函谷関攻防戦

キングダムのアニメ放映バナー

キングダムのアニメ第三シーズン第15話「函谷関の裏」を見ました。

この回では楚軍の媧燐が密かに放った別働隊が山越えして函谷関の裏を攻め、あわや門を開くかというところまで行きます。結局、王翦軍がさらに背後から襲いかかって秦は最悪の事態を免れるのだけど、援軍が窮地を救うのはキングダムのいつものパターンですね。

まあ、それはいいとして、ふと思ったのが

「魏軍が巨大な弩(ど)を函谷関の門に打ち込めば落とせたのでは?」

です。呉鳳明が設計した巨大弩の威力は凄まじく、外壁に刺さった矢は大勢の兵士が梯子をかけて攀じ登れるほどの強度を誇ります。ならば、正面から門に水平打ちをし続ければ、いくら硬い門でもいずれ破れるだろうと。そうして大岩を手前に引き出せば、あとは門を挟んだ混戦に持ち込めます。兵の数は合掌軍の方が圧倒しているわけだし。

もっともそういうのは野暮な話。史実では陥落していないのだし、話を盛り上げるには難攻不落が前提の攻防を続けないといけないから。

東京五輪は成功するか?

直前まですったもんだが続いたものの、いよいよ今夜、東京五輪の開会式が行われます。私は誘致にも反対だったし開催するにしても来年への延期を望んでいたけど、ここまで来た以上は良い大会になって欲しいと思います。「何だかんだあったけど面白い試合は多かったよな」と振り返れるような。

ただし、この五輪を無事、終えることができるかは微妙な気がします。私が思う脅威は二つ。

コロナ陽性者の増加

昨日の東京都の新規感染者数は1,979人。まるで検査数をコントロールしてこの数にとどめたかのような数字です。

もっとも感染者数が増えても大半が軽症や無症状で医療が逼迫しなければ大勢には影響しません。

ただし、選手やスタッフなど五輪関係者の中で陽性者の増加し、そのせいで試合がいくつか飛ぶようなことになれば、五輪の途中打ち切りという事態もあり得るでしょう。

台風襲来

夏の台風は九州を西から回りこんで北東に進むコースが多いけど、どうなるかはわかりません。台風が発生しなかったり発生しても日本には影響がないかもしれないし、逆に東京近郊を直撃する場合もあり得ます。

五輪の期間は16日間を超えてはならない決まりらしいので、どこかで台風に見舞われて屋外、とりわけ海上競技のスケジュールはグダグダになりかねません。

あるいは8月8日(日)の日に台風が北海道に向かうなんてことも。札幌の男子マラソンが中止されても東京では閉会式が行われるという。東京に接近していれば閉会式は屋内に変更かな。

まあ、この大会は例外続きだから期間延長もありかも。何なら閉会式後に実施でもいいでしょう。会場が使えてスタッフも動員できるなら。

差し当たり気象衛星ひまわりによる今日の様子はこの通り。日本の南海上にどでかい雲の塊りが見て取れます。

気象衛星ひまわりの衛生画像(2021年7月22日)
このあたりで台風が発生し、会期中に東京方面に向かったなら…

米軍のJoint Typhoon Warning Centerのページでも、やはり同じところに要警戒の印が付いていますね。これが巻いてきて台風に発達すれば日本に向かってくる可能性もありましょう。

雨続き

おまけの一つ。

天気予報だと来週の東京は傘マークが並んでいます。コンディションがよほど悪くならなければ競技は敢行されるだろうけど、雨続きの五輪なんて見た記憶がないので、何かしらケチがつきそうな気はします。

SHOHEI Hey!

