近年、随分減ってきたけど、和式トイレというものがあります。昔はほとんどがそうでした。
和式トイレは床に便器がセットされていて、座ることができません。よって中腰でしゃがんで用を足す必要があります。
なお、多くの和式トイレではドアに背を向けて使います。治安がいいのが当たり前の日本人は気にしないけど、外国人にとっては不安かもしれません。
刺青は日本社会ではタブーの一つです。 なぜならそれが長らくヤクザの象徴だったから。彼らは「自分は一般人ではない」という決意表明のために刺青を入れるのが習わしでした。
そのため日本人は刺青のある人を警戒することがあり、多くのスパ、銭湯、スイミングプール、ジムなどでは刺青のある人の利用を断っています。また、隠せない刺青があると公務員や会社員としての採用は難しくなります。
今日では若者を中心にファッションとして刺青を入れる人が増えたものの、まだかなり少数です。
日本でも外国人の刺青には寛容だし、私も外国人とヤクザ風ではないデザインの入れ墨は許容されるべきだと思うけど、選別の基準を決めるのは難しそうなので、もし日本で暮らすなら刺青は無い方が無難です。
日本にはいたる所に飲料の自動販売機(以後、自販機)があります。なにしろエレクトロニクスは日本の得意分野であり、自販機を導入すれば人件費を節約できるので。人間は商品を機械に補充するだけ。その後は機械が毎日24時間無休で販売してくれます。釣銭の勘定を間違うこともありません。
なお、日本の自販機は1台でホットなコーヒーやお茶と冷えた水やジュースの両方を供給できる優れものです。また、お菓子やパン、傘、フルーツなどを売っている自販機もあります。
私はフィリピンでは、コイン投入式のウオーターサーバーを除けば、マクタン国際空港ぐらいでしか自販機を見たことがありません。
また、一見無防備な自動販売機だけど、壊されて現金や商品が盗まれることは日本では滅多にありません。犯行の労力や所要時間、逮捕されるリスクと成功したときのリターンを考えれば、到底割に合わないからでしょう。
残念ながら日本にはジョリビーの店舗がありません。今年の初めに「ジョリビーが日本進出を検討している」という噂が流れたけど、実現しなかったようです。無理もないでしょう。日本はハンバーガーチェーンの競争が激しいので。
日本でも最大手はもちろんマクドナルド。これに日本発祥のモスバーガー、ロッテリア、フレッシュネスバーガーが続きます。あとは、ファーストキッチン・ウェンディーズ、バーガーキングなどですね。他にも小規模なチェーン店や独立系の店舗もたくさんあります。
ちなみにウェンディーズはマニラの水族館で見かけたことがあります。バーガーキングもマニラ空港第三ターミナルで使いました。もちろんジョリビーは私もよく利用します。
ああ、フィリピンのマクドナルドにはお米のメニューもあるけど日本のハンバーガー店にはありません。せいぜいモスバーガーにバンズをお米で置き換えたライスバーガーがあるくらいで。外食産業の売り上げの過半をジョリビーが占めるフィリピンとは違って日本には多種多様なレストランがあるので、日本人はお米の料理が食べたいときは他のお店に行きます。
先日、日本全国が対象の選挙が行われました。日本の選挙の特徴は「前時代的」です。
例えば選挙ポスターは決められた掲示板に貼らなければならないけど、この掲示板は木製で選挙のたびにいたるところに立てられ、選挙が終わったら廃棄されます。まったくもって資源と税金の無駄遣いです。
日本はエレクトロニクス大国なのだから常設のデジタル掲示板に置き換えるべきです。選挙期間以外は広報や天気予報、交通情報などを流しておけばいいのだし。でも、そうはなりません。
実は日本の政治システムは与党、あるいは既存政党に有利にできています。デジタルデータではなく物理的なポスターのままにしておけば組織力がものを言います。小政党や個人の立候補者は、すべての掲示板にポスターを貼ることができません。もし自らがポスター貼りに専念すれば、その候補者は自分の政策を有権者に向かって披露する時間を失います。
他にも、候補者はメールを用いた選挙活動を禁止されています。これは、与党にはITを十分に使いこなせない高齢の議員が多いためといわれています。でも、ちゃんとスタッフを雇えばいいだけの話なのですが。
ただし、SNSは禁止されていません。理解があるからではなく、新しいのでルールがまだ追いついていないからです。でも残念ながら若い世代の投票率は低いのですよね。