や弱視、あるいは識字障害や学習障害を持っていて通常の印刷物を読むのが困難な人向けの規格ですが、そのDAISYはEPUBと規格統合する方向で話が進んでいます。そもそもEPUBがDAISYから音声を除いて派生した規格だから再統合ですね。それらマイノリティの方々にも配慮を怠らない点はさすがApple。

でも個人的な要望を言うと、朗読音声の再生ではなく、テキストを合成音声で読み上げさせる際の読み間違え対策を実現して欲しかったなぁ。例えば、

“名探偵コナン 天空の<span>難破船<pronounce>ロストシップ</pronounce></span>”

などと書かれていると表示上は「難破船」でも「ロストシップ」と読み上げるような。

朗読の音声を含めるとEPUBのファイル容量が激増する上に朗読音声の作成とテキストへのマッピング作業が莫迦にならないので、DAISYの録音図書を精力的に作って配れるのは先進国のトップ数カ国と北欧の福祉国家ぐらいに限られるはず。世界中の視覚・学習障害者の9割くらいには恩恵もないでしょう。

よってOS搭載の合成音声機能でテキストを正確に読み上げられるようにした方がスマートかつ未来的です。テキストベースなら録音図書よりもアフォーダブル制作・配布でき、スタートレックの艦内コンピュータみたいだし。

それに小説の新刊が音声読み上げ対応のEPUBとして提供されれば、晴眼者も障害者も分け隔てなく、発売日当日から楽しめるようになりますよね。見える人の中にも耳で聴いて読書したい人もいるはずだし。

加えてYahoo!ニュースの各記事に音声再生ボタンが付いて、タップすると正確に読み上げられれば便利です。

また、政府や官公庁、地方自治体、有名企業などのWebサイトに音声読み上げ対応が義務化されれば障害者の方々も嬉しいのではないかと。

DVDドライブを新調

iMac(Late 2009)のスーパードライブが故障しました。CD-ROMは読み書きできるけど、DVDは何度やっても吐き出されます。購入後5年半使ったマシンなので、そういうこともありましょう。

もはやDVDドライブを内蔵したMacの現行製品は一台もないけど、まだDVDドライブなしというわけにはいかないのですよね。例えばレンタルDVDを見る場合。オンデマンドサービスもいいけどTSUTAYAで100円とかで借りる方が安上がりだったり品揃えが良かったりするので。

よってASUS  SDRW-08D2S-U LITEという外付けドライブを購入しました。ホワイトタイプです。

ASUS  SDRW-08D2S-U LITE
使い勝手はまずまず。USBバスパワーだけで使えるのがいいですね。ドライバ類のインストールも要らないし。

これでまた映画が見られます。

Yosemiteに写真アプリが登場

昨日、OS X Yosemiteの最新アップデータ(10.10.3)が公開されました。

総容量2GBあまりのこの大型アップデータを適用してみたところ、「写真」(英語名は「Photos」)というアプリがインストールされますね。この春、かつての写真管理&編集の純正アプリであるApertureを置き換えることは以前からアナウンスされてました。

で、さっそく写真アプリを起動してみたら見覚えのある画面が。何のことはないiOS版の写真アプリとそっくりです。なるほど同じUIを採用したのですね。

OS X Yosemiteの写真アプリ
OS X Yosemiteの写真アプリ(色調の補正中)

このiOSライクなUIでApertureの詳細な写真編集をどれまで置き換えられるかは、しばらく使ってみないとわかりません。差し当たり以下の不都合が見つかりました。

  1. トリミング中に写真のピクセル数が解らない
  2. 画像のピクセル数を指定して書き出す方法が見当たらない

特に後者はblog向けに写真を描き出す場合に重要です。このblogでは1024 x 768の写真を使うことに決めているので。

よってそれらが改善されるまでApertureを使い続けたいところですが、写真アプリを初めて起動するとApertureのライブラリは無くなってしまいます。写真アプリ用にコンバートされてしまうようです。参ったなぁ。しかたない。Appleにフィードバックを投げて改善されるのを待つか。

そんなわけでApertureユーザーでYosemiteの10.10.3アップデータを未適用の人は、Apertureライブラリのバックアップを取ってからアップデートした方が良いと思います。


その後、2.に関しては方法が解りました。ファイルメニューから「書き出す」→「一枚の写真を描き出す…」を選び、保存ダイアログの「サイズ」メニューで指定できます。

写真(Photos)アプリの保存ダイアログ
写真(Photos)アプリの保存ダイアログ

また、写真アプリへの移行後もApertureのデータは残されていました。

OS X YosemiteでFrontRowが完全復活!

私のiMac(Late 2009・27インチ)のOS X Yosemite環境でFrontRowが動くようになりました。

Front Rowの画面

参考にしたのはこちらのページ。

Yosemiteで動かしたFront RowをApple Remoteでコントロールする。

Yosemiteにも対応したFrontRowのインストーラーの存在は私も知っていたけど単純にインストールしただけではキーボード操作しか受け付けてくれなかったのですよね。少し離れたところからApple Remote(かつての純正赤外線リモコン)で操作できないと利便性が損なわれます。

でも上記のWebページにmiraの存在が書かれているのを発見。miraは各種アプリにリモコン操作を割り当てるユーティリティです。早速インストールしてみたらFrontRowもリモコン操作できるようになりました。

私は撮り溜めた動画(例えばAnimal Planetの深海魚特集など)をMacで管理していて、たまに見返したくなるので、メディアプレイヤーは必須。よってFrontRowが使えなかった頃はKODI(旧XBMC)MediaCentralといった代替アプリを試したものの、FrontRowの快適さに比べると使い勝手がイマイチだったのですよね。そのため動画ライブラリを参照する際にはわざわざOS X Lionで起動し直していました。

でもこれで安心してOS X Lion環境を切り捨てられます。