プレステ4が出るのか

プレステのロゴ

2月20日にプレステ4が発表されるようです。微妙…。もはやゲーム機に期待している人はは少ないですよね。せいぜい気合いの入ったゲーマーぐらいかと。

かつてプレステ2がDVDプレイヤーとして、同じく3がブルーレイプレイヤーとして売れた経緯もありますが、今回はブルーレイを置き換える次世代規格も控えていません。

おまけにCELLプロセッサは積まないらしいので、PS3のゲームも動かないのでしょう。あれをエミュレートするのは無謀だし。

ならば仕切り直し、プレイステーションのブランド名を引き継ぎつつも、定義のし直しを余儀なくされるわけです。

かくいう私もゲームやブルーレイにはお金を払う気にならないので、代わりに「こうだったら買うかも」ということで書きます。

それを簡単に言うと「メディアサーバー(Wi-Fiベースステーション機能付き)」でしょうか。具体的な製品としては、AppleTVとWi-Fiルーター、そしてPogoplug(かつてのハードウェアのタイプ)、そしてロケーションフリーを合わせたようなもの。つまり、USB3接続でディスク容量をほぼ無限に増やせ、保存された動画、音楽、写真、ゲームなどに各種機器で自宅内外からアクセスできるという。ついでにセットトップボックスの機能もあると。

想定する使い方はこんな感じ。

《楽しむ》

  • リビングの大型テレビに繋いでゲームや映画を楽しむ
  • 書斎や寝室のPCからアクセスし、ゲームや映画を楽しむ
  • お風呂場の防水Androidタブレットからアクセスし、ゲームや映画を楽しむ
  • 外出先からスマホやタブレットでアクセスし、ゲームや映画を楽しむ
  • 外出先からスマホやタブレットでアクセスし、録画予約したり、テレビ放送を楽しむ

《保存する》

  • 映画、音楽、専用ゲームはダウンロード購入して、内蔵SSDもしくは外付けHDDに保存
  • 写真、ホームビデオはカメラを直接繋ぐか、PCから転送して外付けHDDに保存

《バックアップ》

  •  RAID機能対応

つまり、自分と家族だけで使うクラウド環境を構築して運用するためのコアデバイスですね。iOSやAndroid端末向けにクライアントアプリを提供し、「太いWi-Fiが使える環境下なら世界中のどこからでも利用できる」と。既存の製品でも似たようなことは実現可能ですが、まだ一般家庭に浸透する段階には至っていませんので。

近年、SONYはAppleのiPhoneの前で防戦一方だったわけですが、もしここで「端末がiPhoneだろうがiPadだろうが、世界中のご家庭向けメディアサーバーはプレステ4」「AppleやSamsungのユーザーもプレステ4を買い求める」という流れを作れたなら、それはiTunesを出し抜くほどの一発大逆転にもなり得るわけです。

さて、来週SONYがどんなモノを出してくるのか、楽しみに待ちたいと思います。

格安なRX100用水中ハウジング

サンコーレアモノショップからソニーCyber-shot DSC-RX100用防水ハウジングケースが発売になりました。

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40m耐圧。全機能対応でで19,800円

作りは見ての通り、Canonの純正ハウジング(ウォータープルーフケースとも呼ばれる)とそっくりの透明なポリカーボネイト製です。同じ製作業者に発注しているのかな。

しかも、シューベースはもちろんレンズポート前面には67mmのネジ径まで備えているので、余計な補助パーツなしでマクロコンバージョンレンズが付けられます。Canonの純正ハウジングは、最近ようやくシューベースが付いたところなのに。いきなり追い抜いちゃいました。

もちろんレンズポートのそばにはダイヤルが設けられていて、これを摘んで回せばコントローラーリングが回るのでしょう。私の好きなマニュアルフォーカスができますね。

唯一至らない点といえば、ストロボ光のインターセプトの仕組み。箱形のディフューザーを外すと剥き出しのソケットが2個現れます。ここに光ケーブルを差せば良いわけですが、ハウジングが透明なのでカメラ本体のストロボ光も漏れてしまいます。ともするとハレーションが起きやすいわけです。

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外部ストロボの利用時には工夫した方がいいかも

でも、外部ストロボを使う際はINONのクリアフォトシステムを利用すれば、ストロボ光を赤外線(光らないけど外部ストロボは反応する)に変換してくれるので大丈夫です。クリアフォトシステムもフィルムとシールだけなら安価だし。 ともかく、

このハウジングは仕様といい、お値段といい、絶妙な感じ。DSC-R100は現時点で最高の水中撮影向けコンパクトデジカメなので、これは買いだと思います。

RX-100の水中ハウジング

DSC-RX100今、人気のコンパクトデジカメがSONYのDSC-RX100。なにしろ普段の写真はスマホで十分なことも多いので「デジカメ買うなら上位機種」という考えが働きますよね。

実はこのRX-100にもコントロールリングが備わっていて、マニュアルフォーカスも可能です。つまりマクロの水中写真に適した性能が備わっています。それどころかイメージセンサーが1インチのCMOSなので、他社のほとんどの上位機種よりも優位にあります。

