森の人の面構え

熱帯の海ではお馴染みのオランウータンクラブ。

オランウータンクラブの正面

ミズタマサンゴなどに住んでいるオランウータンクラブを撮る際、たいていは見下ろす形になりがちですが、この時はラッキーな位置にいたので正面から狙ってみました。

顔だけをアップにするとこんな感じ。

オランウータンクラブの顔

こうして見ると、赤茶色の体毛だけでなく、顔つきも霊長類っぽかったりします。特に口もとあたりが。

ニチリンダテハゼの全身写真

ニチリンダテハゼ特集の三回目。全身写真です。 たいていは巣穴に尻尾を突っ込んだまま、あたりを警戒していますが、この時は巣穴から全身を出したところを撮れました。

ニチリンダテハゼの全身1
残念。下半身のひれが全部寝ちゃってます
ニチリンダテハゼの全身2
うん。こちらは全てのひれが全開です

よく見ると蛍光ペンで引いたような線の間に斑点がありますね。知りませんでした。

ニチリンダテハゼの正面顔

ニチリンダテハゼを正面から見るとこんな感じです。

ニチリンダテハゼの正面顔

カメラのレンズの種類には、前面が丸みを帯びたフィッシュアイというタイプがありますが、ニチリンダテハゼの目もドーム状。これこそ本当のフィッシュアイですね。上下左右、かなりの視野角が得られているのでしょう。

でも、ニチリンダテハゼを始めとする背びれが特徴的な魚は横向きで撮るのが定石ですが。

ニチリンダテハゼの正面やや斜め
やや斜めに撮れば日輪が見えます

若き日輪の伊達者

先日、リロアンでのダイビング二日目はスミロン島での3ダイブ。まれに沖に大物も出るらしいのですが、基本的にはハナダイやらスズメダイ系の小さな魚が充実したポイントのようです。

ガードハウスというポイントで潜った時は、エントリ後はしばらくドロップオフに沿って進みました。

途中、ガイドが他のゲストにパープルビューティなどを紹介している間、それらに無関心な私はたいてい窪みの砂地を探してニチリンダテハゼを撮ってたりします。

そうして見つけた中の1体がこちら。若魚です。

ニチリンダテハゼの若魚
蛍光ペンを引いたような縞がまだ太く、背びれも未成熟で斑点が少ないです

ちなみに成魚だとこんな感じ。

ニチリンダテハゼの成魚
体幹も背びれも立派な成魚

なお、スミロンのニチリンダテハゼはリロアンの個体よりも警戒心が強いですね。たくさん見つけたものの、ことごとく巣穴に引っ込ませてしまいました。