マイティ・ソー

映画『マイティ・ソー(原題:Thor)』を見てきました。同じMarvelの前作『X-MEN ファースト・ジェネレーション』とはうってかわって、お気楽なヒーロームービーです。何しろ神様ですからね。

マイティ・ソー

以下、ネタバレ多数。

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人種・人権問題の色が濃いX-MENのような重苦しさはなく、笑えるシーンも多数。中でも一番笑ったのが、砂漠で発見されたハンマーを囲んでヤジ馬連中がバーベキューをやっていたところ。確かにアメリカ人ならやりそう。フットボールスタジアムの屋外駐車場みたいなノリで。ちなみにハンマーを引き抜こうとして荷台を持っていかれたトラックのドライバーはスタン・リーですよね。

それから追放されたソーを探しに地球にやって来た4人のコスプレ行進もほほ笑ましく、ソーがシールドのコールソンに親近感を表すシーンなども感慨深いです。北欧神を信仰していたバイキングゆかりのアイスランドの命名ルールでは、ソー・オーディンソンは「オーディンの息子ソー」という意味だったりします。コールソンならコールの息子ですね。

本作では足が不自由なドナルド・ブレイク医師に身をやつすくだりは割愛されているかと思いきや、ジェーンの元彼としてこの名前が登場。おまけにソーの偽名としても使われます。この辺は原作を知っている人はニヤリとしてしまいますよね。

さて、前々から気になっていたのが固有名詞の発音。ソーはトールの英語読みと聞かされていましたが、ジェーン(ナタリー・ポートマン)らは「トール」に近い音で読んでいるように聞こえました。

同じくハンマーの名前は「ムジョルニア」と表記されていますが、こちらは北欧風のまま「ミョルニル」でしたね。

最後、エンドロールの一番下に「ソーはアベンジャーズとして戻ってくる」の一文が。アイアンマン、ハルク、ソーが出そろい、今月後半には米国で『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』が公開されて、いよいよアベンジャーズメンバーのビッグ4(ビッグ3+1)が出そろいます。

そういえば、本作でソーがシールド警戒下にあるハンマーの奪還を試みた際、狙撃体制に入っていたボーガンの男はアベンジャーズメンバーのホークアイですね。

そして最後の最後、ニック・フューリーがからむ伏線を張ったところで映画が終了します。しかもロキが手ぐすねを引いていて…。なるほどソーとの戦いに敗れて異空間に吸い込まれたロキが飛ばされた先がミッドガルド(地球)だったのを見たためヘイムダルはソーに地球に行く方法があると告げたのか。

うん、愉快な作品でした。でも3D上映する必然性や相乗効果はまったくなかったかと。300円釣り上げるためだけの処置に思えてなりません。

さて、キャプテン・アメリカでどこまで話が進むのか。きっとアベンジャーズの結成シーンで終わるのではないかと予想するのですが、ともかく、その先はMarvelユニバースのクロスオーバーが見られそう。楽しみです。

でも、キャプテン・アメリカ、何で日本は10月公開なんだろう…。

Olympus PEN Lite3が発表されました

PanasonicのLUMIX DMC-G3、同GF3に続き、Olympusからもマイクロフォーサーズの第3世代機であるPEN EP-3、EPL-3、そしてPEN mini E-PM1が発表されました。

PEN E-P3
PEN E-P3
PEN E-PL3
PEN E-PL3
PEN E-PM1
PEN E-PM1

先週のPENTAX Qに続き、これまた「世界最速AF」をうたっているものの、下位2機種は秋の発売だそうで。

Olympusの良いところは何といっても目ぼしい機種に純正の水中ハウジング(水中プロテクター)を用意している点。今回はその秋発売のPEN Lite(EPL-3)用とPEN mini(E-PM1)用が発売されるようです。

PT-EP06L

PT-EP06L LEDライト点灯イメージこの通りまだ画像の段階のですが、注目すべきなのはレンズポートの周りに4個のLEDライトを配置していること。マクロ派フォトダイバーの多くが夢見ていた機構がいよいよ実現します。

現時点ではLEDの光量が解らないものの、接写可能な被写体(ウミウシ、ダンゴウオ、カエルアンコウなど)は外部ストロボ無しでも明るく撮れるように仕上げてくるでしょう。しかも影を作らずに。

これまでは内蔵ストロボ光のみで撮影しようにもレンズポートに蹴られるため、どうしてもワーキングディスタンスを取り、外部ストロボを炊いて撮る必要がありましたが、クローズアップレンズを用いてかなり接写できるようになるかもしれません。