というか、より大きな1.5型CMOSを搭載するCanon PowerShot G1 Xは最短撮影距離が20cmなので、5cmまで寄れてf1.8という明るいレンズを採用したRX100は画質優先ならば最強のマクロ撮影用コンデジと言ってもいいでしょう。

ただし、純正ハウジングがないため、このblogのお勧めに入れていいものか迷っていました。アルミ削り出しのハウジングはあったものの、さすがに高価なので。

でも、ここに来てようやく、もっと安価な水中ハウジングも入手できるようになりました。Ikelite製です。

Ikelite DSC-RX100
おそらく上部一番右がコントロールリングを回すダイヤル

Ikeliteは米国インディアナ州の水中ハウジングメーカー。外国人ダイバー(私から見て)が集結するカパライやサウスレイテやではよく見かけた記憶があります。海には遠い(湖はあるけど)インディアナが拠点ってのもアメリカの企業らしくて面白いですね。

この水中ハウジングの解説はこちらをどうぞ。見た感じ、フォーカスリングを回すには両手が要るようで。まあ、マクロ撮影時は体を安定させてじっくりと、ですね。外部ストロボの接続にも工夫が必要そうです。アーム類の展開はよくよく吟味した方がいいでしょう。

そんな感じで検討するなら的確なアドバイスが得たいところですよね。新宿西口の水中カメラ専門店アンサーは、私もお世話になっている面倒見のいいお店です。すぐそばにヨドバシカメラやヤマダ電機もあるので、カメラを買った足で水中ハウジングをアンサーで買うのもいいと思います。CanonのS110やOlympus XZ-2もいいけど、1段上の画質が欲しい人は、是非相談してみてください。

ということで、お勧め水中カメラにRX100も追加しておきました。

SONYの60m防水ムービーカメラが欲しい

SONYがウォータープルーフケース(水中ハウジング)に入れると60m防水になるムービーカメラ「HDR-AS15」を発売しました。ウォータープルーフケースは商品に同梱されています。

HDR-AS15

HDR-AS15は撮影画像確認用の液晶モニタがない、向けて撮るだけのカメラ。いわばGoProのSONY版ですね。お笑い芸人がバンジージャンプを飛んだりジェットコースターに乗る際に身に付けるあれです。

ただし、HDR-AS15にはWi-Fi機能があり、スマホからコントロールしたりケーブルなしで撮った動画を取り出せるようになっています。欲を言うと無線給電もできれば文句なしなのですが。

ダイバーだと、これ単体で使うも良し、一眼レフの水中ハウジングやマスクの横に付けて使うも良し。特に明るい海(水深が浅いところ)で潜る際には楽しめそうです。

セコイことを言うと、フィリピン辺りではダイビングの際にカメラフィーを取られることが多いのですが、BCのポッケに入れておくか一眼レフのカメラセットに固定していれば、ノーカウントにしてもらえそうです。

また、サードパーティがこれ用のフィッシュアイコンバーターレンズなんかを出してくれるといいですね。それとビデオライトを装着する仕組みも。

 


追記:

素の状態でも170°の画角があるようです。話題のジンベエスイムなんかに使うといいかも。2〜3匹映し込めるかも。

いよいよ血迷ったか?SONY

先日、SONYがCyber-shot DSC-RX1を発表しました。フルサイズのCMOSセンサーと単焦点レンズを積み、市場推定価格が25万円という驚異的なコンパクトデジカメです。

Cyber-shot DSC-RX1

発表以来、SONYがこのカメラで何を狙っているのかをずっと考えてきたのですが、ようやく一つの結論に至りました。「戦艦ヤマトを作りたかったのだろう」です。

そもそも単焦点なので用途はほぼスナップショット用かと。でも、それならもはやケータイで十分。むしろケータイの方がSNSにUPするのに有利です。DSC-RX1ではおそらくコンデジには考えられないほどの高画質、高精細の絵が撮れるのでしょうが、大半の人々は決してそれを求めてはいません。

第一、写真に高画質を求める人なら素直に一眼レフ機を買うわけです。光学ファインダも持たず、レンズも換えられないカメラに25万円もの大金を払う奇特な人は稀でしょう。

まあ、その点はSONYも重々承知のはずなので、たとえ使うのがもったいないほどであっても、スペック的に圧倒的な機種を投入して、社内外の士気を鼓舞したいのではないかと。この機種に限れば採算は度外視で。まさに戦艦ヤマトですね。ザクを圧倒するガンダム(戦局を一変させるほどの高性能機体)ではなく、ある意味お飾り的な…。

ただ、一個の商品としては、やはりピントが外れている気がしてならなりません。なぜなら、これが「いつかは欲しい」「お金に余裕があれば買いたい」と思わせる製品だとは到底考えられないので。もちろんべらぼうに高価なコンパクトデジカメがあってもいいけど、それは人々の憧れに成り得るものでなければならず、やるんならα、もしくはNEXにおける圧倒的な最上位機じゃないと。

順当な上位機種DSC-RX100だけでは飽き足らず、筋がよろしくないDSC-RX1までも出してきたことで、私は今後もSONYの迷走が続くような気がしてきました。