サウスレイテへの長い道

サウスレイテに行くには、マニラから国内線でタクロバン空港に飛ぶ必要があります。

私の場合、朝5時過ぎに家を出発し、7:40分頃に成田空港に到着。9:30のフィリピン航空でマニラに向かい、着いたときは14時を過ぎていました。定刻より40分ほども到着が遅れた理由は「向かい風が強くて」とのこと。しょーもない遅刻の言い訳みたいだ…。

フィリピン航空の機内食
フィリピン航空の機内食。相変わらずの内容だ…

さらにはマニラでのイミグレーションと荷物の受け取りに30分ほどかかり、外の空気を吸えたのが14:45ごろ。

さて、マニラ空港には4つのターミナルがあります。フィリピン航空は国際線、国内線ともに第2ターミナル。国際線の出口ではセブからの国内線組の面々が待ち構えていたので合流。

各ターミナル間に鉄道やシャトルバスのように気の利いたものはないので、あらかじめ手配していた車で第1ターミナルに移動してJAL到着組の2人をピックアップし、LCC専用の第3ターミナルに。

16:10発のAirPhill Express(エアーピルエキスプレス)のチェックインを済ませたのが15:30頃。日本のLCCだととっくに締め切られているタイミングですが、そこはフィリピンだから。

そうしてタクロバンに着いたのが17:30頃。そこから車で3時間半ほど走り、21:40に目的地のSogod Bay Scuba Resortに到着。

まあマニラでのトランジットは慌ただしかったけど、2年前のレイテ島の幹線道路が洪水で冠水しててリゾートへの到着が夜中の1時頃になったときと比べれば順調すぎるぐらいでしたね。

ただし、厨房の稼働は21時までらしくリゾートの食事はとれなかったけど、お土産として持って行った変わり種のご当地ランチパックが軽食代わりになってくれました。

恨み節?

KONAMI SPORTS CLUBいよいよ今月いっぱいでコナミスポーツのダイビング事業が終了してしまいます。いやぁもったいない。

漏れ伝わってきたところでは、昨年11月に同社が事業を畳むと発表して以降、いくつもの企業から「買いたい」「譲り受けたい」と打診があったそうな。当然ですよね。そこそこ利益も見込める業界で、いきなりトップになれる繊細千歳一隅のチャンスなのだから。

でも、条件的に良い話も含めてコナミ側が全て断ったそうで。それほどダイビング業界と関わるのが嫌で、ひいては旅行・観光業界にダメージを与えてでも手を引きたかったのでしょうかね。

そういや、かつてエグザスを買収した際にも、コナミはゴルフとダイビングの事業は要らないと言っていたのだっけ…。

ひょっとしてコナミは社内に内村航平や山室光史を擁することもあり、オリンピック重視路線でいくつもりなのかな。ならば確かにダイビングは蚊帳の外だけど、2020年のオリンピック招致は東京はもはや落選が濃厚です。まあ、柔道連の致命的な問題が発覚したのは最近だから、ダイビング廃業を決めた頃はまだ招致に望みもあった(むしろ最有望視されていた)わけだけど。

いまだに柔道連盟を訴えた15人に名前の開示を求める声があるけど、それって強姦被害に遭って心身ともに傷を負った女性に「訴えるならセカンドレイプも覚悟しろ」と言うようなもの。そんなことをすればマスコミの餌食になって好奇の目に晒され、かつ様々な方面から圧力がかかることが解りきっているわけです。なにしろ彼女らを黙らせれば利権にありつける業者や保身に繋がる要人も少なからずいるはずだから。

そもそも柔道連盟は15人が誰なのかを把握しているはずだし、事がおおやけになった時点で園田監督らがまともに弁明できなかったのだから、そこでもうアウト。彼女らには何ら非がない話なんだよ。ここで名前を出す必要など微塵もない。

だいたい告発がこんな時期になったのも、柔道連盟が封殺しようとして事態がこじれたからじゃなか。

ともかく、さっさと国を挙げた実態調査と厳正な対処、再発防止策なんかを発表して行動しないと、本当にオリンピックの候補地選考から除外されてしまいますよ。しかも2020年に限らず、その先も…。

それにしてもコナミ、なんて不可解な経営判断をする会社なのだろう。競争上断然優位にある儲かる事業を切り捨てて、新規参入組に侵食されてジリ貧化が必至の事業に望みを賭けようとしているのだから。

たとえば先日もコナミのパラオツアーから帰ってきたシニアのマダム2人がお店を訪れて、現地オプション代(追加の5ダイブ&魚釣りの代金)の6万円をポンと払っていきました。

そのツアーは5日間ながら代金が30万円弱の設定だったのでトータル35万円を超える出費(もちろん夜の飲み食い代は除いて)。パラオ5日間で35万円は私の感覚ではほとんど「倍額」なわけですが、気にかけるそぶりも無く「次はグアムね」などと話していましたね。

さらには同じパラオツアーに行った別のシニアご夫妻も来店して、これまたオプション代とグアムツアー代とパーティ代やらを二人分で、しめて50万円一括で払って行かれました。

お金と時間に余裕がある人はそうなのかも知れません。彼女らにしてみれば出費の額うんぬんよりも馴染みのインストラクターが海外まで同行し、あれこれ面倒を見てくれることが重要なのでしょう。

そう、これですよね。もはやネットで価格や条件を存分に比較できるのだから、代わりが利く商品にはどれだけ付加価値を乗っけられるかが商売の重要な鍵。さもないと値下げ競争に巻き込まれてしまいます。

