OS X Lionの導入、法人ユーザはどうすればいいの?

Mac OS X Lion改めOS X Lion。7月の発売らしいので早ければ来週末にもリリースされる可能性があります。4週後かもしれませんが。

私はMac OSがバージョンアップされたら毎回バックアップを取った上で即日クリアインストールしています。今回もそうするつもりなのですが、Mac App Store経由で売られるとのことでふと気になったことが。「法人ユーザはどうすればいいの?」と。

個人所有のMac向けには自身のApple IDで購入できます。ちなみに私の現役機種はiMac ’27とMacBook Air ’10の2台なのですが、今回から2台分のライセンスを買う必要もなくなりますね。

でも、企業の場合はどうなるのでしょうか。いろいろと疑問が湧いてきます。

  • 法人のApple IDが必要?
  • 法人名義のクレジットカードって作れたっけ?
  • 一つのアカウントで何台までインストール可能?

パッケージ版を売らないとすれば、解決方法はこれかな。

  • 2,600円のiTunes Apps カードを購入する

従来のiTunes Apps Card(3,000円)だと400円余らせてしまうので、Appleはこんな感じのデザインの新しいカードを発売するのではないでしょうか。

iTunes Apps Cardのイメージ図

法人はアップグレードしたいMacの台数分だけカードを買えばいいと。

ただし、法人個人に関わらずMac App Store経由が前提なので、Leopard止まりだった場合はSnow Leopardも買う必要があるかもしれません。

燃油サーチャージの高騰に愕然

7月、今年2度目のフィリピン、セブ州マクタン島に潜りに行く予定です。連休が絡むのでツアー代金が上がるのは致し方ありませんが、燃油代の高騰には愕然とします。確か去年まではフィリピン航空のセブ往復で5,000〜8,000円くらいだったかと。今年の5月でも10,000円でした。それが今月以降はさらに上がって16,000円!。

スポーツプラスのロゴスポーツプラス(機内預け荷物の重量制限が+20kgになるフィリピン航空の会員制サービス)の年会費も、やはり先日6,500円から12,500円に値上がりしています。こうなるともうセブがお手頃なダイビングポイントには思えなくなってくるのですよね。もちろん燃油高はフィリピン方面に限ったことではありませんが。

ちなみに先週の那覇ステイ慶良間3泊四日は航空券とホテル(朝食付き)のパックツアーが31,400円でした。加えてボートダイブ6本で37,000円。7万円でおつりが来ます。もちろんフィリピンの方が沖縄よりも暖かく生きものの個体数も多いように感じますが、見られるものの種類は沖縄とさほど変わりません。

私のスポーツプラスが切れるのが9月。以降、フィリピン方面に積極的に行くべきか悩ましいです。燃油代が下がらないようなら、しばらくは沖縄を拠点にしようかな…。

iCloudの先にあるもの

WWDC ‘2011 Keynote、予告通りOS X Lion、iOS5、iCloudの3本でした。珍しく事前に出し物を発表したのは、毎年恒例となっていたiPhoneの新モデル発表がないことで変に株価が動くことを避けたかったからでしょうか。

さて、従来のmobilemeが漠然とした有料ディスクスペース提供だったのに対して、iCroudは「クラウド版デジタルハブ」とでも言うべきもの。用途というかサービスの性質を絞り込んできました。しかもiCroudが成功すればMacやWindows PCの母艦は必ずしも必用ではなくなります。まもなく登場するChrome PCの動向と合わせて要注目でしょう。

ただし、iCroudの容量は無料とはいえ5GBぽっち。mobilemeは20GBでしたし、いずれ「写真や動画もお願い」「別のクラウドサービスを頼むのは煩わしい」という声が出ることは予想しているでしょうから、そのうち有償の追加オプションが加わるかもしれません。

でも私が一番のポイントだと思うのは「iTunesで購入したコンテンツは5GBにカウントされない」という点。CDからリッピングした音楽も同様の扱いにするとのこと(当面、米国限定の有料サービスらしいですが)。「身元は割れているので、リクエストに応じてマスターからコピーさせればいい」という考え方ですね。これはエンターテイメントビジネスの慣習をガラリと変えかねないのではないでしょうか。つまり、いよいよメディアレスが進むと。

例えば映画をDVDやBlu-rayで流通させればコピーが無限にばら巻かれかねませんが、配信型サービスなら防げます。仮に破られても有益な対策が打てそうです。ならばコンテンツホルダ各社はいずれDVDやBlu-rayを辞めてしまう可能性だって十分あり得るのではないかと。

ユーザにしても、作品の視聴権を買うという扱いになれば物理メディアの煩わしさから開放されます。過去にDVDで買った作品をBlu-rayで買い直すといったケースでも、SD版を+数百円でHD版にアップグレードできればあり難いです。あるいは新しく出たディレクターズカット版も、ちょっとの追加料金で見られるようになるとか。メディアの保存方法や耐久性にも気をつけなくて良くなりますし。

差し当たりAKB48の選挙権が100票分欲しければ100個のApple IDが必用になりますね。まあ、そこはどうぞご自由に。

iCroudですか

6月6日、WWDCの基調講演で「iCroud」が発表されるとのこと。従来の同社のクラウドサービスであるmobilemeよりも大幅に機能強化されて生まれ変わるのでしょう。現状のmobilmeは20GBで9,800円/年(各種おまけ機能付き)ですが、比較的小容量の無料版と大容量+各種追加機能の有料版みたいな感じになりそうな気がします。

また、iLife ’11の構成アプリの内、iWebだけがアップデートされていませんので、このタイミングでiCroudの機能として仕切り直す可能性が高いのではないかと。iWebのようにローカル環境にWebサイトのファイル一式を作ってからアップデートするオールドスタイルでは不便ですよね。せめて出先でもiPhoneでエントリをUPできるようでないと。他所のサービスはとっくにそうなっているのですし。

さて、個人的なことを言うと、このFROGFISH.JPというサイトは先日無料版のWordpress.comからロリポップのレンタルサーバに引っ越して再スタートさせたばかり。ロリポップに不満はないのですが、初期費用と年会費で5,000円弱かかります。そしてもしiCroudがより安価でApple的で引っ越しも可能だったなら私は絶対に引っ越したくなります。だとすると5,000円は惜しい。

幸いまだロリポップの無料お試し期間中なので、ここはいったん解約してから申し込み直して無料お試し期間を延長し、もしiCroudが役不足だったならロリポップと本契約という作戦を取ろうかな。

Excel依存症

世の中には書類なら何でもExcelで済ませようとする困った人たちがいますよね。Excelは適した用途には便利ですが(決して使いやすいとは思わないけど)、そうでない用途に使われていて付き合わされると辟易することになります。

前にも書きましたが、旅行申込書をExcelで記入させる旅行代理店は最低です。

この場合のExcelの難点は主に以下の通り。

  • わざわざ予約番号、旅行先、発着地などを書かなければならない
  • 文字が変換されかねない
  • 未記入のチェックが効かない

さらに、Excelファイルには以下の文言が。

原則として印刷して弊社にご返送下さい。但しメールでのご送信をご希望される場合は、
内容を漏れなくご入力いただいたのち、ファイルパスワードをかけてご返信ください。
パスワードは別途担当宛にお電話いただくか、別メールにてお送り下さい」

何だかなあ。どれだけ利用客に手間を掛けさせれば気が済むんだ…。