怪しいFacebookアプリ

先日、Facebookに友達登録している人からアプリの承諾リクエストがきました。「あなたは、どのようなペット?」という、よくあるたわいもないもの。まずアイコンがアングリーバードという点からして怪しいのですが、まあ大きな問題は起こらんだろうと踏んで承認しました。

Facebookアプリの承認リクエスト

が、アプリのサービスに進むかと思いきや、App StoreのこれまたチンケなiOSアプリのダウンロードページにジャンプします。どうやらiPadのSafariで動かすとそのような挙動をするように仕組まれていたようです。

怪しいアプリ

当然怪しいと思いつつも無料ならばと冷やかしにダウンロード。iOSアプリは一応Appleの審査を通っているので、ある程度安心感があります。アプリを起動してみると、案の定どこかで見たような写真を表示するだけのショボいアプリ。例えば作り物の宇宙人たちが楽しげに円卓を囲んでる写真とか。おそらく昔からあるその手の雑誌をスキャンしただけ、きっと著作権なんかもクリアされていないんじゃないかな。

ちなみに改めてMacで承認すると、こちらではペット診断に進みました。

ネザーランドドワーフ
わーはウサギかいや。ちとかわいすぎるば

これって何なんでしょうかね。Facebookを起点として強引に詐欺サイトに誘導したりマルウエアを配布する実験かな。もはやパソコンよりもスマホやタブレットがもてはやされる時代だし。世界中でFacebookが爆発的に普及したため大勢の人が「これを使って何かやらかしてやろう」と考えているわけで、その手のものが横行しつつあるか、既にそうなっていても不思議ではないです。原則実名登録制にも抜け道はいろいろとあるのでしょうし。

真相はともかく、私にはFacebookもそろそろ勢いを失う頃合いではないかと思えてなりません。日本でもここ1年ぐらいで企業のページが一気に増えましたが、どうせ裏で電通あたりが扇動しているのでしょう。クライアントに「今やFacebookの時代ですよ。ここに宣伝費を使いましょう」てなもんで。至って普通の流れですが、今のこのFacebook人気もそうとう下駄を履かせた部分があるはずです。

とはいえ日本でもmixiがある程度浸透した例があるし(もはや劣勢だけど)、FacebookがかつてのSecond Lifeのように急速に廃れるようなことにはならないでしょう。でも、商業色が強まれば強まるほど人々の使い方は純粋な方向に戻っていきます。”友達”との交流ですね。テレビのCMみたいなもので、それ自体も楽しめなくはないけど本来は余計なもの。多くの人が録画してスキップするわけです。企業側が有効な宣伝媒体だと思えば思うほど一般のユーザーはウンザリして逃げて行くと。

Facebookのスポンサー広告折しもGoogleの新しいプライバシーポリシーが世界中で物議をかもしていますが、Facebookにも似た側面があります。それこそGoogleでキーワード検索したときならともかく、近況にダイビングのネタを書いたらすかさず「ダイバーズローン」の広告が掲載されたりするのもどこか気持ち悪いですよね。会話を盗聴、解析されているようで。機械的にやってるのでしょうけど、それでも収集されれば行動や指向をそっくり把握されてしまうわけです。

よってこの先はFacebookも「年間2ドル払えば一切の広告が表示されません。アクセス履歴や自分がつけた”いいね!”も解析材料にはさせません」みたいな方向に進むのではないかと思います。実際それを売りにした新手のSNSも登場してますし。

今だと仕掛け好きの人は「Facebookををコアエンジンにしたビジネスモデル」なんてのを考えがちですが、その目論見はあっさり崩れ去る日はそう遠くないんじゃないかと思います。広報手段以上のことをやろうとするとかえってユーザーとの距離が開き、「Facebookは大勢が使っているはずなんだけど、どうも期待したほど収益に結びつかないなぁ」と気づくときが。Facebookでの物販も一部では始まっているけど、あちこちのFacebookページ内にショッピングカートを見かけるようになったら終わりの始まりじゃないでしょうかね。

機内預け手荷物23kgルールの謎

昨年11月、フィリピン航空の機内預け手荷物の重量制限が23Kg × 2個に変更されました。それまでは20kg、有償(年々値上がりしていて今や年会費12,500円)のスポーツプラス会員になっていれば+20Kgの計40kgまでだったのですが、もはやスポーツプラスは要らない気がします。成田および名古屋発着便に限っての話ですけど。

でも総重量は緩和されたものの荷物一個当たり23Kg以内というルールは厳格に適用されています。超過料金は一万円です。合計46kgまでOKなら30Kgのプロテックスぐらい許されて良さそうなものですが、そうではないそうな。

