多久市のふれあいバス

多久聖廟を後にしたのが17時前。二月とはいえ佐賀なので日没は18時ごろだからゾンビランドサガのマンホール蓋をもう一箇所巡れそうでした。

最寄りのバス停が多久市立病院前にあるらしく幹線道路沿いで探してみたものの見当たりません。でも、しばし探し回ったところ見つけました。多久市立病院のエントランス前に。なるほどハイエースで運営されているふれあいバスだから、病院の入り口で乗り降りするのは合理的です。

多久市立病院

ちなみに時刻表はこんな感じ。各路線とも上下一日3便ずつです。

佐賀ふれあいバスの時刻表(市立病院)

そうして東多久立山線17:18発のバスを待ったものの、その時刻になっても来ません。祝日だからかと思ったけど、それっぽいことも書いてません。通りかかったガードマンに尋ねると「滅多に遅れることはない」だそうな。そりゃそうでしょう。佐賀県の田舎部だもの。祝日だろうが交通渋滞なんて無縁だろうから。

その後、10分ほど遅れてようやく到着。でもドライバーは一言も謝りません。こういうところなんだよな。佐賀の商売っ気のなさは。定時運行なんて日本だけの代物かもしれないけど、佐賀とて日本なわけです。うわべだけでも「遅れてごめんなさい」と言っとけば利用者の印象もずいぶん違うのに。

まあ、多くを望むのはどだい無理なのかも。おそらく定年退職したシニアが地元貢献のために半ばボランティア的に運転手を買ってでてるんじゃないかと思うので。実際のところは知らないけど。

結局、予定していた電車に間に合わず日没となり、この日4箇所目のマンホール蓋には辿り着けませんでした。

多久市マップ

ちなみにこのマップ9番「鬼の鼻山いこいの森」はゾンビランドサガリベンジ第10話のアイキャッチで登場していますね。

ゾンビランドサガリベンジ第10話のアイキャッチ「鬼の鼻山いこいの森」

多久聖廟

フランシュシュ2号二階堂サキのマンホール蓋が設置されている多久聖廟は孔子を祀る霊廟です。

多久聖廟

なるほど吉野ヶ里と邪馬台国の関連が推測されるように、佐賀や福岡の北西部は大陸や朝鮮半島との交流が多かっはずで、孔子廟があるのもわかります。

なお、多久聖廟は丘陵の公園の一角にあり、ウォーキングコースのあちこちにありがたいお言葉が書かれた看板が立っていました。

多久聖廟の公園内の立て看板

目的を達成するのに決して近道はしません

巣ごもりしている鳥は撮らない。人間は優しい心が大切である

運が悪いと言って天をうらんだり人のせいにしてはいけない

私の生き方はただ一つの道理を持ってこれを貫く
天は何も言わないけれども、春夏秋冬は自然とめぐっており、全ての物が生まれている

意思がかたく勇敢で飾らす無口な人に悪い人はいない

賢い人、素晴らしい人を見ると、自分もそうなりたいと思うことが大切である

学問の道にはげみ、心や行いを正しくし、人に優しくし、そして芸術も楽しむ

せっかく目を出しても静養しない人もいる
一生懸命努力をしましょう

礼を身につけなければひとり立ちはできない

なるほど。人類は2500年前からあまり進歩していないよなぁ。

フランシュシュ2号二階堂サキのマンホール蓋(多久聖廟)

この日三箇所目のマンホール蓋の設置場所は多久聖廟。多久駅からコミュニティバス(ハイエースで運行されているルートバス)で本多久なるバス停に。そこから徒歩で多久聖廟へ。

そうしてフランシュシュ2号二階堂サキのマンホール蓋を撮影。

フランシュシュ2号二階堂サキのマンホール蓋(多久聖廟)

マンホール蓋の向こうにはマンホールの絵柄になっている孔子像が立っていました。

フランシュシュ2号二階堂サキのマンホール蓋(多久聖廟)

多久聖廟の孔子像

フランシュシュ0号山田たえのマンホール蓋(みんなの公園)

JR江北駅近くのみんなの公園にてフランシュシュ0号山田たえのマンホール蓋を撮影。

フランシュシュ0号山田たえのマンホール蓋(みんなの公園)
日差しの都合で電灯の影が写ってしまいました

みんなの公園自体はこんな感じ。芝生の広場にカフェが併設されていました。

フランシュシュ0号山田たえのマンホール蓋とみんなの公園

江北の町の印象は、いかにも「地方の少し栄えている方の街」って感じでしたね。道沿いに大型店舗がいくつかあって、それ以外は高い建物すら無いような。

フランシュシュ3号水野愛のマンホール蓋(おおまち情報プラザ)

2月23日(天皇誕生日)、出向いたのは杵島郡大町町(きしまぐんおおまちちょう)。佐賀県内で最小の町です。

佐賀駅からバスに乗り、おおまち情報プラザに。そこでフランシュシュ3号水野愛のマンホール蓋を撮影。

フランシュシュ3号水野愛のマンホール蓋(おおまち情報プラザ)
フランシュシュ3号水野愛のマンホール蓋(おおまち情報プラザ)

絵柄のモチーフは聖岳展望所のハート型の手水鉢。実物を見にいこうかと思ったけど、おおまち情報プラザからは歩きで1時間半かかるらしくパス。

なお、マンホール蓋の近くには蒸気機関車が展示されていました。かつて炭鉱が盛んだった頃に活躍していたのでしょう。

おおまち情報プラザの蒸気機関車

ちなみに佐賀からのバスに乗っていたら見覚えのある名前が書かれた看板が見えました。咄嗟に写真は撮れなかったけど確かに「嘉瀬川」とありました。ゾンビランドサガ9話の冒頭に出てましたよね。あのアニメ、何気ないところにも佐賀の各所が描かれています。

嘉瀬川のパネル
嘉瀬川のパネル(ゾンビランドサガ第9話より)

後で調べたら嘉瀬川は佐賀の山間部から有明海に流れていて57kmある一級河川だそうな。だったらこの手の看板は川沿いのあちこちにあるんだろうな。