ホクロの毛

土曜日から久米島に行っていた仲間は(潜れずとも陸の楽しみを堪能して)昨日無事帰ってきましたが、明日から別の仲間が宮古島に行く予定。でも台風の名残でもって明日は波が8mという情報も。

21号、ずいぶん沖縄近海に長居した厄介者でしたが、まあ海水温を下げて生態系を守ってくれるのだから勘弁してあげましょう。どうせ抗えないし。

また、伊豆方面の海況も今週末はボロボロでしょうね。22号に続き21号が近海をかすめて行くので。


リロアンにもカエルアンコウがたくさんいます。こちらは岩のくぼみに逆さまに付いていた1匹。オオモンカエルアンコウかな。

白カエルアンコウの横顔
大きさは約20cm。私のカメラで狙うには大きすぎるサイズです。よって顔だけ

よく見ると口元のホクロ(?)から毛(?)が生えています。

白カエルアンコウのどアップ
正面顔。こちらの方がホクロの毛を確認しやすいかな

人間の場合、「ホクロの毛を抜くと癌になる」は都市伝説のようですが、まあデリケートなのでむやみに抜いたりはしない方がいいようですね。

セジロノドグロベラの幼魚

私の得意分野は1〜2cm大の被写体の撮影。よって幼魚を見つけると無性に撮りたくなります。それが何の幼魚かは解らないことも多いのですが。 こちらもそんな一匹。

セジロノドグロベラの幼魚
1cmぐらいの個体でした

この通り、図鑑にもろくに乗っていなさそうな姿をしていますが、魚に詳しいガイドによると、セジロノドグロベラの幼魚とのことでした。やっぱ、見慣れている人は解るのですね。各種の様々な成長段階を見てるから、図鑑にない中間段階も判別がつくわけだ。

また、こちらはケサガケベラの幼魚です。模様が模様だけに解りやすく、比較的メジャーな種ですね。

ケサガケベラの幼魚
これは2〜3cmぐらいあったかな

ヒトデヤドリエビ

ヒトデヤドリエビです。1cmぐらいだったかな。

ヒトデヤドリエビ

いやあ、エビって素晴らしい生き物でよね。見てよし撮ってよし食ってよし。もし人間以外に生まれ変わるならエビを常食にする生き物になりたいものです。 以下は最近私が気に入っているえびラーメン。

一幻のえびラーメン

東京だと池袋の東武デパートの12階にあります。さすがにヒトデヤドリエビは使ってないけど…。 お取り寄せもできますよ。

激しいウミウシ

仲間が昨日から久米島に行っています。台風21号に遭うのを覚悟の上で。

その21号、気象庁やウェザーニュースの今朝の予想だと今週半ばにかけて沖縄本島の西、つまり久米島あたりをめがけてちびちびと進むようです。東進と出していた米軍の予想も16日頃まではそのコースに変わってますね。進み方が遅い分、今年の台風の中では一番厄介かも。

しかも、まずいことにグアムの近くには22号の卵も待機しているのですよね…。


先月のリロアンで最も印象的だったのがこちら。漫画で叫ぶときにはギザギザの吹き出しを使いますが、そんな形をしています。

スソヒダウミウシ
15cmぐらいあるこのウミウシは、「スソヒダウミウシ」だそうです。

ギザギザのフチもさることながら、驚くのがはちゃめちゃなカラーリング。まるでPhotoshopで色をいじくり倒して原形を留めなくなったときみたい。

スソヒダウミウシの上半身
ギザギザな上、何とも表現しづらい色合い
スソヒダウミウシの全身
全身。二次鰓に白黒の角みたいなのが混ざっているのはなせ?
スソヒダウミウシの後ろ姿
後ろ姿。尻尾もあります
スソヒダウミウシの顔のアップ
顔のアップ