加えて、今回はワイドを捨てたようにも見えます。他のメーカーのハウジングはレンズに合わせてレンズポートも取り換える仕様ですが、Olympusはレンズポート一体型。そして前モデルPEL Lite 2用ハウジングは大口径レンズポートを採用していました。クローズアップレンズはポートに被せるタイプのアダプターを介して接続する方式です。

PT-EP03

PMLA-EP01
PT-EP03(PEL Lite 2用ハウジング)とPMLA-EP01(マクロレンズアダプター)

対して新モデル用は絵を見る限り、レンズポートの赤い箇所に67mmのネジ径が切ってあり直接クローズアップレンズを取り付けられる仕様に思えます。だとするとズームレンズを使った際はワイド端側では画角の四隅がケラレるかもしれません。でも、LEDを搭載したことでも解るように、このハウジングはマクロ指向なのは明らか。

使い勝手、ON/OFFのギミック、LEDの光量と電源、そしてこれで撮ったマクロ写真の出来栄えが気になるところです。

INON製LUMIX GF2用ハウジングの虚しさ

INONからPanasonic LUMIX DMC-GF2用の水中ハウジング『X-2 for GF2』が発表されました。

GF2 housing

例によってレンズのフォーカス調整はダイヤルではなくレンズポートを回す方式。
グリップを握った手で上手く操作できるのかな…

ただ、悲しいことにPanasonicは既にGF2の後継機であるGF3を発表済みなのですよね。先に発表されたNauticam NA-EPL2もそうですが、専用のオプション品を発売する頃には既にカメラ本体の新製品が出ているというのは実に虚しい…。

もちろんGF3発表後もGF2は流通していて価格も手頃になっていますが、日進月歩のデジタル機器の分野では新製品があるのに旧製品を買うことに抵抗感を覚える人は少なくないのではないでしょう。特に今回は半年でのモデルチェンジ(通常は1年周期)だったので、GF2には何か欠陥があったのではという憶測も働きますし。

もちろんデジカメを水中で使うユーザは全体の内のほんの一部でしょう。でも、そこには根強いニーズがあるわけで、Panasonicが順製品を出すつもりがないのであれば、手を上げたハウジングメーカーと協調して、もっと早いタイミングで対応ハウジングの発売をアナウンスできるようにしてもらいたいものです。

WiMAXの契約で迷う

まだレンタル機で試していないものの、もうWiMAXに変える気満々なので契約形態と機種選択の検討に入っています。UQ WiMAXにするか、それとも提携会社のMVNOにするか。MVNOのメリットは各社の独自サービスを付加できることですが、選べる機種も変わってくるようで。

差し当たりプロバイダ系(Nifty、So-net、BIGLOBEなど)はパス。追加の有料サービスを契約するつもりがないので。J:COMMも同様。

余談ですが、いわゆるインターネット・プロバイダはもう役割を終わりつつあるのかもしれません。メールアドレスはGmailを使えばいいですし、blogの開設にしてもアメーバなど無料サービスがたくさんありますので。回線を引く際に必要だからと契約したものの、特に固有のサービスは使っていないという人も多いのではないでしょうか…。

馴染みの業者でピックアップした結果、選択肢は以下の通り。

  • YAMADA電気
  • ビックカメラ
  • ワイヤレスゲート(ヨドバシカメラ)
  • UQ WiMAX

4社ともそれぞれ内容の異なる無料のWi-Fi接続サービスを用意しています。提携のWi-Fiスポットを見つけたら、より高速なそちらも利用できるってやつですね。

それぞれの差はこんな感じ(2011年6月末時点)。

業者のサービス対比

この他にも各社とも公共Wi-Fiが利用できるようです。

でもlivedoor Wirelessは提供エリアが乏しいみたいですし、BBモバイルポイントはiPhoneやiPadでも使えるので付加サービスとしての魅力はありません。ワイヤレスゲートもそれらの横断サービスらしいので魅力薄かな。いくらか良さそうに思えるのはWi2 300。私が成田空港との往復によくりようするリムジンバスでも使えますし。

だとすると候補はビックカメラかUQ WiMAX。だたしビックカメラで選べる端末はSinsei Corporation製と株式会社ソフトアンドハード製のみ。私が希望するクレードル付きの機種(IO-DATA、NECアクセステクニカ)はダメなようで。

ならば選択肢は一つだけ。UQ WiMAX。結局、本家本元と契約するのがもっとも無難かつ利便性が高かろうと。オンラインストアで買うと日数がかかるようなのが厄介ですが。