APECOって何よ

私が時折「フィリピン」で検索するせいか、Webを閲覧していると、たまに「APECO」の広告が表示されます。フィリピンの特別永住権のことです。その取得セミナーが12/10(日)に東京駅の近くで行われたので参加してみました。

APECO

APECOというのは、Aurora Pacific Economic Zone and Freeport Authorityの略でフィリピンのルソン島オーロラ州(マニラの北東の東海岸)が発行するフィリピンの特別永住権の名称です。同州は経済特区で、その権限が与えられているのだそうな。

これまでもフィリピン退職庁が「SRRV」「クオータービザ」という永住権を発行していたけど、もっと取得しやすい内容になっているようです。例えば従来の永住権を取るには30〜40日のフィリピン滞在が必要だったところが、APECOは3泊4日で取れるとのこと。また、従来の永住権は1年毎の更新だったけどAPECOは5年毎。APECOではフィリピン国内の住所や居住実績も不要になっています。

ただし、従来の永住権は最初に預け入れたお金は自由に引き出せるし永住権を放棄すれば戻ってくるのに対し、APECOは一切戻って来ません。というのも「オーロラ州のリゾートの建設費用を拠出してくれた人にフィリピンンの永住権を与える」という仕組みのようで。なるほど、だからEconomicが入っているのですね。

ちなみにそのリゾートは来年からコンドミニアムがぼちぼち完成し始める段階とのこと。APECO取得者は毎年60日、完成したリゾートに無料滞在できる特典があるそうだけど、リゾートの街があらかた出来上がらないことには行ってもつまらんですよね。しかもマニラから悪路を車で8時間走ってようやくたどり着ける僻地らしいし。いずれ空港が整備され、マニラやクラークから空路で行かれるようになるようだけど、フィリピンのことだから建設は遅れに遅れるかもしれないし。

さて、フィリピン側の思惑が「フィリピンでの居住いかんに関わらず特区内のリゾート開発費の出資者を募りたい」なのに対して、日本人が取得する際の主たるメリットが何かと言えば「資産形成・保全」のようでした。セミナー主催者はファイナンシャルプランナーの方だったし。フィリピンは金利が高く、国際的な共通報告基準(CRS: Common Reporting Standard)の枠組みにも入っていないので訴追されにくい資産の退避先になりうるとのこと。

で、肝心の取得費用は20,000米ドル+150万円と聞きました。今のレートで計380万円ぐらいかな。これにマニラへの往復航空券+ホテル代(最低3泊)+食事代がかかるので400万円弱といった感じです。5年毎の更新費は75,000円かかります。他の永住権と違って英語がまったくできなくても手続き時に通訳が付くので大丈夫らしいです。

また、この永住権があると国籍は日本のままなのにJALとANAの国内線に外国人料金(どの区間も片道10,800円)で乗れるそうな。頻繁に国内線に乗る人なら400万円も簡単にペイするかもしれません。

それとこのAPECOの枠は600名限定。すでに200人強が取得済みなので、いつまで取得可能かは不明とのことです。フィリピン側にしてみれば600人分に限らず開発への出資を募りたいだろうから多分追加があるだろうけど、第2次募集以降は取得費用の金額が上がっていくかもしれませんね。来年以降は対ドルで円安も進みそうだし。

というわけで、400万円でフィリピンの永住権を買いたい人、フィリピンで資産の管理・運用やビジネスがしたい人、JALとANAの国内線に乗りまくる人なんかは検討してみてはいかがでしょうか。

ちなみにAPECOを仲介しているHalo Haloという日系企業は、フィリピン版の楽天みたいなITサービス企業ですが、MNL48も展開していて先日オーディションが行われたばかりなのだと。オーディションにはアプリでエントリさせ、応援投票もアプリにすることで、若年層の顧客情報を集める目的もあるそうです。なるほどね。そういやこの企業のチラシ、去年のフィリピンフェスティバルで貰ってたわ。

Hallohallo.comのチラシ

平成の終わり

今上天皇の退位の日取りが決まりました。2019年の4月30日をもって平成が終わります。平成31年度はわずか1ヶ月しかないし、来年末の方がもっと受け入れ易かったのだけど…。

小渕官房長官による元号「平成」の発表
AERAのサイトより

とはいえ陛下の身に一大事があれば前倒しになるのだから、是非ともその日まで、願わくばそれ以降も長くお元気でいていただきたいと思います。ちなみに私は今上陛下が上皇となられた後、お一人の魚類学者として、さかなクンらと対談がなされることを密かに期待しています。ネット系のTVで放送してほしいな。

