ズズズー

うどん、そば、ラーメン、ちゃんぽん、焼きそばなど日本料理の麺類を食べるときは「ズズズー」と音を立てながら食べるのが普通です。それが不快だと思う外国人もいるそうだけど、日本の伝統的なスタイルなので慣れてもらうしかないですね。あるいは避けるか。

ラーメンを食べる人、Person who eating ramen

麺を口に入れたら口をすぼめ、空気と一緒に吸い込むとズーッという音がします。実はこれは大げさに食べているのではなく、スープや麺の熱さを空気で緩和して口の中の火傷を防ぐ高等テクニックです。中には熱くない麺を食べるときにも音を立てる人もいるけど。

ただし、日本でもスパゲッティーなど外国料理の麺類を食べるときは音を立てないのがマナーです。

讃岐うどん

「讃岐うどん」と呼ばれるうどん屋さんでは注文の方法が他とは違います。

通常のうどん屋さんでは、天ぷらうどん、きつねうどんなど、好みの具材とセットになったうどんを注文しますが、讃岐うどんのお店ではトッピングの具材を好きなだけ自分で選べます。

讃岐うどんのお店には厨房を兼ねた注文カウンターがあり、具材のコーナー、うどんの注文・受け取りコーナー、レジが順番に作られています。注文の流れはこうです。

まず、トッピングのコーナーで食べたい具材を自分で小皿に取ります。一般的な具材はエビの天ぷら、鳥の唐揚げ、野菜のかき揚げなどです。いくつ取っても構いません。中には大量の天ぷらを取る大食漢もいます。

次に、うどんの種類を注文します。うどんを受け取ったらレジに進み、総額の代金を払います。

Sanuki-Udon、讃岐うどん
大食漢はもっとたくさんの天ぷらを買います

それを自分で席に運んで食べます。

月見うどん

月見うどんという料理があります。これはうどんの上に生卵をのせたものです。卵の黄身を月に、スープで固まりかけた白身を雲に見立てています。

Tsukimi-Udon、月見うどん

月見うどんは日本人の大好物ですが、スープの熱では白身は固まりきらないし、生卵が苦手な人は別の種類のうどんを頼むといいでしょう。

うどん

うどんは日本の伝統的な麺料理で、小麦で作られた白い麺が特徴です。太さや断面の形は地方によって異なります。天ぷらや油揚げ(豆腐を揚げて味付けしたもの)をトッピングして食べるのが一般的です。天ぷらはごぼうやアナゴ、海老などです。

Udon、うどん

なお、うどんの消費量が多い香川県では糖尿病の人も多いと聞きます。うどんは炭水化物なので、なるべく野菜も一緒に食べましょう。

天ぷら

天ぷらという和食はフィリピン人も知っているかな?

天ぷらは、野菜や海老などを小麦粉と生卵をかき混ぜて作った液体に浸してから揚げたものです。揚げバナナの作り方に似ています。砂糖は使わないけど。

Tenpura、天ぷら

天ぷらの主な料理は天丼、天ぷらうどん、天ぷらそばです。天丼は天ぷらをお米の上に乗せたもので、甘い醤油をかけて食べます。

食券

日本は自動販売機大国なので、カジュアルなレストランでは店員に注文する代わりに、商品注文用の券を買うスタイルの店が多くあります。席に座り、券を店員に渡すとその料理が運ばれてきます。要するに前払いですね。

ただし、昔風のボタン式の券売機は英語の表記がなくて、どのボタンを押せばいいかが外国人には解らないかも。

Ticket Vending Machine、券売機
昔ながらの券売機。たいていは日本語表記のみです

最近の全面タッチパネルになっている券売機は、表示言語を英語や中国語などに切り替えられるのもあります。

食の宝庫

日本にはおそらくフィリピンよりもはるかに多くの料理があります。これは、日本の国土が縦に細長く、亜熱帯、温帯、亜寒帯の地域があり、かつ山も海も豊富で、様々な気候風土の地域が混在しているからでしょう。北の北海道や東北地方で獲れる野菜や魚介類と南方の沖縄や九州で獲れるそれはかなり違います。同じく太平洋と日本海でも。そして流通網が発達した今では他の地方の食材も容易に手に入るようになりました。

加えて日本人は海外の料理や食材も無節操に取り入れ、独自にアレンジしてしまいます。代表的な和食のラーメンや天ぷらも、もともとは外国の料理でした。

よってそもそも日本には料理のバリエーションが多い上、今でも増え続けています。このblogに食べ物の紹介が多いのもそのためです。

Japanese food、和食

よって日本に来たら、どこでも食べられる定番の料理はもちろん、その土地でしか食べられない固有の料理も試してみることをお勧めします。

野良猫

日本の都市部では野良犬は見かけなくなったけど、野良猫は見かけます。たいていは近寄りたくてもすぐ逃げるけど、中には人馴れした猫もいます。

Cat、猫

また、特定の飼い主はいないけど、地域内の有志たちが餌を与えて見守っている「地域猫」もいます。それらには不妊手術を受けさせているので繁殖しません。不妊手術済みの耳に切り込みが入っています。

妖怪ウォッチのアニメがフィリピンでも放映されているかは知らないけど、ジバニャンも耳がカットされているので子孫は残せないわけだ。というか、もう死んじゃっているのだけど。彼は妖怪とよばれる呼ばれるお化けだから。

野良犬

フィリピンでは野良犬をよく見かけますよね。でも皮膚病や狂犬病を持っている恐れがあるので、あまり接触はしないのが懸命だと聞きます。

dog、犬

日本では野良犬はすっかり見かけなくなりました。少なくとも市街地では。数十年前にはいたと思うけど。都市が野良犬が生活しづらい形態に発展したためかもしれません。ちなみに猫はときおり見かけます。

また、飼い犬に避妊手術を施す飼い主も増えています。それでも、生まれた子犬を捨てる不届きな連中はいるはずだから、保護された後に引き取り手が見つからなかった犬は駆除されているのでしょう。殺処分です。その必要性はがなくなって欲しいものです。

ちなみに日本では60年以上、人の狂犬病の発祥例がありません。でも、フィリピン帰りの日本人が発祥した例はあります。

家畜

フィリピンでは市街地から離れると空き地で牛やヤギをよく見かけますよね。そして家の軒先では鶏も。ヤギは多様な植物を食べるので除草に役立ってくれます。

Rooster、ニワトリ

日本ではこれらの動物は、よほど田舎でなければ農場や動物園でしか見られません。日本の都市部は地価が高く人口も多いので土地は住宅や商業用地として活用され、家庭で家畜を飼うのは現実的ではありません。