みかん

日本の冬の果物の一つがみかんです。英語だとsatsumaあるいはmandarin orangeかな。でも、どちらの英語も日本では通じないでしょう。satsumaと聞くと日本人はサツマイモを思い浮かべます。

Satsuma, Mandarin orange、みかん

日本のみかんはいわゆるオレンジよりも小ぶりで甘みが強いのが特徴です。皮が薄いので子供でも指で簡単に剥けます。それに、ほとんどのみかんは種がないので、外側の皮を剥けば丸ごと食べられます。

なお、みかんをたくさん食べると手が黄色くなります。みかんに含まれるカロテノイドという色素の仕業です。

石焼き芋

秋から冬にかけて美味しい食べ物の一つが焼き芋です。特に石焼き芋と呼ばれる料理は、サツマイモを小石と一緒に焼いて作ります。そうすることで石から遠赤外線が放出され、サツマイモの甘みが増します。

Yaki-imo, 焼き芋一般的な石焼芋は1本200円くらいです。多くのスーパーマーケットで買えます。

なお、「安納芋」という名前の石焼き芋に適した品種もあります。一般的なサツマイモよりもさらに甘みが強く、少し高級です。

蕎麦

蕎麦も日本の伝統的な麺料理です。蕎麦の実の粉から作ります。

蕎麦はうどんと同じく熱いスープに入ったものを食べる方法と、ざるに盛られた冷たい蕎麦を小さな器に入った「つゆ」に浸す食べ方が一般的です。

Tempura soba、天ぷら蕎麦Zaru soba、ざる蕎麦

蕎麦も炭水化物ですが、タンパク質と食物繊維が多いので、うどんよりも少しヘルシーな食べ物とされています。

ズズズー

うどん、そば、ラーメン、ちゃんぽん、焼きそばなど日本料理の麺類を食べるときは「ズズズー」と音を立てながら食べるのが普通です。それが不快だと思う外国人もいるそうだけど、日本の伝統的なスタイルなので慣れてもらうしかないですね。あるいは避けるか。

ラーメンを食べる人、Person who eating ramen

麺を口に入れたら口をすぼめ、空気と一緒に吸い込むとズーッという音がします。実はこれは大げさに食べているのではなく、スープや麺の熱さを空気で緩和して口の中の火傷を防ぐ高等テクニックです。中には熱くない麺を食べるときにも音を立てる人もいるけど。

ただし、日本でもスパゲッティーなど外国料理の麺類を食べるときは音を立てないのがマナーです。

讃岐うどん

「讃岐うどん」と呼ばれるうどん屋さんでは注文の方法が他とは違います。

通常のうどん屋さんでは、天ぷらうどん、きつねうどんなど、好みの具材とセットになったうどんを注文しますが、讃岐うどんのお店ではトッピングの具材を好きなだけ自分で選べます。

讃岐うどんのお店には厨房を兼ねた注文カウンターがあり、具材のコーナー、うどんの注文・受け取りコーナー、レジが順番に作られています。注文の流れはこうです。

まず、トッピングのコーナーで食べたい具材を自分で小皿に取ります。一般的な具材はエビの天ぷら、鳥の唐揚げ、野菜のかき揚げなどです。いくつ取っても構いません。中には大量の天ぷらを取る大食漢もいます。

次に、うどんの種類を注文します。うどんを受け取ったらレジに進み、総額の代金を払います。

Sanuki-Udon、讃岐うどん
大食漢はもっとたくさんの天ぷらを買います

それを自分で席に運んで食べます。

月見うどん

月見うどんという料理があります。これはうどんの上に生卵をのせたものです。卵の黄身を月に、スープで固まりかけた白身を雲に見立てています。

Tsukimi-Udon、月見うどん

月見うどんは日本人の大好物ですが、スープの熱では白身は固まりきらないし、生卵が苦手な人は別の種類のうどんを頼むといいでしょう。

うどん

うどんは日本の伝統的な麺料理で、小麦で作られた白い麺が特徴です。太さや断面の形は地方によって異なります。天ぷらや油揚げ(豆腐を揚げて味付けしたもの)をトッピングして食べるのが一般的です。天ぷらはごぼうやアナゴ、海老などです。

Udon、うどん

なお、うどんの消費量が多い香川県では糖尿病の人も多いと聞きます。うどんは炭水化物なので、なるべく野菜も一緒に食べましょう。

天ぷら

天ぷらという和食はフィリピン人も知っているかな?

天ぷらは、野菜や海老などを小麦粉と生卵をかき混ぜて作った液体に浸してから揚げたものです。揚げバナナの作り方に似ています。砂糖は使わないけど。

Tenpura、天ぷら

天ぷらの主な料理は天丼、天ぷらうどん、天ぷらそばです。天丼は天ぷらをお米の上に乗せたもので、甘い醤油をかけて食べます。

食券

日本は自動販売機大国なので、カジュアルなレストランでは店員に注文する代わりに、商品注文用の券を買うスタイルの店が多くあります。席に座り、券を店員に渡すとその料理が運ばれてきます。要するに前払いですね。

ただし、昔風のボタン式の券売機は英語の表記がなくて、どのボタンを押せばいいかが外国人には解らないかも。

Ticket Vending Machine、券売機
昔ながらの券売機。たいていは日本語表記のみです

最近の全面タッチパネルになっている券売機は、表示言語を英語や中国語などに切り替えられるのもあります。