国家元首

日本の国家元首は天皇陛下なので内閣総理大臣はその次になります。

ただし天皇は政治には関わりません。天皇は日本国民統合の象徴という位置付けです。

天皇の主な役割は以下のようなことです。

  • 国事行為(閣僚の任命など)
  • 祭事、儀式
  • 皇室外交
  • 慰問

例えば国内で大きな災害が起きた際、天皇と皇后が現地に赴き、被災者を励まされます。一般の国民にとって国家元首が慰問に来られることは、たいへん励みになります。

国民の中には違う思想を持つ人もいるかもしれませんが、概ねすべての日本人が天皇を尊崇しています。これは古来からの伝統であるだけでなく、今上天皇とその父である先代の天皇のお人柄によるところが大きいでしょう。

また、今上天皇個人の活動としては、彼は魚類学者です。ハゼを専門に研究しておられます。時には外国の研究者から分類が難しいハゼの識別を依頼されることもあったそうです。フィリピンの海でもよく見られるYellow prawn-gobyの和名「ギンガハゼ」は天皇と皇后によって命名されました。

Yellow prawn-goby、ギンガハゼ
ギンガハゼ(Yellow prawn-goby)

なお、12月23日は天皇誕生日という祝日です。ただし、今上天皇はご高齢により皇太子への譲位が予定されているので、2019年からは2月23日が次の天皇誕生日となります。