iPhoneをデュアルSIMにする意味はあるか?

先日、テレビ東京のワールドビジネスサテライトでスマホのデュアルSIMの話をしていました。確かに自分のケータイと会社支給のケータイを2台持ちするのは面倒。片方がバッテリー切れしたら、結局は生きている方を使ってしまうだろうし。

よって1台で2枚のSIMを使えれば便利です。そこでネットで「デュアルSIM iPhone」と検索するとこちらのアイテムがヒットしました。

デュアルSIMキット iPhone5/5C/5S/6/6Plu
デュアルSIMキット iPhone5/5C/5S/6/6Plu

販売元のあきばおーによると「ドコモ ソフトバンク auに対応」とあって紛らわしいけど、もちろんSIMロックフリー版のiPhoneでなければキャリアをまたがったSIMの利用はできません。つまりソフトバンク版iPhoneならソフトバンクのSIMを2枚、au版iPhoneならauを2枚という組み合わせであれば、自分用と会社支給の両方の番号が使えるようになるってことですね。ドコモ版iPhoneならドコモのSIMもしくはドコモ系格安SIMの組み合わせが使えるけど。

その点、私のiPhoneはSIMロックフリー版なので次回フィリピンに行く際に買って行くのも良いかもしれません。IIJみおふぉんのSIMと現地SIMを切り替えて使うと。

ただし、2枚のSIMはOSの設定で切り替える方式なので同時利用は不可。現地SIMで使っている内はIIJみおふぉんSIMでの着信は受けられません。

ということで、もし海外滞在中に日本からは掛かってこない、もしくは無視して構わないと思えるなら単純にSIMを差し替えて使えばいい話。そして海外滞在中にも日本からの着信があるなら、別途現地用のスマホを用意する方がよさそうです。

さらばソフトバンク

ソフトバンクのお父さんホークスが優勝した日に何ですが、昨日、ソフトバンクとの携帯電話の契約を辞めました。理由はもちろん利用料。普段あまり通話しない者にとっては月々の利用料金が高いからです。まあauもドコモも似たり寄ったりだけど。

ビックカメラのいくつかの店舗では、いわゆる格安SIMの「BIC SIM」(IIJ)に即日MNP転出できるのですが、そのためにはMNP転出の予約番号を自身で取っておく必要があります。

そこでソフトバンクの所定の番号に電話。オペレータとのやり取りはこうでした。以下「オ:」はオペレータです。

オ:「どちらに転出でしょうか?」
私:「IIJです」
オ:「ソフトバンクとの契約を続けられるおつもりはないでしょうか?」
私:「いいえ。普段通話しない人向けの安い料金プランが出ない限り、転出後も戻りません」

オ:「料金がお安くなるプランもご用意しておりますが…」

私:「でもソフトバンクだと最低でも月々7〜8千円はかかりますよね」

オ:「ちなみにIIJの料金はおいくらと聞いていますか?」

私:「せいぜい2〜3千円です」

オ:「ソフトバンクでも月々3千円台に収まるプランがありますが」

私:「それってデータ通信量によっては跳ね上がりますよね?」

そう。「パケットし放題フラット(5,700円/月)」ではなく「パケットし放題」なら2,000円〜/月だけどデータ通信量が5MBを超えると従量制で課金され、15.5MBを超えたら6,200円の天井に張り付いてしまいます。5MBはもちろん15.5MBもあっという間だから罠みたいな料金プラン。そんな手には引っかかりません。

パケットし放題
パケットし放題 パケットし放題がこの図の青線と青字の通りの従量制なら良心的だと思うけど。 緑の線の実際の縮尺は5MBから15.5MBの間はほとんど垂直だし…

オ:「ヨガタ様は当社の特別なお客様に認定されておりまして、機種変更に使える3万円分の割引き特典がございますが…」

そう言われてね。もうSIMフリー版のiPhone 6 Plusを買っちゃってるので、その金額には何の魅力もありません。「特別」ってのも「既存のiPhoneユーザ」ってだけだし。

で、そろそろ面倒くさくなったので、話を打ち切ることにしました。

私:「もう決めちゃったので」

そう言った後はオペレータもすんなり事を運んでくれ、電話を切ると即座に予約番号と注意事項のメールが届きました。

もっともオペレータ君はマニュアル通りの応対をしているだけのはずです。あわよくば思いとどまらせるように会話しろと指令が出ているのでしょう。iPhoneの取り扱いで最古参のソフトバンクはiPhonseユーザー数が多い分、そのMNP転出過多の危機にあるのだし。