でも理由を聞くと納得。一個あたりの重量が重いとバックヤードでコンテナに積む係の人が腰を痛めやすくなるとのこと。23Kgは「まあまあ無難な重さの上限」ということらしいです。なるほどね。

ってことは成田と名古屋には大型の飛行機が就航していて、積載するコンテナの背も高いのかな。荷物を高く積む機会が多いと。正確なところは解りませんが。

まあそういうことなので、ダイビング機材一式を持ってフィリピンに出向くときは預け荷物は二つに別けられるようにして行きましょう。ホテルの敷地内にあるようなダイビングサービスを利用するときはメッシュバッグは要らなかったりしますが、持って行くと最後の最後に役に立ってくれます。

レギュレーターのオーバーホールを拒否されてしまった

次の海までに日があるのでレギュレータをオーバーホールに出そうと思い立ちました。

馴染みのショップにセットを持ち込んでオーバーホールを依頼したところ、イントラのスタッフが一目見るなり「これ、出さん方がいいです」と。いや「本当に出しますか?」だったかな。

まあ確かに私のレギュセットは今年の夏で丸20年を迎える代物。前回のオーバーホールからも100本以上潜ってるし、消耗品のホース類の他にもあちこち部品が交換さてしまうのは必至。そのイントラの見立てではオーバーホール代が4〜5万円は下らないだろうと。さすがに今回ばかりは新しい機材を買わせたい営業トークとも思えません。

私のレギュレータとファーストステージ
私のレギュレータとファーストステージ 私の”20年モノ”のレギュレータとファーストステージ
私のAIR2
同じく”20年モノ”のAIR2

ひとまず見積もりが欲しいところですが、そのためには機材をバラす必要があるので基本工賃が発生してしまいます。その上でオーバーホールをやめれば丸損です。

それにオーバーホールに出しても老朽機材が新品同様になるわけではないので、やはり買い替えた方がいいのでしょう。約20年間使えたので御役御免、引退させてあげましょうかね。

ならば次のレギュセットは何にしよう。20年前は「マレス以外だと深場ではエアーがマックシェイクみたい」と言われていたものですが、おそらく他メーカーもとっくに改良して問題ないレベルに達しているはず。ひょっとしたら劇的に吸いやすくなるかも。まあ、ゆっくり考えることにします。

ダイビングできる水族館

先週末、帰省ついでに福岡の海ノ中道マリンワールドに寄ってみました。知る人ぞ知るスキューバダイビングができる水族館です。私は潜りはしませんでしたが。

パノラマ大水槽にはハンマーヘッドシャークなんかもいて海ではあり得ない魚影の濃さ、密度なわけですが、だからって潜って楽しいかどうかは…。当然ながら人工的な閉鎖空間っぷりといったら恩納村や波左間の生け簀の比ではありませんし。それでも記念ダイブ向けの本数調整なんかに使う人もいるようです。

ああ、水槽内に入ってしまうと自身も展示物になって遠足の園児たちに指を差されて笑われちゃうのか…。

パノラマ大水槽
パノラマ大水槽 こちらはスタッフによる魚解説の1コマ。 シャッタースピードが下がるので、コンデジだとこんな絵になっちゃいますね

飼われている魚の気分が味わいたい人はぜひどうぞ。

お得にセブに行こうじゃないか

グレイト・マイルズ・ゲッタウェイ 2012のバナーフィリピン航空が『グレイト・マイルズ・ゲッタウェイ 2012』を発表しました。大ざっぱに言うと通常20,000マイル必要な成田⇔セブが10,000マイル(ビジネスクラスは17,500マイル)で行かれるキャンペーンです。

私のマイル残高は16,012。十分足りてます。ちなみに成田⇔セブ便の往復で獲得できるマイルは4,048。あと1回行かないとダメなところが、このキャンペーンだと1回行っても6,000マイルが残ります。現地で使うダイビングサービスは決まっているし、ホテルにはいくらでも選択肢があるので、これで行かない手はないですね。

おそらく燃油代と手数料でプラス20,000円ほどかかると思いますが、普通に航空券を買えば計6.5万円〜なので、やはりお得です。

ならばあとは日程のチョイス。キャンペーンには除外日があり、それを除くとこんな感じ。8/9〜16は帰国便のみ利用可能です。お盆休みで日本から行く人はお金を払えってことですね。

グレイト・マイルズ・ゲッタウェイ 2012の設定カレンダー

難しいなあ。6月と7月にはすでに約束があるので。行かれるとすれば8月の第1週目もしくは月末以降か。

セブは言わずとしれたマクロの海(よく考えたらそうとも言い切れないですね)。行きたい人もいるだろうから、とりあえず誰か誘って都合をすり合わせてみようかな。