鏡餅

日本では正月に鏡餅を飾ります。二つ重ねた餅の上にみかんを乗せたオブジェです。なお、1月10日ぐらいには役目が終わるので、餅は食べられてしまいます。

Kagamimochi, 鏡餅日本の風習にはたいてい理由があるけど、これについては理由や起源がわかりません。

餅は日本の伝統的な食材で、潰してペースト状になったお米を成形したものです。餅作りに適したもち米を使って作ります。フィリピン人は日本人よりもたくさんお米を食べるけど、餅を作って食べる習慣はないのでは?

Rice cake, 餅

なお、実は餅は危険な食べ物で、毎年10人以上のお年寄りが餅を喉につまらせて亡くなります。

おせち料理

おせち料理は正月に食べる伝統食です。

Osechi-ryori、おせち領域昔の日本では正月の三が日は料理をしないというしきたりがあったので、前の年の年末に「重箱」と呼ばれる積み重ね可能な器に日持ちするお惣菜を詰めたものを用意し、それを家族みんなで囲んで食べました。お弁当とは違って重箱にお米は詰めません。

ただし、その風習は廃れつつあります。昔はお正月はどこのお店も休業していたけど今では正月営業も当たり前になり、食べ物を備える必要がなくなったためです。

また、定番のおせち料理を作る作業は手間がかかるので、多くの女性が専業主婦だった昔のように時間をかけられなくなったのも一因でしょう。

でも、市販のおせち料理を買うことはできます。

年越しそば

日本では「年越しそば」と言って12/31日に蕎麦を食べる習慣があります。

これは、新年を迎えるにあたって長寿を祈願する古い習わしの名残です。日本人の平均寿命が短かった頃、一本一本が長い蕎麦を食べると寿命が長くなるという験担ぎがありました

Year end soba, 年越しそば

肉まんの買い方

フィリピンのセブンイレブンで肉まんを買う際は、ショーケースからトングを使って自分で取り出して、包装紙に入れてレジに持って行って代金を払いますよね。

日本のコンビニでは、レジで注文すると店員さんが包装紙や袋に入れて渡してくれます。

Nikuman、肉まん

ちなみにコンビニの肉まんは1個120円ぐらい。お店によってはもっと高級で高価な商品を売っています。

肉まん

中華料理の肉まんは「シャオパオ」という名前でフィリピンでも食べられていますよね。日本語では「肉まん」です。

Nikuman, 肉まん

日本の肉まんの特徴は皮の部分が薄いことでしょう。単調な味の皮でお腹を一杯にするのではなく、具と一緒に食べて丁度いいバランスに調整されています。一般的な中身は味付けした豚のひき肉と玉ねぎです。甘いソースは付きません。

肉まんの他にも様々なバリエーションがあります。定番は以下の通りです。

  • あんまん
  • カレーまん
  • ピザまん

あんこ

あんこは日本を代表するスイーツです。小豆を砂糖と煮て作ります。

Bean paste、あんこ

小豆の粒が残っているものを「粒あん」、裏ごしして繊維を取り除いたものを「こしあん」と呼びます。

あんこはそれだけで食べられることはなく、他の和菓子やパンの具材として使われます。例えばこちらのキャラクターの頭部はあんこが入ったパンです。

Anpanman,  アンパンマン

また、ドラえもんの大好物のどら焼きにもあんこが入っています。

Doraemon、ドラえもん