私とて、もう少しソフトバンクの長期利用者優遇が手厚ければ残ったと思うのですがね。例えば、月々の利用料金から契約年数×100円を割引くとか。でもポイント還元率が僅かに上がるだけなら迷わず転出するってなものです。

まあ、IIJの1年縛りが終了するころに新しいお得な料金プランが出ていれば、また再転入するかもしれませんがね。

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SIMフリーiPhone6への買い換えを安く上げる秘技?

iPhone 6 & iPhone 6 Plus永江一石さんのblogでiPhone 6への移行を安く上げる秘技が公開されました。『【秘技】SIMフリーiPhone6への買い換えは「タダで機種変更キャンペーン」利用で!!』だそうな。

かいつまむとiPhone 6/6 PlusをApple Storeで購入し、手持ちのSoftBank版iPhone 5/5S/5Cを下取りに出してiPhone 6に機種変。機種変したiPhone 6のSIMをiPhone Plusで使い、余ったiPhone 6は適当に処分すれば、下取り額+iPhone 6の売却代金がキャッシュバックとなるというもの。

私の場合、iPhone 5(16GB)だから下取り額28,080円。iPhone 6をどのように売るかにもよるけど、友人に安く譲るにしても計6万円ぐらいにはなるかな。うん、良さそうな気がします。Apple Storeのロックフリー版iPhone 6(16GB)なら67,800円なので、1万円以下の負担で買えそうです。

でも、これをやると当然ながらSoftBankの契約が継続されてしまいます。ホワイトプランのままでも月々の利用料が約7,000円だから24ヶ月で約168,000円。もちろんSIMロックフリー版iPhone 6/6 Plusが手に入った上でその金額なら納得という人もおられましょうが、私には割高な気がします。格安SIMにすればSIMロックフリー版iPhone 6/6代 + 38,400円とかで済むわけだから。SoftBankへの中途解約料金を払っても、まだ数万円の差があります。

よって永江さんの論旨も「安く上げる」であり、誰だっでお得になるなんてことは書いていません。「条件に当てはまる人ならやらない手はない」てな感じの話ですね。

判断の分岐点は「格安SIMのサービスで満足できるか?」。できるなら素直に格安SIMに流れればいいし、大手キャリアのサービス水準が必要な人はこの方法で負担額を減らすのは大いにありです。期限は10月いっぱいだし。

ソフトバンクから逃げ出すタイミング

iPhone 6 & iPhone 6 PlusITmediaによると「iPhone 6登場で携帯大手3社のキャッシュバック合戦再燃か」だそうな。さもありなん。特にソフトバンクに関する「古い機種の契約者層が多く、草刈り場になりかねない」は確かにそう思います。iPhoneを使いたいがために渋々他者から転入してきた人たちの逆流もあるだろうし。

ここはキャッシュバック合戦ではなく大手三社で利用料の値下げ競争になってくれればあり難いけど、そうはならないでしょうね。値下げは利益を減らすし、地道に顧客満足度を上げるよりも見せ金をチラつかせて新規契約を勝ち取った方が手っ取り早いので。しかもそうやって獲得した新規の客は、以後キャッシュバックの原資を払う側になってくれると。

もっともキャッシュバックの原資が既存契約者の利用料に上乗せされているといったって一人当たりの額は僅かでしょうが、釈然としませんよね。長期契約者が冷遇されているような気がして。

もちろん望めば自分がキャッシュバックを受ける側に回ることもできるけど、そうすると転入先のキャリアに縛られて、向こう2年間また高い利用料を払い続けることに。ほんでもってそれには別の人へのキャッシュバック代金が上乗せされているわけです。

よってソフトバンク契約者に限らず、端末代の残債額が少なくて、かつキャリアのサービスに依存していない人ならば、さっさとMVNO系の格安SIMに転出した方がいいと思います。中途解約料金を払っても、ゆくゆくはその方が安上がりです。iPhoneにこだわらなければ本当に格安で済むようになるし。

