JTBの糞みたいな対応

3月17日の成田空港行きリムジンバスを予約していたものの震災の影響で運休になってしまいした。まあ、そこはしょうがないです。

でも運賃の払い戻し(カード引き落としの差し止め)手続きをしようとしたところ、これがまたどうにも要領を得ない感じで…。

今回、ローソンのLoppiで予約していたので予約チケットの裏を見ると、関連システムの主幹はJTBとありました。そこでJTBに電話したところ「チケットの現物を郵送してくれ」とのこと。何だよそれ。

今回は災害による運休。そしてクレジットカード払いならチケットの予約番号とカード情報だけで処理できてよさそうなものです。

これが自己都合のキャンセルならそれでも良いでしょう。また、チケットを現金で買っていた場合も何らかの手続きが発生するのは解ります。でも、運休が決まった時点でチケットは無効なわけで、「手間ひまと切手代を払って郵送してこなければ代金を受け取ったままにしてしまおう」的なずるさを感じてしまいます。

私の中のJTB不信、アンチJTB感情が芽生えてしまいました。

手荷物の重量オーバーには「高価なカメラだ」で対処

サウスレイテからの帰国日の朝、往路のことがあったので早めの朝5時に出発すると、すっかり水も引けていて8時頃に到着。しかも遅刻者3人を待ってからのフライトになったため、マニラでのトランジットが慌ただしいことになってしましました。まあ、何とか間に合ったので良かったのですが。

飛行機での不安材料と言えば重量制限。今回、カメラセットを機内持ち込みにしたので重量制限7kgを悠々とオーバーします。私のカメラバッグはアルミのハウジングやらストロボ2個やらが入っていて約13kg(バッグだけでも3kg)ありますので。チェックが甘いタクロバン空港では何も言われなかったものの、さすがにマニラ空港では重量オーバーを告げられました。

チェックインカウンターの係員が「バッグから何か出せ」と言うものの、出せるのはせいぜいiPadぐらい。まあ、出したところでどうせ飛行機に持ち込むのですが…。

そこで私が「カメラが入ってるんだ」と言うと、「expensive?」と訊いてきたので「yea」と答えたら、見逃してくれました。なるほど「高価なカメラが入っている。預けても良いけど何かあったら保証できる?」の作戦は有効かもしれません。成田では免責の紙にサインさせられますが、マニラではそれはありませんし。

まあでも空港内で重い荷物を持ち運ぶのもなんなので、カメラバッグ内のクッションをしっかりさせた上で、ファスナーにTSAの施錠をして預けてしまう方がいいかもしれません。

ピグミーからジンベエまで

海の最終日にしてようやく晴れダイブ。一本目は「ゴーストタウン」なるポイント。ミミックオクトパス狙いの泥地ダイブです。

なるほど、ゴーストタウンというだけあって、一見殺風景な泥の海底が広がっています。でも、よくよくみるとハゼの類いがわんさか。ハゼ好きには天国ですね。

ゴーストタウンのハゼ

後から聞いたら、ゴーストタウンという名前は、以前ゴーストパイプフィッシュ(ニシキフウライウオ)がたくさん居たので付けられたのだとか。

残念ながら目当てのミミックは見つかりませんでした。 二本目の狙い目はピグミーシーホース。こちらはガイドがあっさり見つけてくれました。イエローもピンクも両方。ここでは、比較的よく取れた方の一枚を。

ピグミーシーホース1
ピントが…

三本目は実に単調なダイビング。さして目ぼしい被写体も見つけられず。60分が経過し、ああ残念だったなぁと思っていたところ、ガイドがタンクを激しく鳴らします。見ると6m大のジンベエが。

残念なことに水面付近から眺めることになっちゃいましたが、2本で切り上げた仲間は見れていないわけで、まあラッキーな部類でしょう。

サウスレイテ、侮れません。何の変哲もないコーラル系のウォールダイブで平然とジンベエが出没するのですから。

サウスレイテのゴーストパイプフィッシュ

この日は終日雨天、良いコンディションではなかったので私にとっては珍しく午前の2ダイブで切り上げ。目ぼしい収穫もなかったので昨日の写真を。

クマドリカエルアンコウのどアップ。

クマドリカエルアンコウ

そしてナイトダイブのニシキフウライウオ。いっしょに潜った外人さん(いわゆる西洋人の方)はこれが好きらしく、大喜びでした。

ゴーストパイプフィッシュ

人生初の生ジンベエ

今回の旅二日目のメインはジンベエスイム。広い入り江のような場所をバンカーボートで左右に行き来すると、まもなくフィリピン人ガイドが一匹を発見。ジンベエザメ、私は何となく外海にいる姿をイメージしていましたが、ここでは水深3~4mの浅瀬で見られるのですね。

ボートで一定距離まで接近後、そっと海に入ります。そして顔を水に浸けると数メートル先に3~4m大のジンベエザメが。 私にとって美ら海水族館で見て以来、初めての野生のジンベエザメでした。

しばし並泳しながらビデオ撮影。 悠然と泳ぐジンベエですが、頑張ってもヒトの泳力では追いすがれるはずもなく、ほんの20秒ぐらいで見えないところに去っていきました。

その後、何度も入り江を往復しながら探したものの曇天だったこともあって見つけられず。まあ、その日は5チーム中で見られたのは我々だけだったのでラッキーだったのでしょう。