大谷翔平の規格外の活躍ぶりはすでに語り尽くされている気もするけど、自分なりの考察を。

大谷翔平
公式Twitterから引用

水島新司さんの漫画作品に『光の小次郎』というものがあります。架空の12球団で繰り広げられるプロ野球の話です。

主人公は新田小次郎。投打で抜きん出た彼は、高卒ルーキー(1年浪人してプロ入り)ながら、投手としてはMAX160km/hの速球を武器に並みいる強打者を手玉に取り、打者としてはDH専門の選手を押しのけて打席に立ち、ホームランをかっ飛ばします。

30年以上前の発表当時は「漫画の話だ。投打分業のプロにこんな選手は現れないよな」と思って読んでいたのだけど、ご存知の通り、今年の大谷はそれ以上のことをやってのけているですよね。しかもメジャーリーグの舞台で。球速は160kmhにとどまらないし、ホームラン数は独走、長打率も脅威のハイアベレージ。今年のボールは飛ばないと言われているのに。

さて、漫画の中の新田小次郎は、あるとき偶然、奇跡的な一球を投げたがために、その再現にとりつかれて急激に調子を崩していきます。推測するに、物語としてはそれ以上の活躍の描写が難しく、そういう展開にせざるを得なかったのかもしれません。

一方、現実の大谷は、どんなに信じられない成績を上げても、ひたすら賞賛されるだけで「話の展開がつまらない」とは言われません。

よって怖いのは怪我だけですね。ただし、不本意だった過去3シーズンが、今年の驚異的な活躍の礎になっているわけだから、今シーズンを無事に乗り切ってくれるのではないかと。

最終的な成績は9勝、本塁打62本、.280くらいだと予想しておきます。

STAR TREK: PICARD

STAR TREK: PICARDがAmazon prime videoで始まったので早速見てみました。まだ1話しか公開されていないのでテレビ番組風に毎週1エピソードずつ追加されるのかな

STAR TREK: PICARD

以下ネタバレです。

本作のピカードは宇宙艦隊を退役後、10年以上(映画NEMESISから20年以上)が経過してフランスの実家のブドウ農園を継いで隠居しています。映画GENERATIONSで兄とその子が亡くなったから。

同居人はロミュラン人男性とバルカン人女性の夫婦。ピカードとは親しげで彼を救世主と認識し、世話を焼いています。もともとピカードはNEMESISの最後でシンゾンの野望を食い止めてロミュラン政府の信頼を勝ち得ていた上、後にロミュラン星が太陽の超新星爆発に飲み込まれた際に9億人のロミュラン人を救出したのだと。ロミュラン星の消失はリブート版STAR TREKで語られていましたよね。惨劇を防げなかった老スポック大使がネロに恨まれることになった出来事として。

ただし、その頃に火星のコロニーに対して人工生命体によるテロが勃発したため人工生命体の研究開発が禁止となり、データの試作機のB-4も機能停止状態で沖縄の研究所内に保管されています。

そして、どうやらブルース・マドックス(TNGの35話に登場した艦隊の科学者)が殉職したデータの何かを流用して、さらに高度なアンドロイドを生み出していることがほのめかされました。若い地球人女性にしか見えないデージ、そして双子のソージ・アーシャは彼の手によって作られたデータの娘らしいけど、色々と秘密がありそうです。

そしてソージがいるロミュラン再生施設はボーグキューブを流用したもの。いずれセブンオブナインも出るらしいので、ここに絡んでくるのでしょう。

また、デージの方は地球でピカードの目の前で爆死したような感じだったけど、残骸は残っていなかったからきっと生き延びていることでしょう。追跡能力に加えて遮蔽機能も持っているようだから。

さて、TNG、というかSTAR TREKのテレビシリーズはどもれ基本的に一話完結、もしくは数話ごとにまとまったエピソードの連続だったけど、本作は続き物になるのではないかと。でも、これもまた面白そうです。


追記:
ピカードと同居している女性はバルカン人ではなくロミュラン人みたいですね。夫(?)とは違って笑わないのでてっきりバルカンだと思っていたけど、どうやらロミュランで、しかもタル・シアーの元メンバーみたいです。

お手軽地デジチューナーという過去記事にアクセスがあります。探している人がいるのでしょう。

今時、ほとんどの液晶テレビは外付けHDD録画機能をもているけど、せいぜいダブルチューナー(視聴用と録画用)で裏録はできないので、別途録画環境が欲しいのは解ります。でもブルーレイ&HDDレコーダーを買うほどではないと。

ただし、AUB-100/102のクラウドファンディングはとっくに終了していて、もう参加できません。

AUB-100/102

でも、無事製品化に漕ぎ着けたらしくAmazonで買えるようになっています。

例えば年末年始の番組をしっかり録画して見たいといったニーズにはぴったりですね。