コンシボリガイ

どことなくイカルス星人みたいなコンシボリガイ。

コンシボリガイ1
ホクロがチャーミング

この通り背中に貝を背負ってますが、これもウミウシの仲間です。

コンシボリガイ2
砂辺No.1にて

シラナミイロウミウシ

昨日のゾウゲイロウミウシ同様、このシラナミイロウミウシも10cm級だったので画面からはみ出してしまいます。

シラナミイロウミウシ1
シラナミイロウミウシ1 まずは顔。スカート部の下の腹足には角っぽいとんがりが見られますね
シラナミイロウミウシ2
鰓が引っ込んでます

何とか全身を入れようと引きで撮ったら、やはり暗い写真になったものの、現像で色を回復させました。

シラナミイロウミウシ3
鰓がまた出てきました

雪山海牛

「セツザンカイギュウ」ではなく「ユキヤマウミウシ」です。真栄田岬にて。

ユキヤマウミウシ(正面)

ユキヤマウミウシ(側面)

なるほど雪山に見立てたのはナイス。そしてたたずまいは伝統的な和菓子みたい。まあ、ウミウシを食べる人はいないと思うけど。

いや、かつて昭和天皇が研究のために食されたそうですね。一節にはお付きの人に「あんなに不味いものは他になかった…」と漏らされたとか。真偽は解りませんが。種類によっては毒もあるはずだし。

新しい生命

結局、6月2日(土)と3日(日)は台風3号の影響もさほどなく、波も小さくて普通に潜れました。土曜日の朝は晴れてたし、午後にバケツをひっくり返したようなスコールが降ったものの、それはダイビング終了後だったので。

というわけでこれからしばらく新作写真を小出しにしていこうと思います。

まずは一番の力作から。

卵の世話をするトウアカクマノミ
卵の世話をするトウアカクマノミ

ポイントは恩納村の山田ポイント。日本にいる6種類すべてのクマノミが見られるところですが、私は例によってカクレエビをリクエスト。なのでガイドが連れて行ってくれたハタゴイソギンチャクには確かにアカホシカクレエビやオドリカクレエビがわんさか。

でも私の目を引いたのはイソギンチャクの傍らに広がった一角。卵がびっしり産み付けられていて、親魚が盛んに世話をしていたのですよね。普段私は数十ミリ級の被写体をよく撮っているのですが、これこそがマクロ中のマクロ。一粒は1ミリもないんじゃないかと()。

※ トウアカクマノミの卵は米粒状で長さが2mm程度だそうです

そこでUCL-165M67を装着。実はこのクローズアップレンズを付けるとピントの合う範囲が一気に狭くなるため滅多に使わないのですが、卵は動き回らないので遂に出番です。

そうして撮った一枚の中央だけをトリミングするとこの通り。

卵のアップ
クローズアップレンズUCL-165を装着して撮影

おそらく一両日にもハッチアウトですね。残念ながら目の前で見ることはできませんでしたが。台風一過で駆けつけても、おそらくみんな巣立った後です。