でも、皇太子の誕生日は2月23日だから2019年は天皇誕生日がないのですね。12月23日は「平成の日」として祝日のままになるだろうけど。

さて、幸いなことに次の天皇と皇子はご健在なので、気になるのは次の次。順調に進めば浩宮様の即位年齢が59歳。約30年勤められるとして次が5歳下の秋篠宮様ならご年齢的に僅か数年の在位となりましょう。ならば継承順を飛ばして悠仁様が次なのかな。

また、そうならないことを願うものの次の天皇が早くに重い病にかからないとは限りません。皇子にしてもそうです。やはり悠仁様には早くから皇太子と同等のお立場になっていただいた方が良さそうです。

なお、現時点では幼少の悠仁様の後継者はいらっしゃらないわけで、日本の天皇制は危うい状況にあります。かといって私は女系天皇も認めるべきかには答えを持っていません。

それに、いっそ悠仁様と運命共同体ってのもいいのかなと思わなくもないです。先々男子に恵まれればこの上ない喜びだけど、恵まれなければそれも天命。悠仁様とともに天皇制の役割も終わるという。天皇制廃止を唱える連中と結果的に同じ方向になるのは不本意だけど。

まあ、その頃には私は生きていないし、今の内から議論だけたっぷりしておいて、後の人たちに世相、世論を考慮して決めてもらうのがいいかと。

レンベ島のポケモン

レンベ島にはポケモンがいません。

レンべ島のポケモン

ごくまれに「ちかくにいるポケモン」が表示されるけど、とても獲りに行かれる環境ではないのですよね。なにしろリゾートの周りは海かジャングルなので。

全国魚市場&魚河岸まつり2017

日比谷公園で今日まで開催されている『全国魚市場&魚河岸祭り』に行ってきました。私は東京は人が多すぎてあまり好きではないのだけど、フードイベントが頻繁に開催されるのはいいですね。

朝10時の開場に合わせて駆けつけ、まずは「アンコウの肝鍋」から。あん肝ってうまいですよね。

アンコウの肝鍋

次に鮎の塩焼き。きめ細かな身もいいけど、やっぱり内臓が最高です。

鮎の塩焼き
さらにエビ出汁ラーメン。新宿の名店『五ノ神製作所』が提供する一品です。エビ出汁のスープも絶品だけど麺が美味かったなぁ。

海老出汁ラーメン

赤エビ汁。外れない味です。

紅エビ汁

ホンビノス貝。外来種を食用にしたのだとか。アサリやハマグに比べたらちょっと苦味があるかな。

ホンビス貝

蟹味噌の甲羅焼き。

蟹味噌の甲羅焼き

エビのアヒージョ。うまいけど油っこいんだよな。

海老のアヒージョ

そしてメインはエビのパエリア。最高に美味し。なんでもタイで養殖、加工されたときに捨てられるエビの頭を使って取ったエビ出汁をふんだんに使用しているようで。

海老のパエリア

なお、虎ノ門のお店『エルトラゴン』でも食べられるようです。しかも会場ではガスを使わざるを得なかったけど、お店ではバレンシアオレンジの木炭の炭火を使うので、さらに美味いのだとか。こりゃ行くしかないですね。全国魚市場&魚河岸祭イベント用のエルトラゴンの看板

結局、アルコール抜きで7000円ぐらい使ったなあ。

他にも、ホヤを試食し、上善如水を試飲して帰って着ました。満足です。

くさや対ファブリーズ

お台場海浜公園で開催されていた「くさや試食会」に行ってきました。くさやの本場、新島のイベントみたいです。

ムロアジ(左)と小アジ(右)のくさや
ムロアジ(左)と小アジ(右)のくさや
くさヤーマン
くさヤーマン

振舞われたムロアジ(左)と小アジ(右)のくさやを、同じく振舞われていた焼酎で食べました。なかなか乙だけど塩っぱいので焼酎よりご飯と一緒に食べたいなぁ。

さて、会場の一角では、かつてCMが中止となった「くさや対ファブリーズ」の対決が行われていました。さすがにくさやそのものに消臭液をかけるのは拙いので(臭いとはいえ食べ物を消臭することへの抗議でCMが中止になった)、ファブリーズの消臭成分を染み込ませた試験紙をくさやの原液に浸して臭うかどうかを試すというもの。結果、あのくさや臭がまったくしなくなります。ファブリーズの完勝です。

で、ファブリーズの試供品をもらい、くさやを買って帰ってきました。