それてもってコナミスポーツのダイビング事業は、彼女らのような上客を多数抱えているというのに、みすみす手放そうとしているわけです。

一方でコナミスポーツは近年台頭してきた小規模フィットネスクラブや街のヨガスタジオとの競争に晒されています。古い店舗は老朽化も激しいし、大型の建物を擁する会費の高い総合フィットネス店舗では細分化する顧客のニーズに応えられず、この先も容赦なく切り崩されていくでしょう。

よって、ダイビングの廃業を決めたとされる現在の経営トップも、そう遠からず身を退くことになろうかと。

そうなれば、経営テコ入れのために定番フィットネス以外の事業展開が必要になってきます。だったら、さしあたりダイビング事業は有力候補。なにしろ物販(しかも1人当たり数十万円単位)と旅行業(イントラ同行で単価も上げられる)がセットなので、大手がやれば確実に利益が出せるのだから。これに匹敵するほどお金を動かせる他のスポーツ、レジャーはちょっと思いつきません。せっかくのダイビングプールを干上がらせておくのも馬鹿馬鹿しいし。

うん、コナミスポーツのダイビングは今月いっぱいで一旦はなくなってしまうけど、案外、1〜2年後ぐらいには違う看板でも掲げてあっさり復活するかも知れませんね。そうなることに期待しましょう。

Wi-Ho!(ワイホー)

旅行のクチコミサイト フォートラベルから海外で使える定額制Wi-Fiルーターレンタル「Wi-Ho!(ワイホー)」の案内メールが来ました。

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おう、これがあれば、外国でも地図アプリで現在位置をトレースできますね。

どうやら韓国や中国、それに私がよく行くフィリピンを含む東南アジア11カ国ではで700円/日の定額で使えるとのこと。

グアム・サイパンは欧米と同じく1,000円。残念ながらパラオはサービスがないようです。まあ、パラオはソフトバンクの海外パケットし放題も適用外だから。

その海外パケットし放題だと、ちょっとしたケータイメールのやり取りだけでもすぐに従量制リミットを超える()ため、実質2,980円/日固定のようなもの。それが700円(任意の保証金315円)/日ならお得です。

多分、ローミングをONにしている間は裏で各種アプリが容赦なくデータを取りにいくのだと思います。
とは言え、ローミングをOFFにするとメールをリアルタイムに取れないし…。

なお、申し込みは事前にWebで行い、受け取りは出発空港にて。支払いは返却後だそうな。

気になるのは返却。例えば返却場所が到着フロアと違ったり、帰りのリムジンバスの時間が迫っていたりすると厄介ですが、どうやら翌日に宅配便(着払い)で返せば良いとのこと。ならば安心か。

ものは試し。3月のサウスレイテで使ってみようかな。

セブ行きにはスポーツプラスはいらない

昨年末、自宅最寄り駅のマクドナルドが閉店して、入れ代わりに近々ファミリーマートがオープンするそうな。ちとラッキー。今まで帰り道にはスリーエフが2軒しかなかったから。マクド、よくぞ潰れてくれたってなもんです。やっぱコンビニの方が便利だし。

再来週、ちょっとだけ馴染みのダイビング仲間がコナミスポーツのセブツアーに参加します。なにしろコナミのダイビング事業もあと2ヶ月足らずでお終いだからなぁ。

でも、彼女の話を聞いていると気になることが。「重量制限の緩和のために、ナントカって会費を払ってぇ…」だと。でも、成田発着のエコノミークラスの重量制限が20kgで、荷物の多いダイバーだとスポーツプラス(年会費12,500円で+15kgの追加重量枠加算)への加入が必要だったのは1年以上も前の話です。

ひょっとして実際はセブではなく隣のボホールあたりに渡るのかとも思ったけど、聞くと往路が成田→セブ、復路もセブ→マニラ→成田だそうな。だったら往復とも23kgが2個までOKなのでスポーツプラスの加入は不要です。

どうやらツアーの引率は古参ののインストラクター。なるほど、かつてセブに行った時のまま情報がアップデートされていないのでしょう。 もちろん私が最後に行った昨年12月前以降に再改定されたという話も聞かれません。

フィリピン航空のお知らせ
フィリピン航空のホームページのお知らせはなぜか命令口調

というわけでフィリピンのリピーターダイバーの勤めとして、昨日の夕方、人伝てにツアーリーダーに事情を教えてあげたけど、参加者各人のスポーツプラスの加入キャンセル、間に合うかなぁ。出発が10日後だから、もうみんな手続き取っちゃってるかも。

今回はイントラが二人同行するらしいからゲストは12人ぐらいか。仮に14人全員がスポーツプラスに加入したら合計で175,000円もの丸損になってしまうのだけど…。

JetStarの5円航空券

昨日15時過ぎ、JetStarから「国内の新規就航路線の航空券を5円で売り出す」というメールが届きました。

JetStarのキャンペーン

新たな路線の内、私が魅かれたのは成田⇄鹿児島。なにしろ今年は鹿児島に潜りに行きたいと考えていたもので。

よって18時からの売り出しに「復路のみを確保する」という作戦で挑みました。どうせ期間中の全便が対象ではないし、たとえ5円でも往復の朝6時発の便では厳しいので、帰りだけ5円で買えれば行きは通常料金でも良いと。

でも、結果は撃沈。せっかくの作戦も実らず。さすがになかなか繋がらないし、開始15分後には「5円なのは5/31(金)成田着の便のみ」という状態だったような…。

まあ、通常料金でも往復13,000円程度だし、それで行っても良いやな。

それにしても、多少のリスクや不便はあるにしても、LCCがさらに普及してきたら旅費の金銭感覚も変わってきそうです。ともするとJAL・ANAのマイレージを溜める意欲も薄れていくのかも。