てなわけで私は手持ちのiPhone 5に不満はないけど、格安SIMに乗り換えるためにSIMフリー機が必要なのでiPhone 6を買うつもりです。

ここで気になるのはソフトバンクからMNP転出するタイミング。私のiPhone 5は端末代の支払いがあと2回残っていますが月々割の方は一ヶ月早く始まったので今月分で終了です。ということは、どうせ最後の1回分は払うのだから、さっさと解約しても良かろうと。

ただし、ソフトバンクのサイトで月々割の要件を確認してみると、期間中に契約変更したときは適用が前月までで終了するらしいですね。私の契約の締め日は月末(契約者によって違うらしい)なので、今月中に解約したら今月分の機種代金の相殺がなくなるみたい。まあ2千円ちょっとだけど。だったら10月1日にMNP転出するのが良いかな。

と思ったものの、ふと気になって調べたら、別のページにこんな記載もありました。

日割り計算されないサービス:パケット定額サービス(フラット定額)

私はこの「パケット定額」に該当します。てことは締め日をまたいでしまうと無条件に次の5,2005,700円が発生するのか。10月1日の解約でも10月分の定額サービス代が引かれてしまうわけだ。

だったらやっはり月内にMNP転出するのが懸命ですね。iPhone 6が今月中に入手できれば今月末、10月以降になるならその月末にMNP転出するのがベストなタイミングかと思います。

ちなみに今日12日18時の時点でAppleのオンラインストアを確認したら出荷が「3〜4週、10月8日」となっていました。モデルや色によるのかもしれないけど、そうなら10月いっぱいはソフトバンクかな。まあそれもいいでしょう。SIMロックフリー版iPhoneは手持ちのiPhone 5のソフトバンクSIMを入れればその日から使えるはずだし。

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iPhone6の一番の注目点

iphone-5s-hero-l-201311いよいよ今日(日本時間では明日の未明)、iPhne 6が発表になります。

噂では大画面モデルが追加され、遂にNFCが載りそうです。NFC、日本と一部の国以外ではまだ普及してないらしいけど、だとしてもポテンシャルの意味でAndroidに差をつけられっぱなしではまずいので、そろそろ頃合いでしょうね。載せてしまえば海外でもおサイフ以外の用途が広がるかもしれないし。

でも私の注目点はそこではなく、こんな感じ。

  • 遠からずソフトバンクが新しい料金体系を提示してくるか?
  • アップルストアでの販売価格

私のiPhone 5の分割払いは来月で終わるので、スペックがどうであれiPhone 6に乗り換えるつもりです。

ただし時期は未定。というのも私の2年縛りの更新月は来年8月。その前に解約すると10,260円の中途解約料金が発生するため、ソフトバンクが近いうちに「ほとんど通話しない人向けの料金プラン(5,000円以下に収まるような)」を打ち出してくれば、それまではiPhone 5の契約を続けようと。

でも、それが近々発表されなければ、中途解約料金を払ってでもさっさとソフトバンクとの契約を止めた方がお得。アップルストアでSIMフリー版のiPhoneを買い、IIJとかのMVNO系SIMに転出すると初期費用こそかかるものの1年半ほどで元が取れ、以降の利用料は断然お安くなるので。

ほんでもってiPhone 6を買ったら壊れるまで何年でもそれを使い倒すつもりです。今のiPhone 5だって性能的には何ら不満もないし、キャリアとの契約が切れれば2年ごとに新機種に乗り換える動機は無くなるから。

ただし、一つ気になるのが為替の行方。今日の時点で1ドル106円台前半。日米の状況を見ると今後も対ドルでは円安基調が続くでしょう。新たに米国絡みの戦争が起きたり影響力の大きな紛争地域の情勢が悪化すれば話は別ですが。

ほんでもって12月に消費税率のアップが確定すれば、さらなる円安が進む可能性だってあります。もちろん税率を上げない弊害もあるけど、負担増への耐性や回復力が弱っているときの増税で景気の腰が折れれば、やはり円売りの材料にはなるだろうから。今時円が安くなっても輸出は伸びないのだし。

もしドル円が10円も下がればApple製品の換算レートが変わって、iPhoneの販売価格もある日突然1割ぐらい上がりかねません。ならば円安が進まないうちに買うべきでしょうね。

まあ来月にも円が暴落なんでことはないと思うので、とりあえず明日の発表、そして向こう1週間(あるいはアップルストアへの注文が確定し、キャンセルできなくなるまでの)ぐらいの内にソフトバンクが新料金プランを発表するかを見守ります。

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